shining's ブログ 「音楽と旅と珈琲と」

音楽大好き男の徒然なる日記

負けるな。/あの愛の歌を今唄いたい(1979・杉田 二郎)

2021-10-03 | 音楽
先日OAのアニメ「白い砂のアクアトープ」13話を見ていたら、この歌を取り上げたくなりました。
不遇・苦境の環境で生きている人々のちからになれば幸いです。


自分の大好きだったシンガーソングライターのひとりに杉田二郎さんがいらっしゃいますが、
彼の作品で言えば1975年のアルバム『題名のない愛の歌』から1984年のアルバム『ブライト』までの
東芝EMI・EXPRESSレーベル在籍時代がそうでした。
「戦争を知らない子供たち」(1970)が有名なジローズ時代はさほど関心ありません。

「男どうし」「積木」「海においで」「僕たちの箱舟」「八ヶ岳」(シングル)「流れる雲をつれてゆく」等々、
包容力ある低く優しい歌声と楽曲が大好きでした。
CD2枚組ベストアルバム分はうまく選曲できる位です。
残念なことに1986年、自分の事務所(ワン ペニー)を畳んで
芸能事務所「アップフロントグループ」移籍(身売り?)をきっかけにアダルト歌謡路線に転向し、
それに共感できない自分はここで離れてゆきました。




  ↑
1979年にリリースされた、杉田二郎さんのオリジナルアルバム『Good News』に収録され、
「エンドマーク(2'46")」のカップリングとしてシングルカットもされました。
”あと20年(で)21世紀だ” という歌詞のために陳腐化の印象は免れない「エンドマーク」に対して、
こちらの歌は今聴いても古さを感じることはない。

良い歌がいっぱい入っている名盤にもかかわらず、38年間もCD化されず、現在は廃盤という不遇のアルバム。
聴きたいと思われたなら、ぜひユニバーサルミュージックへCD復刻のご意見をお願いいたします。


杉田二郎『あの愛の歌を今 唄いたい』1980年・FM東京 スタジオrec


作詞:キタヤマ・オ・サム(北山修氏の別名)
作曲:杉田二郎
編曲:岡崎倫典
  (ホームページ: https://www.rynten.com/ )

  人間生きるにゃ 情けが必要だろう
  情(じょう)はからまり 足元しばりつけてく

  村をすて 町に出て
  歯を食いしばる あのやさしい人々に
  前を見つめていれば 明日が見えてくると
  心にひびいた あの愛の歌が 今ほしい

  退屈そうでも 燃えてるものがあるだろう 
  手ごたえなくても 探せば何かあるだろう

  絶望して帰る前に 
  失恋して嘆き悲しむ前に
  あきらめるんじゃないと そこにいてほしいと
  その腕さしのべる あの友達が 今ほしい

  時代は流れて 人も流されて行く
  それでも誰かが おまえに期待するさ

  流れにさからい生きる人
  うつむきかげんで しらけている人々に
  愛し合っていたなら 何も心配ないと
  くりかえし くりかえし 私は 今唄いたい

  流れにさからい生きる人
  うつむきかげんで しらけている人々に
  愛し合っていたなら 何も心配ないと
  くりかえし くりかえし 私は 今唄いたい





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お付き合いいただき、ありがとうございました。

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