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音楽大好き男の徒然なる日記

追悼・高橋幸宏さん(4)・あれやこれやのグレイテスト・ヒッツ集

2023-02-15 | 音楽
たいへん長らくお待たせいたしました。
高橋幸宏さんの功績を振り返る追悼特集。
最後に“これはもうお馴染みの”名曲集で締めくくりたいと思います。




第3弾で日産スカイラインを出しましたが、
ここでもまたクルマに関する曲です。
まずは、そのCMをどうぞ。

【CM 1989】mazda FAMILIA 新ファミリア系列 30秒×3


実はこの “7代目ファミリア” のCMが、おカマ掘って潰してしまった(今思っても悔しい~😢!)
愛車・AE86レビンの後継車を決めるきっかけになりました。

「5ドアの“アスティナ”がカッコイイなぁ~、これにしようかなぁ~」
「走るのならやっぱGTかぁ…?」と
最後まで思っていましたが、
ファミリーユースの目的と税金面を冷静に考えて
結果、黒で4ドアセダンの“インタープレーR”に決めました。

でも自分の使い方ならレビンに何ら劣ることはなく、
国道旧18号線の碓氷峠も気持ちよくキビキビ走ってくれて
 (ここを走らないと軽井沢入りした実感が沸かないので)
当時はマイカーがまだ走れた “乗鞍スカイライン” もこのクルマで走り、
比較的早く壊れたカーステレオからこだわりのカセットデッキ&アンプ&スピーカーに付け替え
12年間という長いつきあいをしてくれました。
この7代目ファミリアにはただただ “感謝” のひと言です。

余談ですが、今のマツダは “デミオ改めMAZDA2” 以外はすべて「3ナンバー化」してしまって
正直つまらないラインナップばかりになってしまったのが残念です。

(それはスバルも同じこと。北米市場ばかり考えてっから…)

では、旧ミカバンドでは聞くことのなかった幸宏さんのボーカルも聴ける
シングル曲「Boy & Girls」をどうぞ。

サディスティック・ミカ・バンド 「Boys & Girls」1989


作詞:森雪之丞・小原礼
作曲:加藤和彦・高橋幸宏・小原礼
編曲:サディスティック・ミカ・バンド


  オリジナルアルバム『天晴(あっぱれ)』(1989)に収録。
  同窓会で終わったプリンセス・プリンセスとは対照的に
  桐島かれんを女性ボーカリストに迎え全曲新曲という
  ’80年代の現在進行形サウンドで蘇った「バンド2期」でした。


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「インターミッション」

さて、YMOの面々がけっこうユーモア好きな話は有名ですが、
まさか、当時の漫才番組フジテレビ「The Manzai」に出てくるとは・・・
しかもまだ散開の話も始まっていないのに「もとYMOの」なんて言っている。

冒頭のシーンが飛んでおりますが、
なにしろ貴重な映像なので許してあげて下さい。

TRIO THE TECHNO トリオ・ザ・テクノ Yellow Magic Orchestra YMO イエロー・マジック・オーケストラ


「YMOの皆さんは、テクノポップという偉大な発明をしました。
 そして時々、このようなバラエティ番組にも出演され、
 違った喜びも届けてくれるエンターテイナーでもありました。
 日本の音楽界を彩った本物のアーティストです。
 その音楽はずっと生き続けて行くことでしょう。✨」
   かんた さんのコメント。

「このシュールさが好きすぎる😂
 YMOは永遠ですね」
   石川 千春 さんのコメント。

「歌番組のオファーを全て断っておきながら、
 お笑い番組のオファーは一発OKするの草」
   神楽蓮 さんのコメント。

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さて、かつて深夜の音楽番組に「モグラネグラ」(テレビ東京)というのがありました。
曜日別でパーソナリティーが異なるのですが、
ムーンライダーズの鈴木慶一さんの日で「悲しい歌ベストテン」というのがありました。

そのリクエストでこの歌がリクエストされたのですが、
「…え? この歌のどこが悲しいの?」と思っていましたが
(当時はまだこの歌のMV = Music Videoをしりませんでした)

