久しぶりの資料整理。過去自分が作ったものたちを引っ張り出しました。
すでに自分でも半分ぐらい覚えていない製作物たち。
でも、見ると鮮烈に思い出す。
ああ、これを作ったのは間違いなく自分だ。
このときはこんな舞台だったな。デザインでこんな苦労をしたな。
僕はこの紙に全力で色々なものを込めたんだな、と思い出しました。
でも、数年前のそれらに物足りなさを感じ出すのですよ。
少しずつしか進まない。変わっていないと自分では思っていても
振り返れば前に進んでいるものです。だからこそ物足りないんでしょう。
正直なところ、普段目にする他所の演劇チラシは
とても物足りない事が多く、技術とかセンスじゃなくて、物足りないんです。
なぜ本気で作らないのかと残念な、物足りなさです。
ただここがミソです。物足りない事が「多い」んです。
つまり物足りるものもあるんです。少ないとはいえ圧倒されるものもある。
これが存外に悔しい。
漫画家の花沢健吾さんがNHKの「浦沢直樹の漫勉」というドキュメント番組でおっしゃったコメントに
「できれば自分よりすごいものは見たくない」、というのがありました。
この人の画はすごいです。そんな人でもやっぱりそう思うんだ、と
ちょっと救われた気がしました。
僕も同じです。ものすごいものなんかできれば見たくない。でも見たい。
見ると負けたくない。
だからまた、作る。
僕は今とても悔しいのです。だから作る。
※最近本家サイトがアドレス移転しました。
宣伝美術家TOMの作品紹介はこちらからどうぞ。
すでに自分でも半分ぐらい覚えていない製作物たち。
でも、見ると鮮烈に思い出す。
ああ、これを作ったのは間違いなく自分だ。
このときはこんな舞台だったな。デザインでこんな苦労をしたな。
僕はこの紙に全力で色々なものを込めたんだな、と思い出しました。
でも、数年前のそれらに物足りなさを感じ出すのですよ。
少しずつしか進まない。変わっていないと自分では思っていても
振り返れば前に進んでいるものです。だからこそ物足りないんでしょう。
正直なところ、普段目にする他所の演劇チラシは
とても物足りない事が多く、技術とかセンスじゃなくて、物足りないんです。
なぜ本気で作らないのかと残念な、物足りなさです。
ただここがミソです。物足りない事が「多い」んです。
つまり物足りるものもあるんです。少ないとはいえ圧倒されるものもある。
これが存外に悔しい。
漫画家の花沢健吾さんがNHKの「浦沢直樹の漫勉」というドキュメント番組でおっしゃったコメントに
「できれば自分よりすごいものは見たくない」、というのがありました。
この人の画はすごいです。そんな人でもやっぱりそう思うんだ、と
ちょっと救われた気がしました。
僕も同じです。ものすごいものなんかできれば見たくない。でも見たい。
見ると負けたくない。
だからまた、作る。
僕は今とても悔しいのです。だから作る。
※最近本家サイトがアドレス移転しました。
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