江戸川教育文化センター

「教育」を中心に社会・政治・文化等の問題を研究実践するとともに、センター内外の人々と広く自由に交流するひろば

イスラエルを許せない…

2024-04-03 | 随想
イスラエルによるパレスチナのガザ地区攻撃は、どんな理由を付けても決して許すべきものではない。

今、ガザの人々はイスラエル軍による殺戮の恐怖はもとより、餓死の危機に直面している。

一度はアメリカ等と歩調を合わせて「国連パレスチナ難民救済事業機関」(UNRWA)への資金拠出を中止していた日本政府だが、さすがにこの状況にあって政府は拠出再開を表明した。

これはUNRWAのラザリーニ事務局長が訪日して上川陽子外相と会談した事の意味もあるが、アメリカ、ドイツ、イタリア、フランス等日本を含めた「西側諸国」が拠出を中止する中で、ノルウェーは「我々は何百万人もの人々を集団的に罰するべきではない」として拠出を継続していたことを考えると、遅きに失した感が強い。

それでも23年度の補正予算で決まった53億円を追加支出することが決定したことにはひとまずホッとする…。


ところが、ところがである。
この機に及んでもイスラエル軍のガザ攻撃は一向に止める兆しがないばかりか、4月1日には食料支援団体「ワールド・セントラル・キッチン」の車両が攻撃を受けてメンバー7人が死亡したという。

さすがにイスラエルのネタニヤフ首相も「ガザで非武装の人々を意図せず攻撃する悲劇があった」と述べたというが、非戦闘地域を車で移動中の際の攻撃であることから、既にイスラエルには戦闘のルールも何もあったものではなく、パレスチナをどんな形でも支援する者は攻撃対象なのだろう。


アメリカをはじめとするイスラエル支援国家は、もうこれ以上のイスラエル「支援」は許されないことを自覚すべきだ。
イスラエル軍による攻撃をやめさせることができなければ、即イスラエル支援となる現実を直視すべきだ。

柔らかい形での意見表明など、単なる免罪符に過ぎない。
さらに沈黙は最大の罪である。



<イスラエルの蛮行を許せない力無い一市民の嘆き>

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