復路:9月25日(月) →新大阪 :東海道線快速 新大阪 →関西空港:関空特急はるか51号 関西空港→羽田空港:JAL1320便 羽田空港→八王子 :空港バス高尾行き 運賃:¥2,700 +¥12,350 +¥1,700
今週は、月曜日に在阪の事業所に出張。もちろん出張旅費は会社持ちである。ただし、のぞみ指定席分までは。だから、残りは自腹。
会議は、無事17時に終了。新幹線で帰京する同僚を上手く撒いて、最寄り駅に向かい、余剰となった10月分のムーンライトながらの指定券を新大阪18時47分発のはるか51号用に乗変する。
夕食は、新大阪駅ホームの駅ソバ杵屋にて。ここは駅ソバとしては、かなり美味しい部類に入る。19時前という中途半端な時間帯ということもあって、客は少なく、ゆっくりと味わうことができた。
食後、睡眠薬を仕入れてはるかを待つ。この時間帯、はるかホームの人は少なく、かなり空いていそうな予感がする。
早速、睡眠薬を摂取して、宵寝の準備に入る。大阪駅裏側の貨物ターミナルの風景を見ながら、ウトウトしだし、天王寺出発後は完全に爆睡モードである。
関空の橋を渡りきる頃に目覚める。寝ぼけていたためか、橋を渡り終わってから駅に到着するまでが、やたらと長く感じた。
関西空港駅のホームに降りるとき、扉の傍らでJR西日本パッセンジャーサービスのお姉さんが”ご乗車ありがとうございました。行ってらっしゃいませ。”と丁寧に挨拶をしてくれる。へぇーこんな心使いがあるとは知らなかった。そう言えば、何度となくはるかに乗っているが、はるかに乗って関西空港に来たのは今回が初めてである。
ちょっとしたことでも、単純な小生は、また乗ってみようという気になってしまう。
チェックインを済ませ、いつものようにカードラウンジへ向かう。搭乗開始まで50分以上あるので、まったりと過ごすことができそうである。
夕食が軽かったので、食後のおやつを多目に頂く。飲み物は、HI-C梅、山葡萄と普段余り口にしない物を選択。飲み物をお代わりするときに、ついでに、おつまみもお代わりする。あさましき貧乏根性である。
いつものように、20時35分にラウンジを出て、ANA側の出発口から入場。横でニッパーやペンチやドライバーといった工具類を持ち込もうとする人が、メジャー片手の係員から詳細なチェックを受けている。工具類も機内持ち込みNGとは知らなかった。
そして、いつものように、遠い遠い26番ゲートまで早足で歩を進めるが、途中、ANAFESTAでちょっと変わった弁当を発見、明日の朝食用に購入する。その名は磯鯖寿司4カン¥350。さて、お味の方は、...可も無く、不可もなくといったところか。
今宵の翼はJAL1320便である。選んだ訳ではないが、往路と全く同じ機材に搭乗する。
往路と違って、運賃が高いこともあって一般席で我慢する。今宵は空いていそうなので、隣が空席ではないかと期待が高まる。
空いているのは良いのだが、定刻21時05分を過ぎても出発する様子がない。なんでも、後1名の乗客を待っているとのこと。
またか!!
