shining's ブログ 「音楽と旅と珈琲と」

音楽大好き男の徒然なる日記

2014年最後のブログです/「世界でいちばん好きな人」(2006)by KAN

2014-12-31 | 日記
世界でいちばん好きな人/KANの歌詞
              オリジナルアルバム『遥かなるまわり道の向こうで』に収録。

2014年もついに終わろうとしている。
今年も多くの課題を残しながら終わろうとしている。

そして今年も、自分の記憶に刻まれた人々が去ってしまった。
音楽プロデューサーの佐久間正英さん、
フラメンコ・ギタリストのMr.Paco de Lucia、
キーボ-ド奏者のMr.Joe Sample(Crusaders)と松岡直也さん、
「チューリップ」の安部俊幸さん、
元社会党党首の土井たか子さん、
“ドカベン”こと香川伸行さん(まだ早いじゃないか)、
俳優のロビン・ウィリアムズさん(「いまを生きる」「パッチ・アダムス」とか好きだった)、
歌手の中島啓江(けいこ)さん(明るく大らかな性格と歌声が好きだった)、
俳優の宇津井健さん、高倉健さん、菅原文太さん、etc. etc.
ご冥福をお祈り致します。

今年はまた、家族の健康についても先を案じることがあった。
みんなが自分が健康であって、日常はきちんと廻るのだから。

残念だったのがASKA(CHAGE & ASKA)の覚醒剤取締法違反。
良い歌を作ってきただけに、“なぜ…?”の思いが消えない。
まずは罪を償って、自分をみつめてまっさらになってから、
またシーンに復帰して欲しいと願っている。
井上陽水が、尾崎が、長渕が、槇原が戻ってきたように。

今年を締めくくるにあたり、KANさんでいちばん好きな歌を挙げました。
テロと暴力がはびこる世界以上に、自民党が政権を奪取した以降の日本に危機感を感じずにいられないのだ。
そして、先の総選挙。
これだけ危険な状態であるにもかかわらず、自民党しか選ばない有権者の愚民ぶり。
(中選挙区制度に戻ればいくらか改善できるのかもしれないが)
自民党しか選べないから、新卒者一括採用に偏った労働環境や中高年の人生のやり直しも女性の子育て環境もまったく改善される余地がないし、
“原発・オリンピック・新幹線”という冷戦構造から高度経済成長期までのイデオロギーからの脱皮もまったくできない。
そうこうする間に日本そのものが「泥舟」と化してずぶずぶと沈みかけていることを、どれだけの民が気づいているのか。

それでもこの国には、自分の愛する人がいる。
(過去になりつつあるが)日本の歌と文化はまちがいなく自分の血肉になっている。
たとえば政治状況が悪化して日本に住めなくなって日本を離れたとしても、日本の価値観と比べては懐かしく恋しく思うのだろう。

この国がアジア侵略からファシズム・敗戦破滅へ至った「過去の過ち」への冷静な検証を常に忘れず、
国際平和・民主主義・貧困差別災害撲滅への良識をしっかり持ち続け、
富の再分配やワークシェアリングと同一労働同一賃金化、東京一極集中からの脱皮などを模索し続けかたちになることを願わずにいられない。

今年もこのブログを愛読して下さった方に、ありがとうございました。
どうぞ良い年をお迎えください。

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