ルノワールの少女像、今回の模写の課題で2番人気でした。(1番人気はマグリットのハト。)年齢も様々ですがそれぞれ個性的で、とても魅力的なので、ずらりと並べてみました。ちなみに一人だけ男の子の作品です。どれかおわかりになるでしょうか?
図工ランドはもともと、自分のこどもたちに受けさせたい造形教育を、という視点から始まりました。それはごく素直に、形や色とたくさん遊ばせたい、とか、のびのびといろんな絵を描いてほしい、という気持ちです。絵だけではなく、立体的な造形を重視する、というのもそうですし、こどもの頃から たくさんの名画を見てほしい、という今回の課題も、出発点は同じです。図工ランドが目指しているのは、こどもにとって望ましい造形教育の王道、「スタンダード」です。指導する側の作家性や芸術的志向ではなく、より普遍的でニュートラルなもの..。ですからバウハウスを遠いお手本にしているわけです。 まだまだ努力が必要、日々これ精進、な毎日ですが..。
...ところで男の子の作品は一番上のものでした。この中でも最も優しげ、そしてはかなげ、ではないかなと思います。(きむらみゆき)