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6/19(水)、ゆいぽーとで白鳥建二さんの滞在報告&座談会を見に行ってきました。
全盲のアート愛好家で写真家の白鳥建二さんは現在ゆいぽーとに滞在していて、今までどんな活動をしているか聞いてみようという内容のイベントでした。
個人的に白鳥建二さんのことは、シネ・ウインドで観たドキュメンタリー映画「目の見えない白鳥さん、アートを見にいく」で知りました。
白鳥建二さんは全盲でどうやってアート愛好家になったかというと、様々な美術館に誰か目の見える人と行って作品の説明や感想を教えてもらう、そうやってコミュニケーションによってアートを鑑賞しているという非常に興味深い活動をされている方です。
しかも白鳥さんは、今では全盲の写真家として、感じたままに写真を撮っているという新たな活動もされています。
たとえ自分の作品を見ることができなくても人には表現欲求があり表現を楽しむことができるのではないか、白鳥さんの写真はそんなことを考えさせます。
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そんな白鳥さんがゆいぽーとに「アーティスト」として滞在することになったが、その活動内容はまさかの新潟100軒飲み歩き?
一体どういうことなのか?報告会ではその秘密が語られました。
白鳥さんは新潟に来てからゆいぽーとに滞在してで寝起きしながら、連日新潟の街に通っては飲み歩き、様々な方とコミュニケーションを取り、その道中で写真を撮影、そういうアート表現をしていたのです。
何だそれ!?みたいな活動ですが、全盲の白鳥さんにとって、人とコミュニケーションを取ることの大切さは、アートも飲み歩きでも変わらないんだなあと考えさせられました。
それから、全盲の白鳥さんはどういう理由で写真を撮るのか?という気になる質問に対し、音や熱、何かの動きなどを感じた時に、そこにカメラを向けることが多いとのことでした。
白鳥さんの話を聞きながら、人はどんな生き方をしていても、工夫とアイディア、一歩踏み出す勇気や地道に続ける根気さえあれば、自分の生き方をそのままアートにもできるのだなと、そんなことを考えさせられました。