虚構の世界~昭和42年生まれの男の思い~

昭和42年生まれの男から見た人生の様々な交差点を綴っていきます

バレー素人監督物語

2017-10-13 16:39:24 | 小説
 

 時間軸をバレー部と初めて出会った頃に戻してみる。

 私の精一杯の強がりを彼女たちは察したのか、私に構うことなく練習を始めた。

 二人一組でお互いにパスをしていた。

 パスが終わると、またキャプテンが自分のところに来た。

 「次に何を練習すればいいですか?」
 「いつも通りの練習をしてください。」
 「前の先生は、ここからボールを出してくれました。」
 「今日はまずみんなの練習を見せてもらう。そこからまた練習メニューを考えてくるから。」


 ・・・練習メニュー、練習メニューっていったい何なんだ。私は内心イラついていた・・・・

 そして、早くも顧問になったことを後悔し始めている自分がいた。

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