舞い上がる。

日々を笑い、日々を愛す。
ちひろBLUESこと熊谷千尋のブログです。

インターネット上での悪口との向き合い方について思うこと。

2019-02-10 23:06:53 | Weblog
インターネットの使い方、特に悪口や誹謗中傷とどう向き合うべきかは、自分なりに考えながら生活しているつもりです。
僕は自分自身がインターネット上で悪口を言われた体験などもあるので、どうしても自分の中では無視できない問題です。

とは言え、自分は専門家でも何でもないので、あくまで自分の実体験をもとに、その都度自分の考えを言葉にしていっている感じです。
もちろん自分の発言がすべて正しいとも思っていません。そういう人間の言葉として受け取ってもらえたらと思います。



これから僕はインターネットでの悪口との向き合い方についての考えを書いていきますが、もしも過去にまたは現在進行形でインターネットで攻撃されて傷付いた経験のある人が読んだら、そのトラウマを思い出してしまう可能性もゼロではないかも知れません。
出来るだけ気を付けて書いているつもりだし、出来れば多くの方に読んでいただきたい気持ちはありますが、そういう方は無理して読まなくて大丈夫ですので!ということを、一応最初に書いておきます!



ちなみに、過去に自分がブログのコメントで誹謗中傷を日常的に受けていた時は、こういう記事を書きました。(2017/06/15)
僕がインターネットで体験したこと、考えたこと、そして何度でも伝えたいこと。

一応これもそうですかね。タイトルに吉田豪さんの名前を使っていますが、豪さんは最後にしか出てきません。(2018/03/29)
インターネットに傷付いた時は心の中の吉田豪を発動させる。



あれからまた新たに色々体験して、そこで新たな発見も色々あったので、思うところを書いていきます。
まずは、出来るだけ時系列に添って、端的に書いていきます。個人名は出さないでおきます。



・昨年の春、僕の友人に対してネットストーカー的なアカウントが出現し、悪質なリプやツイートを複数のアカウントで投稿し、友人は気分を悪くしていた。
・そのアカウントが僕の悪口も書いていたこともあり、僕は友人から相談を受け、話し合った結果、何も反応しないようにしていた。

・去年の夏、そのネットストーカー的なアカウントが、今度は友人が応援しているアイドルに悪質なリプを送っていた。
・それを見た僕はそのアカウントを通報し、さらに出来るだけ早く削除されるようにとの気持ちから通報を呼び掛けるツイートをした。

・僕のそのツイートに対し、ある人(仮にAさんとします)から「コミュニケーションも取らずに一方的に決めつけるのは迫害ではないか」というリプが来た。
・僕はAさんに「ネットで嫌がらせをしてくる相手と直接コミュニケーションを取ることは一番やらない方がいい」とリプを返した。
・すると、Aさんのアカウントから突然ブロックされてしまったので、気になって調べてみると、Aさんは僕の悪口をツイートしていた。
・あれから半年経った今も、どうやらAさんは僕の悪口(昨年の一件とは関係ない個人攻撃も含める)をツイートしているらしい。



こういうことが、去年から今年にかけて起こりました。読めば分かると思いますが、前半に出てくる「友人に対するネットストーカー」と、後半に出てくる「僕の悪口をツイートしているAさん」はまったくの無関係ですよ!あくまで僕の体験の中で繋がってるってだけです!
どうしてこうなってしまったのか、何が間違っていたのか、自分なりに考えたことを書いてみようと思います。



まず、前半に出てくる「友人に対するネットストーカー」に関して、友人はかなり気分が悪くなってしまったらしくて、僕は頻繁に相談を受けていました。
具体的に「死ね」みたいなことを言われるという訳ではないのですが、あまりにしつこく粘着してくるので気持ち悪いということでした。

その人がどういう意図で友人に粘着していたのかは分かりませんし、もしかしたら悪意ではなく好意からしてしまっていた可能性もゼロではないとは思います。
しかし、だからと言って、事実その友人は傷付いてしまったわけで、僕はやっぱりこれは「アウト」の域だと思っています。

いじめでもセクハラでもパワハラでも、たとえやる側に悪意がなくても、傷付く人がいる以上、それは良くないことであると僕は考えています。
それと、重要な点ですが、その友人に落ち度とかはまったくないと思っていますし、「悪口を言われる側にも問題はあった」みたいなことを言うつもりはまったくありません。

SNSは誰でも何でも自由に投稿できるし、誰にでも話し掛けられることが魅力でもある訳ですが、同時にこういう危険は常に潜んでいるわけです。
だからこそ「こういう投稿をしたら傷付く人がいないか」を常に考える必要があるんだなと考えさせれた出来事でした。

で、こういうSNSでトラブルが起こった時に、「アイツは許せない!」と怒ってやり返したくなったりしてしまうものですが、それはやるべきではないと僕は思っています。
僕自身、過去にブログを匿名で荒らされた時に調べてみたのですが、ネットの迷惑行為に対して反応することは一番するべきではなく、無視するのが一番のようです。

僕も友人もネットストーカーに対しては無視することにして、そのかわり、出来るだけ友人が傷付いていた時は相談に乗るようにしていました。
それでネットの被害が減るわけではないとしても、傷付いた被害者に寄り添うことは、加害者に対してやり返すことよりもずっと大切なことだと僕は思います。



