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100-8081 CINEMA

感想はあくまで参考ってことで。

N.Y.式ハッピー・セラピー

2005-11-24 00:16:45 | コメディ
[あらすじ]
ニューヨーク。幼い頃からいじめられ、気弱のまま成長してしまったデイヴは、今では恋人リンダと幸せな時を過ごしながらも相変わらず優柔不断で本音が言えない人生を送っていた。そんな彼はある日、飛行機の中で隣の男の迷惑な行動が発端となり、乗務員からあらぬ疑いをかけられ逮捕されてしまうのだった。後日、裁判へ出廷させられたデイヴは誤解を解くことも出来ず、判事から怒り抑制セラピー=“アンガー・マネージメント”の受診を命じられる。そして、彼は仕方なくセラピストの診療所を訪れるが、何とそこにいた医師は、あの迷惑男バディだった。


濃いーなぁ、ジャック・ニコルソン。あまりの演技っぷりに、"自分がやられたら…(怒"とまで考えてしまうくらに、イライラさせられました。これぞ怪演。デイブの身になって、本編が先に進めば進むほど、心に溜まるモヤモヤ。(と笑い)どん底の最中、最後の最後でベタベタなハッピーエンドっぷりに、全てが解放されたね。穏やかな人ほど、内に怒りを蓄積させてるんだよ。優しいだけじゃだめで、感情は適度に素直に出すべきだね。って言われた気がした。そんな、最後はまあ良いオチだと思うけど、途中のモヤモヤとイライラ感が、かなり不快でした(笑) そんだけ、演技が良く出来てたっつーことかな。グースフラバー。




監督:ピーター・シーガル
出演者:ジャック・ニコルソン 、アダム・サンドラー 、マリサ・トメイ 、ジョン・タトゥーロ


ANGER MANAGEMENT
2003年アメリカ

パニッシャー

2005-11-23 23:59:19 | アクション
[あらすじ]
武器密売組織に潜入していたFBI捜査官・フランクの捜査が功を奏し、FBIは、彼らの密売現場を突き止める。銃撃戦の末、犯人の一人が死亡するが、その犯人は、裏社会で悪名高いハワード・セイントの息子だった。…ハワードは、息子の復讐としてフランクの家族に手を掛けた。愛する者を奪われたフランクは、死刑執行人“パニッシャー”となり、立ち上がる――!!


あはは、何かおもしろい。もともとコミックが原作らしいので、それっぽい仕上がりになってる一本。ストーリーが結構安直というか、「悪は殺る!」「復讐ではない、制裁なのだ!」って。冒頭の家族や奥さんと子供が殺されてしまうとこは、結構目をそらしそうになりそうで結局しっかり見たりして。主人公、結構撃たれてるはずなのにほんとに死なないなぁ。あのTシャツ効果?www いや、普通に見てもそれなりに爽快感あるし、おもしろかったです。B級のにおいはするけどね。ラストも後味良く、テンポもいいので、何も考えずに見れるクライムアクションとしてはなかなかでした。


監督:ジョナサン・ヘンズリー
脚本:ジョナサン・ヘンズリー 、マイケル・フランス
撮影:コンラッド・ホール
出演者:ジョン・トラボルタ 、ウィル・パットン 、ロイ・シャイダー 、レベッカ・ローミン=ステイモス



THE PUNISHER
2004年アメリカ

モナリザ・スマイル

2005-10-31 15:36:32 | ヒューマンドラマ
[あらすじ]
1950年代、ニューイングランドに佇む名門女子大学にやってきた新任教師・キャサリンは、保守的な大学の生徒たちに“自立”する事の大切さを教えようと志を抱いていた。伝統を重視する人々の反発を受けながらも、キャサリンは女学生達に進歩的な教育を施していくが、やがて、キャサリン自身と生徒たちは、人生の大きな選択を迫られる時を迎える――。


純粋に見たら、それほど起伏の無いストーリーの中にドラマがつまってたと思います。
ただ良い作品なのに、焦点がぼやけてしまってるのが残念。あの男教師と早い展開で寝ちゃうのも、当時の保守主義を打破してしまう革新的な女性に描く為の一つなのかなぁ、とは思うけど、ちょっと男に魅力なさすぎて軽い女にしか見えないよ。ジュリア・ロバーツなのに。生徒達の心境の変化がガラリと変わってしまうのもかなり急なので、もう少し気持ちの変化に焦点を合わせて、そこに時間かけても良かったんじゃないかなぁと思います。
 全体としてはジュリア・ロバーツはやっぱり綺麗で魅力的だし、当時の社会背景の中の一人の新しい女性像が爽やかに描かれてたので、良い作品でした。





http://www.monalisa-smile.jp/


2003年アメリカ

監督:マイク・ニューウェル
脚本:ローレンス コナー
製作総指揮:ジョー・ロス
音楽:レイチェル・ポートマン
出演者:ジュリア・ロバーツ 、キルスティン・ダンスト 、ジュリア・スタイルズ 、マギー・ギレンホール

