新型インフルエンザ対策

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「2、3種の行動計画を」 インフル政府諮問対策委員長・尾身茂自治医大教授が提案

2009年05月30日 | 地方自治体の新型インフル対策
「2、3種の行動計画を」 インフル政府諮問対策委員長・尾身茂自治医大教授が提案
(5月30日 05:00)
 新型インフルエンザウイルスの発生から一カ月が過ぎた。政府の新型インフルエンザ対策本部専門家諮問委員会委員長の尾身茂・自治医大教授(59)が二十九日、下野新聞社の取材に「病原性の強、中、弱に応じた二、三種類の新たな行動計画を設けたい」と政府や世界保健機関(WHO)に今後提言する考えを明らかにした。

詳細は
SOON
http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/local/news/20090529/154165

尾身教授は「国内感染は終息しつつあるような意見もあるが時期尚早だ。流行の第二波が来月訪れる可能性もある。確かな事実は国内にウイルスはあるということ。知らず知らずのうちに地域で『静かな感染』が拡大することが怖い」と指摘。

当初つたえられた報道では、メキシコでは感染で死者が多数出ているということでした。日本の国も国民もかなり「毒性」の強いウイルスではないかと感じたのではないでしょうか。事実、メキシコでは多数の死者がでています。日本での感染では今のところ重症化したケースはほとんど無いようです。しかし今後もそうであるとは断定できないのではないかと思います。経済的ダメージを受けた地域や企業があるので、早く終息宣言をしてもらいたい気持ちは分かりますが、今後の感染拡大によってはこんな程度では済まない筈です。不正確な知識や情報のために無駄な損失を出さないためにも、これからもきちんとした対応をすべきですね。目先の損得のために「終息宣言」を早く出すようなことにこだわるのは問題です。また「弱毒性」ウイルスの怖さは、警戒心の薄れたところで、いつの間にか感染が拡大してしまっているということでしょう。ウイルスに感染の機会を自由に与えると、つまり増殖の機会が多いほど、変異の機会を与えることになるのではありませんか。
新型インフルエンザウイルスは世界中に感染拡大を続けています。世界中を多くの人が行き来していますから、それに伴ってウイルスは自由に行き来しています。メキシコやアメリカやカナダからに限らず、隣の韓国や中国やフィリピンやヴェトナムやタイやヨーロッパからも新型インフルエンザウイルスは入ってきます。ひょっとしてそのウイルスは若干の変異をしているかもしれませんね。季節性インフルエンザでも流行を終えたと思ったら、また流行したということは、今シーズンでも経験したではありませんか。新型インフルエンザはまだ不明のことが多いようですね。無用に恐れさすのではなく、無用に安心させるのではなく、今わかっていることをできるだけ正確にきちんと国民に県民に市民に伝えることが何より重要な対策であると思います。屋外を散歩するのにマスクは無用です。人ごみでないところを通勤するのにマスクは無用です。花粉症対策と新型インフルエンザ対策は違います。今、余裕の時間があるときを無策でやり過ごすのではなく、次の感染に備えて、周到な準備や対策や啓蒙をすることが大切なのではありませんか?
そのことが風評被害を抑えることにもなるはずです。



1 コメント

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Unknown (どころ)
2009-05-30 10:44:15
ブログ主さんは、冷静で、中立的で、説得力があって、うらやましいです。

良いブログだと思います。
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