その後、しばらくそのアカウントは動きがなかったので一安心していた中、今度は友人の応援していたアイドルに被害が及んでしまったと。
まずはその時の自分の気持ちを正直に書くと、「早く何とかしないと!」と思いました。

アイドルの子が気の毒なのはもちろん、友人が「自分のせいで好きなアイドルを傷付けてしまった」と自分を責めてしまうことが心配だったのです。
もちろん、はっきり断言しておきますが、友人にもアイドルにも落ち度はまったくありませんでした。

友人はただ一人のファンとして純粋にアイドルを節度を持って応援していただけで、いわゆる「厄介オタク」みたいな言動はまったくありませんでした。
そしてアイドルの子もそのことを喜んでいたと思うし、周りのファンも微笑ましく歓迎していたと思います。そういうやり取りを僕はよく目にしていました。

そういう平和なアイドルとファンの関わりの中で突然こういうことが起こってしまったので、その時僕は「早く何とかしないと!」と焦りました。
もっと詳しく書くなら、深夜に起きたことだったので、友人とそのアイドルの子が翌朝気付く前に、削除されて欲しいと思った、というのが本音です。

Twitterは不適切なツイートを報告することで削除やアカウント凍結などの対処がなされるシステムがあります(どこまで信用できるのかは謎だけど)。
なので、まずは一人でも多くの人に通報を呼び掛ける必要があると、その時の僕は思い、そういうツイートをしたのですが…

ただ今思えば、あの時僕は驚きと怒りのあまり、冷静さを欠いていたと思います。
冷静に考えれば、いくら僕みたいな影響力のないアカウントが通報を呼び掛けたところで、すぐにリプが削除されることはまずないし、焦っても仕方なかったんですよね。

それに、僕がああいうツイートをしたことで、結果的に、その後Aさんから僕が悪口を言われるという事態を招いてしまった訳で…
ただ、あれから数ヶ月後にチェックしてみたらアイドルに送られた悪質なリプは削除されていたので、100%間違いだったとも言い切れませんが、やっぱりあまり賢いやり方ではありませんでしたよね。



そして、ここから後半の「僕の悪口をツイートしているAさん」について書いていくわけですが、何度も言うように僕は「ネットで嫌がらせをしてくる相手と直接コミュニケーションを取ることは一番やらない方がいい」と考えています。
なので、Aさんからああいうリプをもらった時に、大事なことだと思って、そのように僕はツイートしたのです。

そこに、僕がAさんを「攻撃」したかった意図はまったくないのですが、もしかしたらAさんは「攻撃」と受け取ってしまったのかも知れません。(引用RTであったことからも、Aさんが「晒された」と怒ってしまった可能性はあります)
僕もまさかAさんが「ネットで嫌がらせをしてくる相手」になってしまうとは思ってもみなかったので、かなり戸惑ったというのが正直なところです。

この話のポイントは、「ネットで嫌がらせしてくる相手と直接コミュニケーションを取ることは一番やめた方がいい」と言っている僕が、結果的に「ネットで嫌がらせをしてくる相手(Aさん)と直接コミュニケーションを取ってしまった」ということです。
なのでこれからは、「良くないな」と思う相手と出会ったら相手にせずに無視することを覚えていきたいです。注意しているつもりでもこういう失敗もあるので、ここは本当に気を付けていきたいです。

先程も書きましたが、そもそも僕の「通報を呼び掛けるツイート」も、だから本当はやめた方が良かったはずなんですよね。
これからは、「良くないな」と思うツイートを見付けたら、黙って通報だけして、あとはTwitterの判断に委ねようと思います。(先程も書いたようにどこまでTwitterの判断を信用できるかは謎ですが、ひとまず出来ることはそれだけだと思うので、最低限自分に出来る範囲のことだけをします)



ちょっとだけ別の例を挙げると、かつて僕が相互フォローだったあるアカウントは、ヘイトツイートを見付けると喧嘩越しに反論をしていて、その結果いわゆる「ネトウヨ」と呼ばれる人達の総攻撃に遭ってアカウントが凍結されてしまいました。
もちろん、「ヘイトは絶対に間違っている」し、「ヘイトは間違っているという主張は正しい」と僕は強く思いますが、だからと言ってやり方を間違えると、余計な被害を増やしてしまうんだなと思わずにはいられない出来事でした。本当に注意していきたいです。



最後に、じゃあこれからどうしていこうか、って話ですけど、僕がAさんのことをどうこう言っていくことは、もうやめようと思います。
正直、自分への悪口がネット空間にずっと出回っていると思うと気分は悪いですし、怒りたくもなります。

当初は迷惑だから色々な反論を試みたこともありましたが、それももうやめようと思っています。
大切なのは、仮にもし誰かが僕への根拠のない悪口を見かけても「これは嘘だな」と信じてもらえるように、自分自身が節度のあるインターネットの使い方を心掛けていくことなのだろうなと、今は思っています。





はい、久し振りに真面目なブログを書いたら疲れたので、オチにカレーの画像でも上げておきますね。
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