イタリア 3/10 ③

　イタリア３日目の夜。

　この日はツアーに晩御飯がついておらず、
各自で。けど、宿泊のホテルはミラノ郊外。
で、添乗員の言う「きっとこの先にレストランがありますよ」の
言葉を鵜呑みに、フラリと夜道に出る。
しかしレストランらしき店はどこにもなく、Ｈさん親子と
「あの添乗員、適当なこと言いあがって～」と
ブツブツ文句を言いながら、夜道を歩き回った。
細い路地になんか入ると、けっこう不気味で、こっちが怪しまれるくらいに
キョロキョロ周りを見まわしながら歩いた。
　しばらくすると少々車の交通量が多い通りに出た。
と、向こうの方に楽しげなテントと白熱色の電気がこぼれる
１件の店を発見！とにかくその店に行ってみるかぁ、と
行ってみたが、本当に飲み屋といった感じで、晩御飯を食すような
店じゃなくてがっかり。

　と、肩を落としかけた時、目の前にピッツァ屋を見つけた！
しかも中を覗くと、地元の人が結構並んでいて、しかも本物の
木を燃やした窯で焼く、本格派ピッツァ屋だった。
とりあえず、定番のマルゲリータとチキンの入ったピッツァを注文。
すると目の前で職人らしきお兄ちゃんが、生地を練りだし、
具をトッピングしてから、あの窯の中へピッツァを放りこむ。
少し待つと、アツアツのピッツァを持ち帰れるように
素早く包んでくれた。帰り道、包んでくれた箱の底が熱くて、
ウキウキしてしまった。

　ホテルについてからは、あのＨさんが「一緒にお食事しませんか？」と
誘ってくれたので、さっきのピッツァを持参し、Ｈさんのお部屋に
お邪魔した。Ｈさん（マダム）は、赤ワイン＆日本から持参のするめいか
を片手に部屋に迎え入れてくれた。マダムはお酒好きで、チャーミング♪
赤ワインをご馳走になり、アツアツピッツァを食べ、本当に
楽しい時間を過ごせた。
散々飲んで食べて、自室に帰ったら、彼も私もバタンＱ。
風呂も入らず寝てしまった。翌朝、早く起きて準備するハメに・・・。

　続きはまた明日。