再び、蓮畑へ

2013-07-28 20:48:50 | 日記
今日、再び蓮畑、先週とは、別のところに。ここの蓮は大きくて、本当に力強い。大きな緑の葉が夏の太陽をいっぱい浴びようと、その大きな葉を広げているという感じ。植物の強さが伝わってきます。平等院には古代蓮がある。いつだったか、もう、その古代蓮の花が終わりかけていたけども、その花の色を繊細な白だと思った。そのとき、不思議な思いがした。この花は、時を隔てて私の前にある。これと同じ花を、いにしえの人が見ている、花は咲き、直ぐに散るのに、その命は種の中に宿り、時を超えると。当たり前といえば、当たり前。万葉人の見た花と同じものを、私は見る。私たちもそうなのだろうか。自分ひとりのただ一度きりの人生を、もがいて生きていて、こんなに辛くしんどいことはない、と思っても、この生は、時の流れのなか、繰り返しあった生きる苦しみなのだろかと。今、緑の大きな葉をみれば、なんか力がでてきそう。私はちっぽけではないけど、もしかしたら、大きな自然、時の中では、ちっぽけなのかも。私がちっぽけならば、きっと苦しい思いも、ちっぽけなはず。ちっぽけな苦しみは、さっさと飛んでいけ、この夏の空に。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