その歌のMVを初めて観た時・・・
・・・😆😆😂(爆笑)
爆笑しながら「こ、こら悲しいわぁ😂」
思わず納得してしまいました。
ほんとに "やらされ感満載" で思い出すだけで吹き出してしまいますわ。(笑)


 では、どうぞお楽しみ下さい。

YMO「君に、胸キュン。(MUSIC VIDEO・HD Remaster)」1983 MUSIC VIDEO


作詞:松本隆
作曲・編曲:YMO

「まさかの本人たちもフルHDで復活させられるとは考えていなかったろうに….」
  ぽいぽい さんのコメント。

「夜勤明けみたいな表情と動きとテンション」
  Kzh Kmb さんのコメント。

「目を瞑って聞いたらめちゃくちゃお洒落な曲だよ……」
  I T さんのコメント。

「知らない人向けに説明すると
 細野晴臣、高橋幸宏、坂本龍一という3人の天才が集まって結成した
 YMO(イエロー・マジック・オーケストラ)が
 当時の音楽業界に嫌気がさして面白おかしいポップな曲を作った。
 それがこの「君に、胸キュン。」」
   むしゃ さんのコメント。

「この高品質な音楽に、悪ふざけ。
 さすがYMO!」
   James Brown さんのコメント。(いいのかよ、実在した超有名歌手名勝手に使って)


  発売当時のコピーは「憎さあまって可愛さ百倍」。
  オリジナルアルバム『浮気なぼくら』に収録。
  化粧品CMタイアップ曲ということもあり大ヒット。
  自分としては、シンセオペレーターだった松武秀樹氏が前作『テクノデリック』で脱退後の作品ということもあり、
  「お~、随分ソフトな音になったなぁ~」と驚いた一曲です。
  せっかく“若作り、もとい、アイドル路線”で行こうと決めたのだから、
  細野さんが手掛けたイモ欽トリオの「ハイスクールララバイ」(1981)のセルフカバーをしても良かったのに・・・って
  そこまでは気が付かなかったか(笑)。

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第1弾の「マッドマン編」で1st album曲を紹介したビートニクスですが、
この後とても良い歌を出していたんですね。

「え・・・、なんでこの歌を最初に出さなかったの~⁉」

この歌知ってたらもっと評価を高くしたのに・・・と思う程です。
「フォーク・テクノ」と言う方もいましたが、たしかに。
良い絵て妙だと思いました。

THE BEATNIKS - ちょっとツラインダ 1987


作詞:鈴木慶一
作曲・編曲:The Beatniks
歌詞:KK BOX
  https://www.kkbox.com/jp/ja/song/Oqury27_MMmVc25ux7



  2nd アルバム『EXITENTIALIST A GO GO-ビートで行こう-』(1987)に収録。
  現在廃盤。あ~もったいない。

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さて、幸宏さんの作曲した曲を1曲だけ挙げろと言われたら・・・
やっぱりこれなんでしょう。

かのアニメ「響け!ユーフォニアム」シリーズでも
まさかこの曲が取り上げられるとは・・・

移り変わる時代と世代の中でも
確実に、この曲は語り継がれることでしょう。

まずは、その「ユーフォニアム」シリーズの映像から。
久美子が北宇治高の吹奏楽にしっかり根を下ろしてた事を自認した一歩の曲になってます。

響け! ユーフォニアム. "RYDEEN." Tribute to "Kyoto Animation." Hibike! Euphonium. 2015





また、シャレのわかるNHKの音楽スタッフの方々により、YMOのお3人が集まる機会がありました。
そこでも、肩が抜けながらもしっかりした演奏を聴かせてくれました。

「目を瞑ってドラムの音を聴いた時、
 これほど正確なリズムはシーケンサーだと言われても疑わない。
 それでもテクノサウンドに人々を惹きつけるYMOのグルーヴ感は、
 やはりユキヒロさんの凄さ。
 この3人が誰ひとり欠けてもYMOは成し得ない。
 寂しくなりますが、音楽は生き続ける。
 安らかに。」
   hirooooo さんのコメント。

