シリーズ｢読了｣

｢十七歳だった!｣
著者:原田宗典

まとめページっ資料室(仮):｢原田宗典｣

タイトルそのものズバリ!な内容。

切なく甘酸っぱくノスタルジックでほんのり懐かしく、人によっては楽しく明るい、また人によってはカビ臭く汗臭い←

まさに｢十七歳｣を恒例の｢原田宗典｣節で紡ぐエッセイ。

妄想し髪を掻きむしり悶々とし(男子限定)、なのに行き処の無い名も無いストレスの発散場所を探し彷徨う青春時代。

煙草をふかし麻雀にふけりパチンコに浸り、時に家出を試みて挫折し、父母に逆らい教師の目を掻い潜り友と戯れ不良に憧れ大真面目でバカをやり…

何にしても一生懸命にもがいていた。


そんな｢十七歳｣。


誰もが通った、優しく熱い世界。


これをほんのりとそして苦みを感じながら笑えるようになった、大人たちが忘れてしまった世界。


蛇足…唐突に出てくる｢雀鬼｣の如き鷺沢萠(っ[CLICK HERE!])←とか、解説の山田詠美とかがなかなかサプライズw

｢満足度:◎｣
◎:オススメ
◯:まずまず
△:好きな人もいるかも
×:読まない方が…
※:絶版キボンヌ