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お祭りの考察

2012-10-21 14:35:02 | Weblog
昨日に引き続き、今日も朝から好天気に恵まれたので、市主催のお祭りに行ってきた。
自転車で20分ばかりのところなので、加齢の進んだ私には丁度手頃な暇つぶしである。
で、昨日と同じように庁舎内の舞台で、幼児のダンスを見たが、本日はフラダンスが演じられていた。
それをしばらく見て市民会館の方に行ってみると、ここでもダンスをしていたが、どういうわけかここでもフラダンスであった。
フラダンスも良いけれども、幼気ない子供に大人と同じことをさせるのはどうにも感心できない。
小さな子供にも大人と同じことをさせて、家族だけで楽しんでいるだけならば、それはそれで頬笑えましい光景であるが、それを公衆の面前させるとなると、大人の側の企画者のセンスというか、倫理観というか、文化・教養の度合いの問題に帰するように思えてならない。
幼稚園児に着せ替え人形の服を着せて、人前で芸をさせるということは、ペットの犬やサルに芸をさせるようなもので、犬やサルの芸ならば笑って見ておれるが、人の子ともなるとそうはいかない。
この感覚、このニュアンスが理解できない大人が、こういう企画を考えているに違いなく、自分の子や孫が可愛い事は判るが、それが見世物になっていることの不合理さに鈍感になっているということだ。
ハワイアンならば動きも優雅で、のんびりとしたものだから、さほど違和感はないが、これがその後に演じられたチア・ダンスとなると音楽もヘビーメタになってくるわけで、あの音楽で幼稚園児に大人と同じことさせる神経は、私には理解しかねる。
たかがお祭りの余興の出し物で、アマチュアの自己顕示の場とはいえ、小さな幼子をペット並みに扱って喜ぶ大人の神経が不可解である。
私も長く生き過ぎたというほどでもないが、お祭りを見ながら文化を考えた。
昨日見たフラメンコはスペインの踊りであって、今日のフラダンスは言うまでもなくハワイの踊りである。
日本にはフラメンコもフラダンスも同時に存在している点が何とも不可解に思える。
ならばスペインに日本の「ドジョウ掬い」や八木節、五木の子守歌、津軽三味線があるであろうか。
ハワイにも同じことがありうるであろうか。
日本には世界のマイナーな踊りや音楽が数えきれないほど入ってきているが、日本の文化はそれと同じだけ世界に進出しているのであろうか。
スペイン人が日本の「ドジョウ掬い」を演じたらどうなるのであろう。
ブラジルのカーニバルに日本の阿波踊りの連が出演したらどうなるのであろう。
イタリア人が八木節を演じたらきっといい演奏ができるような気がする。



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1 コメント

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Unknown (黒羊)
2012-10-22 18:05:13
はじめまして。

ハワイやブラジルでは盆踊りが行われていますよ。
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