shining's ブログ 「音楽と旅と珈琲と」

音楽大好き男の徒然なる日記

人の心も万物流転~映画「トゥ・ザ・ワンダー」を観る

2013-09-02 | 日記
日曜日の話ですが……月に一度の映画の日。
今回は新宿に足を運んで「to the wonder/トゥ・ザ・ワンダー」を観た。

物語はフランス西海岸に浮かぶ小島、モンサンミシェルで幕を開ける。
アメリカからやって来たニールは、そこでマリーナ(と彼女の娘)と出会い、互いに深く愛し合う。しかし、アメリカへ渡り、オクラホマの小さな町で生活を始めた3人の、幸せな時間は長く続かなかった。
マリーナへの情熱を失い、やがて幼なじみのジェーンに心奪われるニール。そして、彼との関係に苦悩するマリーナはクインターナ神父のもとを訪れる。
しかし、クインターナ神父もまた深い葛藤と闘っていた。
愛とは何か? 永遠の愛は可能なのか?
愛は彼らの人生を変え、破壊し、そして彼らを新たな人生に向き合わせる。激しく燃えた愛が、次第に熱を失い義務感や後悔へと移ろうさまを、マリックはモンサンミシェルやオクラホマの広大な景観の中に映し出していく。
真実の愛の物語ははかなく、残酷で、だからこそ切ない――。
詳細は公式ホームページをどうぞ。 ↓
      http://www.tothewonder.jp/

特徴としてはカメラ目線がまるでアマチュアのビデオカメラみたいで、被写体に近づき過ぎた感があり、人物から距離を置くために広大な空や流れゆく水に視線を移す方法を用いている。
物語も明確な起承転結が見つからず、単純なエンターテイメント(娯楽)を求める方にはお勧めはしません。
でも、人間の業や「自分は相手に真剣に向き合ってきただろうか?」等を省みるにはいい機会になるかもしれません。
ちなみに、マリーナと彼女の娘はフランス語で、ニールやジェーン、クインターナ神父は英語、ジェーンに解放的になれと諭す女はスペイン語だったりと、複数の言語が入り乱れますので、混乱しませんように。

深く悩む心理を反映して重厚なクラシック調の音楽が全体を占めますが、参考までにどうぞ。

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