サンチョパンサの憂鬱

僕は……

僕は……最近とみに感じるのです。

そこまで『立派で』、『綺麗で』、『正義で』なきゃいけませんか?……と。
かといってアメリカ人の好きな『何でも自己肯定・ポジティブ主義』はもっと怪しく嘘臭く感じちゃうのです。

迷いふらつきながら時には人の道踏み外しそうになったりしながら辿々しく生きていきゃ良いんじゃね?……と。

淫らになっちゃいけません?

淫らになるんじゃなくて……それ言うなら人間は淫らをDNAに刻んで生まれて来てる。

犬のように所構わずとは言いませんが『淫ら』っていう存在の自分を……否定してちゃ『本当の自分の人生』は歩けないよ?って思うのです。

幸か不幸か?僕は人の核心みたいなものを感じ取る部分が強いかも知れない。

中間層のボリュームゾーンの方達の常識と正義で化粧した積もりの『嘘化粧』を透視して……淫らで、当然ながらの不道徳な素顔が見えてしまうのです。

『無知の知』ってあるけど……自分の恥ずかしく汚い部分は『知りたくないのか?』『知らないのか』……『無恥の知』ってやつがスコーンと欠落してるのが見えてしまう。

敵もさるもの……僕を天敵認定するのは瞬間的である。彼等は『その嘘ベース』で延々アーデモ、コーデモとやるのを好む。僕は問題の核心を話したがる。

女子高生と淫行?……彼等はイタイケな女子高生が一方的被害者とする。
僕は心情的な判定は『二人を共犯』として現実の処断を考える。

コロンビア大学?だったかの研究によれば男はどんな重要でシリアスな会議の間でさえ三十分に一回脳裏では『女とイタス事』を考えてると何年か前に発表した。極めて真面目な研究としてです。

当たり前じゃね?とそれ読んでみて思った。正直ですね?……と。

女性は女性で『自分の淫らさ』を自己嫌悪してる人は多い。実際、相談ってそれに起因することが殆どです。
僕は聞きます。貴女は仕事で有能となり評価も欲しい?って。

それ、自分の(淫ら)が嫌なら貴女は仕事も平均点でしょう。私生活での淫らとやらは創作に於いては感性、情感豊かさとなりそのエネルギーを供給するんだけどねぇ……詰まり淫らって『才能なんですけどぉ……』……と。

まともな大人の女性が『それじゃ淫らで良いんですか?』等とひどくリラックスして安心した様に言うのである。

じゃあ?ワルい!って言ったら貴女からその淫らさとやらは消えるの?……首横に振りながら笑って帰っていくのが大抵のパターンなのです。

才能……とは考えなかった……とそれが彼女たちの一様な答えである。

全力って言うよね?『良くも悪くも』,『潔癖も淫らも』……全部使えって神か?仏かが与えてくれた才能……だからそれ使わなきゃ戦えないよね?……全力で。

問題はその毒の使い方だと思う。『自分はとんでもなく汚い事考えるし淫らだ!』……と知っている人はそれをコントロールし制御しながら有効に使える。

自分の恥ずかしい所を認めずスッ惚けて生きてると自分の毒にこき使われる羽目になる。
校長、教頭とかの教師や警察官の淫行なるモノは自分の毒に知らん顔してご立派に生きてたつもりの人間が自分の毒のコントロールを失ったパターンなのである。

人間みんな淫らです。
問題はソコじゃなくて……それを自分情報で『認知しているか?』なのです。

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