雄一郎の半生

こんな人生もあるのですね。ノンフィクションの半生記
全ては、書けませんが。。。

好きな先生に巡り会えて

2020年12月08日 06時00分00秒 | 日記

雄一郎の半生

小学校の4年と5年は、佐藤先生が

担任だったので、楽しい学校生活が

送れた。しかし、勉強はついて行くのが

やっとの状態が続いていた。

今も佐藤先生の顔や言葉など

鮮明に思い出せる。

小学校の卒業式の日に、佐藤先生に

会って、お別れを言いに行った

先生は、思い出に残るようにと

痛いほど、握手で手を握ってくれた。

今でも、その光景は目に焼き付いている。

もう、死んでいるかなぁ。佐藤先生。

生きていれば会いたいものだけど、

ありがとう先生、私を可愛がってくれて、

きっと、あの時先生に会っていなければ、

私は、学校にも家にも居場所がなかったでしょう。

ありがとう、佐藤先生。何時までも

お元気でお過ごし下さい。

 

6年の夏休みも、早朝からラジオ体操

のため近くの役場の広場に集合していた。

家には「コロ」という白いスピッツ犬が

おり私は可愛がっていた。当時犬は、

どこの家でも放し飼いが多く、

繋いでいる家は少なかった。

私もコロが体操に行くときはついて

きていたがいつも、いじめられて

いる数人の同級生達は、私の家の

犬だと分ると、石をみんなでぶつけた。

私は止めろとも言えずに、ただ、

それを見ているだけの情けない

子供だった。

次の日は、コロのほほを両手で

押さえて「みんなに石を投げられる

から付いてこないで。」と涙ながらに

鎖に繋いでラジオ体操に出かけていた。

本当に、今考えても自分が情け無く

自分に腹が立つ

 

次回につづく