雄一郎の半生

こんな人生もあるのですね。ノンフィクションの半生記
全ては、書けませんが。。。

飯泥棒

2021年06月25日 06時00分00秒 | 日記

雄一郎の半生

 
社員寮では、朝4時に起きて
朝食を作り、その後は清掃や、
宅急便等の受け取りや送付など
色々な仕事をこなしながら、
夕食を提供して一時の休憩が
ある、この時は食堂には誰も
いない。夕食の準備は
済んでいて、味噌汁やご飯も
すでに食堂内にあり、帰寮した
寮生が自由に食事が出来るように
なっていた。その少しの時間で
食事を注文していない寮生が
おにぎりを何個かにぎって部屋に
持ち帰ると言うことあった。
 
どうも、食事を申込みしている人が
ごはんが足らないことがあった。
その頃はまさか夕食を注文していない
寮生がご飯を取っているなど
夢にも思わなかった。
しかし、食事の準備が終わり私たちが
管理室内に戻ってから、一人の寮生が
食堂に入っていく事がしばしばあり
その日に限って、ごはんが足りない。
それで、その寮生が食堂に入って
いったのを確認してから、食堂のドアを
開けてみると、案の定、その寮生が
大きなおにぎりを2つにぎっていた。
「○○さんは、食事の申込みをして
いませんよね」と声を掛けると、その手が
止まった。バツが悪い顔をしている。
これより後のご飯の足らないことは
無くなったが。
 
次回につづく


最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (高村です)
2021-06-27 16:27:25
 話しの内容につい惹かれてしまいます。
次も楽しみにしてます。
返信する
Unknown (141064k)
2021-07-02 08:00:56
何時もコメントありがとうございます。よろしくお願いいたします。
返信する

コメントを投稿