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普天間より米軍再構築優先
=分散配置、対中国とも連動-海兵隊グアム移転修正・米
【ワシントン時事】米政府主導で手詰まり状態にあった在日米軍再編が修正される。在沖縄海兵隊のグアム移転を米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設と切り離し先行実施。国防総省は低コストで一時駐留できるローテーション派遣を利用して太平洋に海兵隊を分散配置する構想を進め、アジアの覇権争いで中国に対抗するオバマ大統領の新国防戦略を加速化させる。再編見直しは、「世界一危険」と呼ばれる普天間飛行場の移設より、米側がアジアの米軍再構築を優先した結果でもある。
◇ローテーション配備主流に
カネを掛けずにいかに米軍のプレゼンス(存在)を維持するか-。新国防戦略の狙いを突き詰めればこういうことになる。長年の同盟国との連携強化と、東南アジア諸国との新たなパートナーづくりによる米軍のプレゼンス確保を軸に据えた同戦略を支えるのがローテーションによる海兵隊の一時駐留だ。
一時駐留は6~7カ月と期間が短く、家族同伴の兵士は少ないため、「身軽な兵士」を迅速に派遣でき、駐留経費も低く抑えることが可能だ。在沖縄海兵隊の主力戦闘部隊「第3海兵師団」の歩兵や水陸両用強襲車部隊なども、米本土から6カ月程度のローテーションで配備されている。
費用対効果が期待できる海兵隊のローテーション配備は、在沖海兵隊グアム移転のコスト削減を要求していた上院軍事委員会のジム・ウェッブ議員(民主)も提唱していた。
国防総省は在沖海兵隊をグアムに4700人移転させるほか、ハワイや米本土、オーストラリアなどへの移転も検討している。
ローテーション派遣は、いわば「出張」と同じで、臨機応変に沖縄に戻ることも可能だ。同省が米軍再編に求める「柔軟な海兵隊の作戦運用能力」の条件も満たす。
米側が在沖海兵隊の米軍岩国基地(山口県岩国市)移転も打診したのは、同基地が海兵隊を乗せる強襲揚陸艦の拠点である海軍佐世保基地(長崎県)に沖縄より近いだけでなく、将来、岩国基地で垂直離着陸輸送機MV22オスプレイを運用することを念頭に置いているからにほかならない。
岩国移転打診は、朝鮮半島有事の際の海兵隊の機動性を重視した措置との見方もある。◇抑止力担保が狙い
「中国がミサイルを在日米軍に向けたとき、米軍のリスクを分散できる体制がなければ、抑止力は担保されない」-。国防総省幹部はアジアの米軍再編の狙いをこう解説する。
オバマ大統領が各軍制服組トップと膝詰めで練り上げた新国防戦略は、中国を名指しし「米軍の戦力投入を阻害する手段を追求し続けている」と、中国の弾道ミサイルや巡航ミサイルの能力向上を露骨に警戒している。
米空軍内では海兵隊が駐留する予定の豪ダーウィン周辺の豪軍基地で、戦略爆撃機や戦闘機、大型輸送機の訓練を行うことが検討されている。中国のミサイルからの避難措置を取った場合、グアムや嘉手納基地(沖縄県)などの航空戦力の運用先を豪州に確保する狙いもあるとみられている。
米軍再編経費の圧縮を求める米議会は、パネッタ国防長官に対し、極東と太平洋地域の米軍配備に関する評価報告書を提出するよう求めている。(2012/02/08-17:47)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2012020800802
記事の紹介終わりです。
☆☆
はっきり言って、結論は海兵隊のお引き取りしかない。
日本の島嶼防衛は自力でできます。
やらねばなりません。
88式地対艦誘導弾(SSM-1)試験映像 FULL
上図のビデオは、此処をクリックすれば見られます
通常戦力での防衛は、日本の独自の対応が、国家として当たり前です。
核武装に関しては、 『 保有公言 』 を実現する前提の、科学技術の充実と 輿論喚起が急務です。
純粋軍学的な見地から謂えば、沖縄海兵隊は日本政府や日本国民への、威圧が主任務です。
沖縄周辺の島嶼防衛は、我が国独自の努力で解決すべき課題です。
米国は領土問題には、介入しません。
( 台湾への投資よりも、支那本土への投資額は、あまりにも巨大です。 )
2012 02 08 普天間より米軍再構築優先 【時事】
2012 02 06 沖縄海兵隊のグアム移転、4,700人で合意 【読売】
2011 05 12 米有力議員、普天間の嘉手納統合提言=現行計画「非現実的で実行不能」 【時事】
2011 05 07 沖縄知事、県内移設を改めて拒否 防衛相との会談平行線 【朝日】
2011 03 18 米軍の災害支援 それでも普天間はいらない 【琉球新報】
2010 10 16 [名護反対決議]移設はより非現実的に 【沖縄タイムス】
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■ 2009年7月9日
「我が郷は足日木の垂水のほとり」 はじめました。
本稿はその保管用記事です。
■ 2010年3月2日
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