何度も言うように、一体、JALは定時運行する気があるのか? ただでさえ羽田はラッシュなのだから、ここで出遅れたら、到着は確実に5分以上遅れる。到着が遅れると、迷惑を被る乗客がどれだけ居るのかJALはまだ分かっていないようである。
如何なる事情があったのかは知らないが、遅刻した乗客を甘やかすのはいい加減にして欲しい。甘やかすから頭に乗る輩が後を絶たないのではないか。特段の事情があるなら、一本後のJAL1322便に乗せてやれば良い。
これで、小生が羽田第1発22時30分の高尾行きリムジンバスに乗れる可能性は極めて低くなってしまった。ったく。
21時10分頃、さんざん待たせて、件の乗客がやってきた。20代後半の主婦っぽい人。周りの乗客の冷たい視線を浴びながらの登場(搭乗)である。
遅れて、息を切らして駆け込んでくるならまだ許せるのだが、到底そんな風には見えない。普通に平然と歩いてやってきたような感じである。多くの乗客を待たせて、一体どういう神経をしているのだろう。全く腹立たしいが、皆が皆、その乗客を目で追っているのは、何となく滑稽である。
全員揃ったところで出発。小生の隣はやはり空席である。見ると、3列の真ん中にはほとんど誰も座っていない。日曜夜と違って、平日夜は空いているのであろうか。折角の機会なので、窓側に乗り移り、夜景を堪能する。
堺市内がよく見える。所々にいくつもの黒い固まりがあるが、それは、古墳である。古墳との位置関係から、自宅の位置も見当が付いてしまう。
思い起こすと、21時過ぎにベランダでタバコを吸っているとき、南の空を西から東へと横切る一条の光が見える。今、その光に自分が乗っている訳である。
夜景がとぎれたあたりで、浅い眠りに就くが、ドリンクサービスの時には起きてしまう。貰える物は貰わないと損という貧乏根性が染みついている。
冷たいお茶を頂いて、再び、体を擡げ、ぼーっと過ごす。2席占有できれば、クラスJでなくとも十分快適、リラックスできる。
あっという間に、羽田に到着したのは良いのだが、JAL1320便は着陸してからが長い。翼の付いた超大型バス状態で地上を延々走行する。
C滑走路に着陸して、第2ターミナルの傍らを通って、羽田空港を大きく半周し、第1ターミナルに向かう。色々な飛行機が見られて、飛行機ファンにはたまらないのだろうが、そんなサービスは頼んだ覚えは無い。こちとら、空港バスの発車時刻が迫ってきているのが気になって仕方がない。
22時25分、ようやくドアが開いたようである。しかし、前がつかえているから直ぐには降りることはできないので、高尾行きのバスは諦めて、次善の策として22時40分発の多摩センター駅・聖蹟桜ヶ丘行きに狙いを定める。
それでも油断は禁物なので、やや小走りでバスチケット売り場へ急ぐ。幸い、往路のJAL1303便と全く同じ15番ゲートに到着したので出口が近い。
切符売り場も空いていたので、チケットは直ぐに購入できた。聖蹟桜ヶ丘まで¥1,500也。この時点で22時29分である。
ひょっとしたらと思い、多摩方面のバス乗り場へ急ぐと、丁度、高尾行きバスが到着し、乗客が乗り込んでいる最中であった。しかし、今更、きっぷを変更するわけにもいかず。
ここで、機転を利かせる。
乗客が乗り終わる頃を見計らって、”あのー、きっぷを間違えて買ってしまったのですが、このバスに乗せて貰えませんか?”係員はちょっと戸惑った様子を見せたが、”ええーっと、後200円です”という答えを引き出せた。ラッキー。差額¥200を払って、さっさと乗り込む。
空港バス乗り場で現金払いで乗車することはNGだが、乗車変更差額払いならOKとなる場合もあることが分かった。
バスは、日曜日とはうって変わって乗客が多い。2席空いているシートは無いので、やむなく、前方、大人しそうな人を見つけて相席とする。
到着が10分も遅れても、予定通りのバスに乗車できたのだから、良しとしておかねば。
首都高環状線で事故渋滞している箇所があるため、いつもと違うルートで中央道へ向かう。それでも途中、渋滞に引っかかったので、その間パソコンを取り出して紀行文を作成する。
5分ほどで渋滞を抜ける。中央道でも工事渋滞している所があったが、なんとか23時40分に京王八王子バスターミナルに無事到着。ここから平日限定料金倍額の深夜バスで帰宅。
素直にのぞみで帰るよりも1時間余分に費やしてしまったが、空いているはるか、ラウンジ、飛行機でのまったり感はなんとも言えないものがあった。のぞみだと、こうはいかない。