くもり空の下で……

アルコールとギャンブル。依存症からの回復と成長を目指しながらの日々の雑感を発信。趣味の渓流釣りなども公開しています。

憲法記念日に想う

2021-05-03 21:41:22 | 日記
今日は祝日ですが、私は1日外回りの仕事をしておりました。


世の中はコロナ禍。
第4波。
首都圏を中心に緊急事態宣言を出されている地域も数多くあります。
けれど、その「緊急事態宣言」もすでに4回目ということもあるのか、国民の危機意識も薄れてきているようにも感じます。

私の暮らしている地域は緑が豊かな観光地です。
今は水田に水が入り田植えの真っ最中。
それ故、この緑豊かな観光地に行ってみたい!少しでも普段の日常から離れてみたい………という人たちの気持ちは分かります。
けれど、今は国の緊急事態という状況。そういった状況を顧みない人たちがあまりに多すぎるようにも感じる1日でした。



コロナ?自分には関係ない。それは他人のこと。









所詮は他人事………………
自分には関係ない………………




そう。


私も今までそういう生き方をしてきました。








◆◆◆◆◆







今日は憲法記念日。



「そもそも、憲法ってなんぞ???」



私はもういい歳をした中年ですが、恥ずかしながら未だに憲法という制度をよく理解してはおりません。「そんなの、そういったものに関係する人たちだけで決めて勝手に変えたらいいんじゃね?」………みたいにずっと思って生きてきた人種です。


でも、
その憲法というものに守られて、私の今の生活は成り立っています。



憲法25条 最低限度の生活とは


日本国憲法第25条
すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。 国は、すべての生活部面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない。






今から約5年前に私はこの憲法25条によって命を救われました。

「生活保護法」


職を失い……といっても自己都合で退社し、退職金を使い果たし、挙げ句にギャンブルで無一文。
おまけに酒に溺れ身体を壊し瀕死の状態。
こんな私を救ってくれたのは、私の身内と、この憲法25条でした。

約3ヶ月間の入院。そして退院してから私が再び社会復帰するまでの約1年間、
この憲法25条、生活保護法というものに守られて生きてきました。



今は、このような制度、こんな恵まれた国に生まれてきたことに感謝しています。
こんな愚かなことをしてきた私を無償で助けてくれる国。
考え方によっては、そんな国なかなか無いのではないでしょうか?






「生活保護?冗談じゃない。私には関係ないわ。」




現在はコロナによって生活が成り立たなくなり、生活保護を受けざるをえない方々も大勢いらっしゃると思います。そういった人たちと私が一緒とは言いません。
私は自分の愚かな過ちによって生活保護を受けざるを得なくなっただけの男。

ですが、
どんな状況であっても、生活に困窮している人々を助けてくれる憲法25条。
私は今でもこんな憲法25条に感謝しております。










◆◆◆◆◆◆


PS:




昨今、
「憲法改正」が国会では議題になっております。
主に今話題になっているのは憲法9条についてだと思いますが、もし憲法改正法案が可決、成立でもした暁には、この9条の他にも、イロイロと改正されまくるのではないかと少し危惧しております。

















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