夏、うりを煮る

2013-07-27 23:55:59 | 日記
本日の夕飯には、冷蔵庫に入れてある、昨日作った青うり煮がある。冷たくしとけば、おいしい。お揚げしかいれてないけども、夏の一品。おいしいのだけども、私にとって、何か心がざわめく。その夏、舅(しゅうと)どのが入院している間、姑がウチに泊まりに来た。姑と私の母はその間、おしゃべりをして仲よく過ごしていた。ある朝、私は二人が昼に食べたらいいとうりを煮た。「冷めたら、冷蔵庫に入れて召し上がれ」と、二人に言って出かけた。二人はその日も、いっぱいおしゃべりして過ごしたのだろうか?夕方、私が家に帰ったとき、鍋にあった青うり煮は、食べられることもなく、置かれて、そして傷んで食べられなくなっていた。鍋の中、全部捨てた。むろん、私は怒っていた。それから、数年経ち、母ははっきりと認知症であることがわかった。あの、うり煮を捨てたあの夏、私の母はすでにそうであったのだろうか?「(うり煮)そんなの知らん」と母は言った。でも、台所の流しに冷やしていたのだよ。もう、冷蔵庫にしまわないとわるくなってしまうこと、わからなくなっていたのかなぁ。私が気づかないだけだったのだろうか。



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