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サンチョパンサの憂鬱

サルビアの花……早川義夫を聴く

1969年ジャックスを解散した直後にソロとなって発売された……『カッコ良いことはなんてカッコ悪いんだろう』のアルバムに収録された一曲。

当時のラジオ番組コッキーポップで度々紹介されヒットした。

田舎モンの僕は……1972年の競作の中の『もとまろ盤』で知った。
そのメロディーは大学入学後も頭の中で何度か再現された……。
ま、振られる度にって事だけど……。

質実剛健の気風が廃れて行く中で軟弱男の軟弱な未練?とも言えなくもないその湿度の高いニュアンスはスッと心に侵入してピッタリとハマるのだった。

早川義夫が深夜放送で……サルビアの花……っていうのは精子でありあなたの部屋っていうのは子宮を意味している……と語ったとか?語らなかったとか?

真偽は別にして……フラレた軟弱男の心情としては、なんとピッタリの表現なんだろう……その説を聞いて思ったのを覚えている。

空プライドばかりが強い軟弱男は……貴方じゃなくてあの人が良いの!とヤラレては『僕の愛の方が素敵なのに!』と負け犬の遠吠えを心の中で何度も何度もリフレインしたものだった……。

嗚呼、恥ずかしい。

もとまろ盤がヒットして暫く後に……オイルショックから、経済成長、バブルへと突入していった時代。

女に良い様に振り回され弄ばれる現代の男達の原型を僕達が作ったと言えなくもないなぁ……。

確かにあの時代を境に……耐えて待つ女よりさっさと男を捨て去り計算高く違う男をセレクトする女達が急増していった時代でもあった。

『男の女々しさ』って奴を正面から認知理解し、恥ずかし気もなく実際に演じ始めたのは僕達がハシリだった。
団塊の世代の人達の目にはきっと……恐ろしく軟弱な奴等と映った事だろう……。
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