閉ざされた森

2005-10-31 15:02:24 | サスペンス・ミステリー
[あらすじ]
 ある夜、訓練中のレンジャー隊7名が、嵐の密林地帯で消息を絶つ。17時間後、3名の生存者が発見されるものの、彼らは味方同士で撃ち合っていた。そして、一人が捜索隊の目の前で殺される。結局、重傷者を含む2名が救助され、いまなお隊長のウエストを含む4名が行方不明のまま。間もなく、ジュリー・オズボーン大尉が調査を開始するが、救助された兵士は彼女の尋問に黙秘を続けた。そこで、オズボーンの上官スタイルズ大佐は、かつてウエストに訓練を受けていた元レンジャー隊員で尋問術に長けた麻薬捜査官トム・ハーディを呼び寄せる。



途中までは、何が事実なのかすごく気になるしテンポも良いし雰囲気も出てて面白い作品。トラボルタの出てるのを久しぶりに見たけど、やっぱかっこいいなぁ。ダサかっこいい。そしてムキムキ。サミュエル・L・ジャクソンは脇役に徹してる感じで表に出て来ないなぁ。(十分、冷徹非情で怖そうだけど)
 …そう、途中というかラストの直前までは良い出来だと思います。そして最後。これまでに二度三度くつがえされた話がもう一転がりするんだけど、ちょっと腑に落ちない。なんかつじつまが合わなくないか?いや、まあいいや。ちょっとおかしいけど目をつぶろう。
純粋に途中までを楽しめる映画です。話の矛盾を無視したら、ちょっと出来すぎのラストもそれなりにおもしろいかも。





2003年アメリカ


監督:ジョン・マクティアナン
出演者:ジョン・トラヴォルタ 、コニー・ニールセン 、サミュエル・L・ジャクソン 、ジョヴァンニ・リビシ 、ブライアン・ヴァン・ホルト

下妻物語

2005-08-30 03:43:06 | 青春
[あらすじ]
ここは茨城県の下妻。見渡す限りの田んぼ(牛付き)というロケーションの中、桃子(深田恭子)はレースのパラソルにフリフリのロリータファッションで歩いていく。どこか冷めていて現実的な彼女も、好きなファッションにはどんな努力も厭わない!下妻から2時間半もかけて、某ロリータファッションブランドの本店・代官山のショップに通う桃子。しかし、買い物には先立つもの(お金!)が必要。そこで桃子は、父親がかつて商売していたブランド品のバッタ物に目を付けた。自宅に眠る大量のバッタ物を売りさばこうというキケンな賭けに出た桃子の前に、ひとりの買い手が現われる。それは桃子と同級生でバリバリのヤンキー・イチゴ(土屋アンナ)だった…。





すでに世間の口コミさえ無くなってきた今日この頃。ようやくDVDで見た。確かに面白いって話しは聞いてたし、中島哲也と言えば「私立探偵 濱マイク」。監督も監督なので見たくないと言えば嘘になる。とは思ってたけど、やっぱり深田恭子が微妙な気がして、どうにも手が出なかったこの一本。

見てみた。「普通に」と言ったら語弊があるけど、普通におもしろかった。これを面白く無いって言う人はあんま居ないと思う。正直に言うと、人にオススメしてしまうくらいおもしろかったです。(それを「すごく面白かった」と言う) 今までどうしても深田恭子の演技は上手いとは思えなかったんだけど、それを逆に地に近い形で役にはまらせてるというか、演技下手だなぁーと思うことが無かった。ロリロリな見た目にクールで淡々としたしゃべり口。土屋アンナも「茶の味」よりも数十倍濃いキャラだったし。設定が藪嶽野ばらっぽい(読んだこと無いけどイメージ)中で、ある意味王道に近い展開ではあるんだけど、後味さっぱりに元気までもらえるような映画です。「自分らしく生きるって?」てなテーマに、ポリシーやスタイルを貫き通す姿勢。そこに、あの笑いのセンス。コメディとしての笑いが押し付けがましくないっつーか、そこが良かった!脇役の濃いキャラが生きてるなぁ。荒川良々も生瀬も阿部サダヲも、個人的に好きな役者だし。篠原涼子も演技よかったなぁwww そしてアメリに近い空想世界へのトリップっぷりと、POPな画面の展開。
総合して見てみても、かなりの良作な邦画です。
この原作に対して思い入れのある人が見たら感想は違うかも。ついでに少女漫画がどうにも受けつけられない人が見てもおもしろくないかも。まあ、所詮人それぞれだとは思うけど、ロリータ文化もヤンキー文化もおもしろいと思ってる自分なので、ストーリーもベタベタにおもしろかったです。これで感情移入出来たらなお面白かったんだけど、キャラが濃すぎるので無理。矢沢心の演技が唯一心残りかなぁ。
何でか機会が多すぎたので、2週間のうちに3回も見てしまった(汗
まあテンポの良い映画なので、見始めると最後まで見ちゃうんだな。





受賞:ブルーリボン賞/新人賞(2004)

監督:中島哲也
出演者:深田恭子 、土屋アンナ 、宮迫博之 、
   篠原涼子 、樹木希林 、阿部サダヲ 、岡田義徳 、
   荒川良々 、小池栄子 、矢沢心 、生瀬勝久 、本田博太郎

2004年日本