そこから夜の路上でノリノリタイムを反芻すれど……質の悪いチューインガム見たいに……とっくにノリノリ味は消しとんで……虚しさ千倍となる?
そんなにノリたい?
そんなに忘れたい何かを日常でプレイしてるのかい?
そんな忘れるモノさえない奴が……何もかも忘れたいとノリまくる。
ノラなきゃソンソン……ノッてナンボだぜとノッテみる。
なぁ……誰か言えよ!
ノリノリって詰まんないって。
僕は……考えてみたいんだって。
幾らトリップして見たって帰り着く現実こそが曖昧すぎるんだって……。
路上で醒めていくトリップ感覚より……何も無さ過ぎる現実が……怖いんだって。
ふとした瞬間……ライブでノッテる人達が洞窟の中のクロマニヨン人のお祭りに見える時がある……。
彼等は進化してる?それとも退化してるのか?……。
今……機械が機械を使って恐ろしいスピードで世の中を進化させているけど……。
人類の歴史で衣食住がソコソコ安定して何れくらいの時間が過ぎたというのか?
人間の進化の歴史の殆どは、フィジカル、メンタル総動員で足掻いて足掻いて寒さや飢えの中で能力フル稼働させた時間だった筈だ。
自然人が自然人として得た進化はその上でゲットしてきたんじゃね?
他人に用意して貰ったライブで貪る『ノルこと命』の時間…は僕も嫌いじゃないからよく分かる。
でもこれ以上嘘は付くまいと思う様になった。
今必要なのは……『自分の日常のライブ』でノル事なんじゃね?……ノラせて貰うライブから……自らノリを創り出し人をそのノリに巻き込んで行くことなんじゃね?……と思う様になった。
今僕達に必要な事はお笑いに、他人のゴシップなんかにハシャグ事じゃない。
大人の超真剣・本気の『街中の一日のホンモノのノリ』なのである。