わが郷ではこの支配する強制力のもとを、湯田菌とか国際金融とかよんできた。
ユダヤの陰謀論によれば、世界を支配しているのはユダヤの裏組織である、イルミナティなのだという。ところが日本やアメリカの巨大金融が、ユダヤの支配下にあるというのは、ちょっと無理なこじつけの様にも思える。確かに金融、つまり銀行屋が世界経済において大きな支配力を発揮してはいる。ところが、これらすべての金融がロスチャイルドなどの家系的支配下にあるというのは、あまりにもこじ付け的な安易な連想にすぎぬのではないか。ある程度の規模を持った銀行で、有能な職員と顧客があれば、銀行は自己資産の、12倍程度の貸付け、つまり信用創造ができる。これを市井の言い方では、 「紙幣の印刷」 というのだが、この貸金の発生と担保の支配権をもつということが、現代社会における金融の経済支配力の根源ではある。
(この「信用創造」を卑近な例で書いたのが、 『アベノミクスの 入り口』 に収めてあります。また銀行とやりあって、勝つ方法のヒントも、ちょこっと匂わせてます。でもこの方法は公序良俗 ? に反するかもしれないので、ダイレクトには書きません。)
つまり、現代社会を支配している陰の力というものは、ユダヤの家系に連なるものの特異な支配力といった、血族的なものではない。
現実に保有する金融資産の十何倍もの価値を捏造し、カネを貸したという行為が正当化され、即 貸金返済を請求できる権利の発生となる。
この摩訶不思議な金融の権利。これこそが、民主的な国権よりも上位にある。
この金融の異常な潜勢力を見ずして、「その地域に民主的な選挙とか国政運営があるか否か」 などでは、現実に発生している困難を解決できない。
(このデタラメは、明治維新からか始まっている。つまり伝統保守派を気取っても、この歴史的な金融の欺瞞を指摘し、乗り越えてゆくプランがなければ、現実は何も変わらない。それで原理的にちょっと触れるが、「金融業者が信用創造権の占有をしているが、これを止めさせて、信用創造を民意の管理下に置く」ということ。つまり、民意で選ばれた政府が、金融を指導監督するという 原則は正しい。)
つまり、日本はアジアとか、あるいはその手柄をアフリカとか中南米にまで拡大して、すべての植民地を解放した。などと、めでたし芽出度しとばかりは謂ってもおられない。
ある下着メーカーがわが郷の言い方では、キムチ暴力団にのっとられた。その手段は「なんとなく合法的」だったような。しかし、細かに検証してみれば、株式売買のシステムの中で、一方の株価が百倍どころか、二百倍ちかくにも爆発的に高騰している。普通の日本人の感覚では、これは犯罪よりもひどい。
暴力団が企業をのっとるために、
株取引の金融の隠れ蓑を使う。
こう見れば、その実態が一般人にも理解できる。
日本には ロスチャイルド の血脈を引く金融家などは、なかなか見つかるものではない。ところが、ヤクザ金融なんぞは、腐るほどいるぞ。それが最近は金融適正法の施行で追い詰められて、巨大金融のなかにかこいこまれた。これでヤクザ・街金が浄化されたのかと言えば、そうでもない。馬毛島 のことを見れば、反対に巨大金融が、ヤクザ金融ウイルスに侵されて、銀行家がいつの間にかゾンビになった。あるいは額にお札を貼りつけられて、キョンシーになってしまった。
世の中は結構いい加減に出来ている。……。
そこから、常時ねつが騰がってきて、蛙の井戸が温泉になってしまった。
わが郷では、この地底井戸のことを、湯田と呼んでいる。
2011 10 28 世襲の経営者には 大馬鹿もいる 【我が郷】
世の中、そんなに甘くない。
喰っちゃならないものを、喰ってしまうと……。
豚になる。 【FRB】
(つまり、銀行から金をかりて事業をするならば、家族とか親族との財産関係の縁は、切ってかからねば。
みずからの財産は、スッテンテンの覚悟が必要だ。ならば子供とか、孫とかの名義の避難シェルターは、
絶対に用意しておかねばネ。キノコを喰うときは、自分だけで挑戦すべし。家族みんなで仲良く、茸鍋なんか、
喰ってはいけません。)
■ Site Information ■
■ 2009年7月9日
「我が郷は足日木の垂水のほとり」 はじめました。
本稿はその保管用記事です。
■ 2010年3月2日 人気blogランキング(政治)にエントリーしました。 => ランキングを見る