くもり空の下で……

アルコールとギャンブル。依存症からの回復と成長を目指しながらの日々の雑感を発信。趣味の渓流釣りなども公開しています。

⑨ハンドメイドルアー:ディッピング(塗装前)

2016-12-19 22:19:00 | ハンドメイドルアー
前回ようやくアルミ貼りまで終わりました。



ここからの工程は、最終のトップコーティングが終わるまで、なるべくなら間隔を空け過ぎないように計画的にしたほうが良いと思います。


…………何故?

と思われた方に少しだけ説明させていただきます。


セルロースセメントでディッピングを繰り返してきましたが、セルロースセメントは時間と共に乾燥しつつ硬化していく性質をもっています。



あまりに乾燥時間が短すぎると硬化不良をおこしてしまったりしますが、逆にあまりディッピングの間隔(時間)を空けすぎてしまったりすると、前回ディッピングしたセルロースセメントと伸縮率に差が出てしまい、今までコーティングしてきたセルロースセメントがヒビ割れたりしてしまうことがあるからです。
(以前に作ったルアー)


この写真をみていただくと分かるかもしれません。
これは完成してから釣行に出掛けた後にルアーの表面にキズがついてしまったので「もう1回ディッピングすればキズも消えるかな………」
…………と思いディッピングをしてみました。
するとキズは消えてくれましたが、その代わりにルアー全体にひび割れができてしまいました(T0T)💦💦



まぁ…ただ釣るためにだけに使用するならばそれほど問題もなく使えるとは思いますが、せっかくここまで作ったのにひびなどがミシミシと入ってしまうとやはり「残念なルアー」になってしまいます。
私のように「残念なルアー」になってしまわないように注意して下さい。


アルミを貼る前ならばひび割れも隠すこともできますが、ここから最後のトップコーティングまでは途中でひび割れがもしできてしまっても、もう修復のしようがないし隠せません。

なので、もしこれから先の作業に間隔が空いてしまいそうな場合には、この⑨の工程に入る前に中断しておくことをオススメします。

私もこの失敗を繰り返さないように今は注意しています。







……………では気を取り直し作業を再開していきます。


前回アルミ貼りまで終わりました。
ここからすぐにでも塗装に入りたくもなりますが、アルミとバルサ材との段差をなくすため。
それと同時にエアブラシなどの塗料がキチンとボディーに馴染んでくれるように、ここでまたセルロースセメントのディッピングをしていきます。



漬けて
ゆっくり上げて
乾燥を12時間以上

…………
…………
…………
向きを替えて




また漬けて
ゆっくりと上げて
乾燥を12時間以上



……………
……………
……………


私はここでのディッピングは4回ほど行っています。

4回ほどでアルミとの段差はほぼなくなると思います。




さぁ、いよいよ次回は塗装に入ります。





ではまた。






(⑩へつづく)