私の四季彩記 

還暦を過ぎてからブログを始めました。
四季折々、日々の生活の中で見つけた小さな発見と感動の記録です。

復興元年岩手の旅(1)

2012-06-27 12:00:13 | 旅行記

「平泉ー仏国土(浄土)を表す建築、庭園及び考古学的遺跡群」として、世界文化遺産に登録されている、平泉の「中尊寺」と「毛越寺」を訪ねました。
当日は雨でしたが、「いわて復興元年キャンペーン」の最中、かなりの観光客で賑わっていました。
中尊寺
 本寺の中尊寺と山内17の支院からなる一山寺院。
 三千点以上の国宝、重要文化財があり、奥州藤原氏の栄華を今に伝えています。
金色堂
 中尊寺院の中にある国宝で、堂全体が金箔で覆われ、極楽浄土を現世に表しています。
 現存する唯一の創建遺構で、御本尊の阿弥陀如来を8体菩薩が取り巻き、内陣は螺鈿細工、蒔絵などの漆工芸や金が施されていて、当時の工芸技術の高さがしのばれました
 初代清衡、2代基衡、3代秀衡の御遺体と4代泰衡の首級が納められています。
       ”五月雨(さみだれ)の
             降り残してや光堂”
             (松尾芭蕉の句碑がありました)
毛越寺
 モウツウジと読みますが、モウオツジが変化したものだそうです。
 国の特別史跡、特別名勝の二重指定地で、創建時の伽藍焼失のため、広大な境内には礎石、土塁などが貴重な遺として保存されています。
 また、「大泉が池」を中心とする浄土庭園は、背景の塔山とに、浄土の世界を作り出しているとのことです。
 池庭の花菖蒲が見頃を迎えていて、一幅の絵を見ているようでした。

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金色堂覆い堂(金色堂は撮影禁止でした)

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毛越寺本堂

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浄土庭園

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浄土庭園 遣水

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浄土庭園 遣水

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浄土庭園 大泉が池
 
 
            
 

小江戸・川越”蔵の町”散策

2012-06-12 10:44:37 | 旅行記
毎年恒例、自治会のバス旅行に参加しました。
梅雨入り直後で雨をすりぬけての日程でしたが、散策中は陽ざしにも恵まれ、気温がどんどん上昇、なんと今年最高の暑さでした。
しかしバスは適温が保たれ、都心をぬけ外環自動車道から関越自動車道へと、たいした渋滞もなく快適に走りました。
途中、車中から見たスカイツリーが、ひときわ青空に映えて見えました。
そして、その昔ゴミの島といわれた「夢の島」は、今は緑の島に変わっていて、時の流れを感じました。
荒川河川敷では、野球やサッカーに興じる子供たち、ゴルフの打ちっぱなしを楽しむ人々、遊歩道では、半そで短パンでウォーキングする人など、思い思いに、初夏の柔らかな陽ざしをエンジョイする人たちの姿を目にしました。
バスは「川越市役所」隣の駐車場に入りました。
案内の方の解説を聞きながら、市内観光名所を見学しました。
時の鐘は、390年間にわたり時を刻んできた町のシンボルで、1日4回(6時、正午、15時、18時)今も美しい音色を響かせているとの事です。
残念ながら、私たちはその音色を聞く事はできませんでしたが、蔵造りの街並みを目にした時は、思わず声をあげそうでした。
蔵といえば、倉庫のようなものをイメージしていましたが、大きな店舗としての蔵が軒を連ねる様は、圧巻でした。
類焼を防ぐための耐火建築として築造されたものだそうですが、まさにその景観は江戸情緒あふれるもので、「重要伝統的建造物群保存地区」に選定されているとの事でした。
 ☆豪商・近江屋半右衛門が建てた大沢家住宅(国の重要文化財)
 ☆近代金融史のシンボル・埼玉りそな銀行(国の登録有形文化財)
 ☆「かおり風景百選」に選ばれている菓子屋横丁
 ☆平安時代の創建とされ、徳川家ゆかりの寺・喜多院
等々、各自自由に散策した後、昼食は地ビールでのどを潤し、川越名物「いも懐石」を頂きながら、地域の方との懇親を深めた小さな旅でした。
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左は、バスの窓越しに見たスカイツリー、下は 時の鐘です
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土蔵造りの街並み
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大沢家住宅
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埼玉りそな銀行川越支店
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喜多院
             
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