天皇ご一家 引っ越しの間“皇居・宮殿”に滞在の見通し
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新型コロナウイルスの感染拡大の影響で天皇ご一家は来月6日から予定されている皇居への引っ越し作業の間、皇居の「宮殿」に滞在するという異例の対応をとられる見通しとなりました。
皇居の「御所」の改修が終わり、天皇ご一家の荷物を「赤坂御所」から皇居の「御所」へ運び入れる引っ越し作業が、来月6日から10日間の予定で行われます。その間、天皇ご一家が皇居の「宮殿」で生活する方向で宮内庁が調整を進めていることが分かりました。
宮殿は、一般参賀や信任状捧呈式など重要な儀式や行事に使う建物で、居住することは想定されていません。
当初、引っ越し作業の間、ご一家は那須の御用邸に滞在する方向で調整が進められていましたが、新型コロナウイルスの緊急事態宣言が来月12日まで東京や栃木に出されているため、地方への移動が難しい状況となっています。(27日02:16)