「「ワーン、ツー、ワンツー」までは半笑いだったのに、
 演奏が始まると何人たりとも近寄れないオーラを放ちながらも、
 本人たちはすました顔で淡々と演奏するのがたまらない」
   200DC SSL さんのコメント。

「RYDEENはコンピュータを駆使したYMOの代表曲であるけれど、
 この演奏聞くと、コンピュータがどうのこうのではなくて、
 幸宏さんのメロディー作曲力、
 教授の編曲力、
 そして、細野さんのプロデュース力が上手くかみ合った作品だと思えます。
 そして3人の演奏力の高さがこのヴァージョンでは垣間見えます。
 こんなにシンプルだけどRYDEENという曲の本質は変わらない。
 YMOはコンピュータを駆使しただけのバンドではないと思います。」
   mae toshi さんのコメント。

「音数が少ないと逆に一人一人の演奏技術の高さが顕になってくるからいい」
   花牟礼遼平 さんのコメント。

どてらYMO「RYDEEN」(NHK-BSプレミアム「細野晴臣イエローマジックショー」より)



それでは、その源流たるオリジナルバージョンをどうぞ。
やっぱりカッコイイ一曲でした。

Yellow Magic Orchestra – “Rydeen“ 1979 (ALFA MUSIC YouTube Channel Official Music Video)

作曲:高橋幸宏
編曲:YMO


  初出:オリジナルアルバム『Solid State Survivor』1979


  ベストアルバム『UC YMO ~Ultimate Collection of Yellow Magic Orchestra』(選曲・監修:坂本龍一)


  ベストアルバム『YMO GO HOME』(選曲・監修:細野晴臣)
それぞれに収録されております。

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「インターミッション」

どてらYMO 2011 温泉宿で結成秘話




関係が険悪になってた『BGM』の頃は、こんな穏やかで楽しいYMOになるとは思いもしなかったです。
改めて、失ったものの大きさに力がなくなります。

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それでは、このシリーズもこの歌でおしまいにしたいと思います。

「saravah」とはポルトガル語で「祝福あれ」の意味で、
ピエール・バルー(フランスの歌手・俳優)はヨーロッパにブラジル音楽のボサノヴァを広めた人物として知られる。
幸宏さんの『Saravah!』にもボサノヴァの影響が見受けられる曲があるほか、
レゲエやテクノなど、ジャンルにとらわれない幅広い音楽性が1枚に詰め込まれているのだ。
   GQ 「40年を経て、完成した名盤! 高橋幸宏、ソロデビュー40周年記念インタビュー」より
  https://www.gqjapan.jp/culture/bma/20190206/saravah-40-strong#:~:text=%E3%80%8Csaravah%E3%80%8D%E3%81%A8%E3%81%AF%E3%83%9D%E3%83%AB%E3%83%88%E3%82%AC%E3%83%AB%E8%AA%9E,%E3%82%8C%E3%81%A6%E3%81%84%E3%82%8B%E3%81%AE%E3%81%A0%E3%80%82

でもお分かりの通り、この歌は
ポルトガル語の「祝福あれ」にも、日本語の「さらば」にも通じそうな
ダブルミーニングに感じられるのですね。

幸宏さんのボーカル曲はいろいろありますが、
自分にとってはやっぱりここにたどり着きます。
感慨深く、センス高く、大人な一曲です。

最後になりますが、
高橋幸宏さん、本当にありがとうございました。
あなたと同じ時代を過ごせて、ほんとうに幸せでした。
謹んでお悔やみ申し上げます。

サラヴァ! (1978・高橋ユキヒロ)


作詞・作曲:高橋ユキヒロ(幸宏)
編曲:高橋ユキヒロ&坂本龍一

歌詞:J-Lyric.net
 https://j-lyric.net/artist/a019790/l04cf66.html





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お付き合いいただき、ありがとうございました。

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