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モデムを認識

2009-08-08 22:43:32 | Linux
ThinkPad R50に搭載されているモデム(Windows上ではAgere Systems AC'97)がLinux (Fedora 11)上で動いてくれることを確認した.

このPCに搭載されているモデムは所謂Winmodemというものらしく,ただLinuxをインストールしただけの状態では,ネットワークデバイスとして認識している様子がない.将来的にはこのマシンにHylafaxなどを入れてFAXサーバとして動かしたいので,何とかモデムが使える状態にしなければならない.ダメならダメで,外付けのモデムを手配する必要が出てくる.

Linmodem (Linux上で動くWinmodemのことだそうだ)について,私は何も分かっていないので,
A Linmodems support page
などといったサイトを参考にした.いまどきモデムなど使おうという人は少ないようで,Linmodemに関連したサイトで活気のありそうなところは数えるほどしかない.

上のサイトで提供されているユーティリティソフト"scanModem"を使用することにより,自分のマシンにどのようなモデムが搭載されているのか,どんなドライバをインストールすればよいのかを知ることができる.このscanModemが吐き出すファイルの一つ"ModemData.txt"を見ると,私のマシンには"slmodemd"をインストールするのが良さそうであることがわかった.これは上のサイトにも置いてあるが,Fedora 11の場合,パッケージマネージャを使ってインストールすることも可能である.

とりあえず
# slmodemd --alsa
としてslmodemdを走らせると
SmartLink Soft Modem: version 2.9.11 Mar 30 2009 02:58:28
symbolic link `/dev/ttySL0' -> `/dev/pts/2' created.
modem `modem:1' created. TTY is `/dev/pts/2'
Modem device: `/dev/ttySL0'
のようなメッセージが出て,このモデムが/dev/ttySL0にあるらしいことが分かる.このモデムが使えるか確認するためにはminicomなるものを使う.
# minicom -s
と打ち込んで,「シリアルポート」を選択し,"A"を押して「シリアルデバイス」選択し,現在表示されているデバイス名をバックスペースで全部消し,"/dev/ttySL0"と書き換え,Enterで入力し,Escで抜ける.次に「"dfl"に設定を保存」とし,さらに「終了」を選択するとモデムが初期化され
===
minicom へようこそ 2.3

オプション: I18n
コンパイルされた日時は: Feb 26 2009, 00:28:35.
Port /dev/ttySL0
CTRL-A Z を押すと、説明画面になります。

AT S7=45 S0=0 L1 V1 X4 &c1 E1 Q0
OK
===

といった表示が出る."AT"などと打ち込むと"OK"と返してくるので,これがモデムとして機能しているらしいことが分かる.
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