日本版サブプライム危機

住宅ローン「12月危機」に備えよ!

返済猶予、静かなスタート 問い合わせ・相談まばら 年末にかけ利用増も

2009-12-05 07:19:31 | 日記
2009/12/5 日本経済新聞
■返済猶予、静かなスタート 問い合わせ・相談まばら 年末にかけ利用増も
 中小・零細企業や個人の債務返済を猶予しやすくする「中小企業金融円滑化法」が4日施行された。金融機関への問い合わせや相談などはまばらで、静かな滑り出しとなった。ただ年末に向けては、資金繰りが厳しくなる中小企業が増えたり、住宅ローンのボーナス返済に困るケースが出たりして、利用が活発になることも予想される。
 4日には新法にあわせ、みずほ銀行が中小企業や住宅ローン利用者からの相談を受け付ける「金融円滑化苦情相談窓口」を開設。りそな銀行も中小企業向けの電話相談窓口を始めた。ただ大手銀では「特に問い合わせや相談が増えたわけではない」(三井住友銀行)という。
 「これまでも相談に応じており、施行を待って申し込むといった人がほとんどいなかった」(三菱東京UFJ銀行)との声がある一方、「年末に向けた動向に注視する必要がある」(みずほ銀行)との指摘が出ている。
 中小企業を主な取引先とする地方銀行でも、顧客の反応は全般に平穏だったもよう。それでも「休日相談窓口を開設した土日以降の反応に注目している」(千葉銀行)、「住宅ローンの相談は増えるのでは」(横浜銀行)などと、利用増を念頭に置いて対応する構えだ。「法律の内容が顧客に浸透しきっていないのでは」(九州の地銀)との見方もあった。

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