日本の南海上にある台風10号はさらに発達をして、火曜日から水曜日に西日本に接近し、強い勢力で上陸するおそれがあります。本州を縦断し、水曜日から木曜日は東日本と北日本も台風の影響を受けるでしょう。
きょうは西日本と東日本を中心に、広範囲で雷雨となるおそれがあります。雲や雨雲がかかるため、最高気温はきのうよりやや低い所が多いでしょう。
西日本は火曜日から水曜日、東日本と北日本は水曜日から木曜日に大荒れの天気となるおそれがあります。夏台風は高気圧の勢力次第で予報が変わりやすく、台風10号もまだ進路やスピードが定まっていない状況で、最新の情報をご確認ください。
(気象予報士・益山 美保)
【台風10号】ピーク時には「非常に強い」勢力になる予想
強い勢力の台風10号(サンサン)は小笠原近海にあって、北北西に進んでいます。今後はしばらく北上したあとは西寄りに進路を変えて、北西に進む見込みです。その後は進行方向を北東に変えて、27日(火)から28日(水)にかけて九州から関東のどこかに上陸する可能性が高くなっています。
お天気キャスター解説 8月25日(日)の天気
きょう8月25日(日)の全国の天気をウェザーニュースキャスターの魚住茉由がお伝えします。 今日は湿った空気の影響で、西日本から東北南部にかけては天気の変化に注意が必要です。雷や突風、ヒョウを伴う可能性があり、日本海側では局地的に大雨となるおそれもあります。危険を感じたら、近くの頑丈な建物にご移動ください。東北北部も午後はにわか雨の可能性があります。昼間はジメジメと不快な暑さです。北海道は雲が広がりやすいですが、日差しの届く所が多いです。 南西諸島は変わりやすい天気です。日差しが届いてもにわか雨の可能性がありますので、空の変化にお気をつけください。
環境省熱中症予防情報サイト - 熱中症警戒アラート (env.go.jp)
【台風10号】28日(水)頃に西日本へ上陸予想・これから発達のピークに(2024年8月25日 10時更新)
8月25日(日)9時現在、強い勢力の台風10号(サンサン)は日本の南を北西に進んでいます。今後は発達に適した領域に進み、27日(火)には非常に強い勢力まで発達。その後は西日本に上陸する予想です。
【台風10号】進路解説 なぜより西寄りに・夏台風特有のスピードの遅さ
強い台風10号は25日、日本の南の海上を北西へ進んだ。気象庁によると、台風は発達しながら北上を続け、28日頃に強い勢力を維持したまま西日本に上陸する恐れがある。西日本と東日本の太平洋側を中心に27日以降は大雨になる見込みで、同庁は暴風や高波、土砂災害などへの厳重な警戒を呼びかけている。
台風は25日午後6時現在、日本の南の海上を時速約30キロで北西へ進んでいる。中心気圧は980ヘクト・パスカル、中心付近の最大風速は35メートル。
同庁によると、27日午後6時から28日午後6時までに予想される24時間降水量は、東海400ミリ、近畿と四国、九州南部300ミリ、九州北部200ミリ、中国150ミリとなっている。
JR各社は25日、台風の接近に伴い、新幹線の全線や一部区間で計画運休や運転見合わせを行う可能性があると発表した。東海道新幹線と上越・北陸新幹線、東北・山形・秋田新幹線は28~29日で、山陽新幹線は27~29日。
空の便では、全日空と日本航空が、27~28日に西日本の空港を発着する国内線を中心に、運航に影響が出る可能性があるとしている。