「外交官のキャリア感じるお振る舞い」元東宮侍従長が見た皇后さま
朝日新聞社 によるストーリー • 6 時間
宮内庁東宮侍従長を務めた小林秀明さん(77)は2002年12月、皇太子ご夫妻時代の天皇、皇后両陛下のニュージーランドとオーストラリアの公式訪問に随行した。
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皇后さまの現地での様子について「生き生きとご交流される姿が強く印象に残っている。関係者や現地の人々との触れ合いを心から楽しんでおられ、通訳を介さずやりとりをされるなど、外交官のキャリアを感じさせる自然なお振る舞いでした」と振り返る。
両陛下の長女愛子さまの成長も楽しみだった。成年皇族になった愛子さまの初めての記者会見をニュースで見た時は感激したといい「両陛下が大事にお育てになってこられた結果が、今の愛子さまに結実されている」と話す。
「このたびお元気に60歳をお迎えになられたことを率直にうれしく思います。皇后さまは、必要な資質は全ておそなえになっているので、今のままで自然になさって頂いたらいいのでは」と話す。(多田晃子)