往路：９月３日（土）
八Ｏ子 →立川 ：中央線快速
立川 →東京 ：中央特快
東京 →岡崎 ：快速ムーンライトながら
岡崎 →岡崎公園前：愛知環状鉄道
岡崎公園前→新安城 ：名鉄普通
新安城 →金山 ：名鉄特急新岐阜行き
金山 →大垣 ：新快速大垣行き
大垣 →名古屋 ：新快速豊橋行き
名古屋 →鶴橋 ：アーバンライナーＤＸ
鶴橋 →天王寺 ：大阪環状線
天王寺 → ：阪和線快速
運賃：￥1,110＋￥510＋青春１８きっぷ＋￥220＋￥590＋￥4,650
【前編からの続き】翌朝、いきなりのアナウンスでたたき起こされる。
寝ぼけ眼で聞いた情報は次の通り。ムーンライトながらは、１時間５０分遅れで、運行しているが、途中の停車時間を切りつめるので、遅れはすこしは回復するとの事。
時計を見ると、５時４０分。
名古屋到着は、定刻５時２０分頃だから、１時間５０分も遅れている訳はないのでは？？？ 遅れは、精々、２０～３０分ではないのか？？ 車掌さん、一体、何を言いたいのか？？
ふと、窓の外に目をやる。景色がいつもと違う。漸く謎が解けた。
先程のアナウンスは、熱田駅に運転停車中になされたものではなく、豊橋駅出発直後になされたものであることが理解できた。とすると、やはり、２時間近く遅れている事になる。
列車は間もなく、蒲郡を通過する。アナウンス通り、老体にむち打って回復運転を行っている。
ところが、岡崎駅で運転停車。結構長く停まっている。最初は、ダイヤが乱れた結果、先行する普通列車との関係で、信号待ちをしているのかと自分勝手に想像していた。
暫くして、アナウンスが流れる。岡崎～西岡崎間の踏切で非常ボタンが取り扱われたため、現在安全確認中とのこと。
やれやれである。さらに、２０～３０分後、再びアナウンス。今度は、架線に物がひかっかり、当面、運転を見合わせるとのこと。
車内は、諦めムード一色になる。しかし、先程の踏切の安全確認と架線への支障物との関係は不明のままである。
それから、さらに時間が経過し、
西岡崎駅構内で、強風により架線に支障物が飛来して、撤去作業のため、架線への電源を一時的に遮断するため、車内灯とクーラーが切れますとアナウンスがあった。
暫くすると、本当に、車内灯が消えて、車内が段々と蒸し暑くなってきた。
その頃、車掌がやってきて、
最後尾車両の扉を開放するので、気分の優れない方は、ホームに出ていただいて結構です。と案内をして回る。
なんとも、．．．．である。自然が相手の事象なので、だれも責める訳にはいかないのだが。
通路をゾロゾロと乗客が列をなして、扉に向かって行進していくのに釣られて、小生もトイレを兼ねて、ホームに出る事にした。
風は強いが、雨は殆ど降ってはいない。自宅へメールして、大阪の様子を聞くが、大阪でも雨はそれほどでもないらしい。
小生、かつて、岡崎に居住していた事があるので、生暖かい風に吹かれながら、感傷に浸っていると、今度は、
架線への損傷が大きく、運転再開には相当時分を要するため、名鉄への振り替え運転を行う。と、アナウンスがあった。
名鉄への振り替えと言っても、ＪＲ岡崎駅から、名鉄東岡崎駅との間は、かなり距離がある。徒歩で移動するのは普通は考えられない。
なんでも、ＪＲ岡崎駅から名鉄東岡崎駅までは、バスを走らせるとの事である。
一瞬、
振り替え輸送という言葉に、光明を見いだしたが、よくよく考えてみると、
青春１８きっぷは振り替え輸送対象外である。ただでさえ、お役所仕事しか出来ない
ＪＲ東海の事であるから、例外を認め、融通を効かしてくれる事など、まずあり得ない。それに加えて、駅間を連絡するバスも非常に怪しい。ちゃんと運行されるのだろうか？ バス停には長蛇の列ができるのではないだろうか？
座席に置きっぱなしの荷物も気になるので、取り敢えず、車内に戻って、脱出作戦を検討する事にした。
薄暗い車内、乗客は先程の４分の１まで減っていた。そして、ファンが止まって換気がなされないので、車内にはトイレ臭が充満している。これは辛い。
振り替え輸送はともかく、この状況だと、何時になったら岡崎から離れる事ができるのか不明なので、ムーンライトながらとは決別して、別の手段で西へ向かう事にした。
８時１５分発の愛知環状鉄道で、名鉄岡崎公園駅に出る事にした。幸い、このあたりの土地勘はある。今と
なっては、このルートが一番速そうである。
跨線橋を渡る時に、改札口をチラ見したのだが、予想通り、
有人改札を抜けようとする人々で既に長い列が出来ていた。こんな時、なぜ、自動改札を開放しないのか？？ 自動改札を開放して、立て看板を出して案内すれば済むことでも、ＪＲ東海の手にかかると、杓子と定規である。
１番ホームの愛知環状鉄道のきっぷ売り場で、きっぷを購入。
間もなくやってきた、折り返しの高蔵寺行きは非常に空いており、席は選び放題。
２駅目の中岡崎で下車して、名鉄岡崎公園駅で金山までのきっぷを購入し、ホームで普通列車を待つ。懐かしくて、再び感傷に浸る。
やがて、ガラガラの普通列車がやってきて乗り込み、新安城で、先発の特急の乗り換える。特急は混雑していたが、なんとか座席を確保。金山で降りる。
金山で降りたのは、青春１８きっぷを最大限有効に活用するため。中央西線は、ほぼ定常運行されている様なので、中央線で名古屋まで出る事にしていた。
とにかく名古屋まで行けば、新幹線、近鉄など、選択肢は拡がる。ひょっとすると名古屋始発の大垣行きが運行されるかも知れない。
その時、駅の案内表示を見ると、架線への支障物の撤去が終わり、東海道線が運転再開し、間もなく、大垣行き新快速がやって来るとの事。
これはありがたい。名鉄でワープ出来た事になる。
やってきた新快速大垣行きは、非常に空いており、何の障害もなく、大垣到着。
但し、大垣到着前の車掌のアナウンスが非常に気になった。
”本日、台風のため、大垣から先へお越しのお客様は、駅の案内をご欄下さい”
今日に限っては、大垣到着時、急いで乗り換える必要は無い。それどころか、大垣から先は、台風の影響で運行の見通しが立っていないとのこと。
大垣までやってきたが、ここから先どうすべきか？？
とりあえず、改札を出て、
Viede Franceでモーニングセットを食す。
そして、米原から西の運行状況を調べると、なんと、
野洲から米原が不通になっている事が分かった。しかし、ここ大垣でも、風雨はそれほど酷くはないので、待っておればそのうち回復するだろうと、高をくくっていた。今から思えば、それが大きな間違いであったのだが。
１０時４５分頃、ムーンライトながらが到着したようで、多くの乗客が、階段を駆け上がってくるのが見えた。しかし、階段を駆け上がっても、そこから先、接続する列車は無い。
先程まで、名鉄でワープして、大垣まで来ることができたので、勝ち誇った気分になっていたのだが、何の事はない。大垣で足止めを喰らっている以上、そのまま、ムーンライトながらに乗り続けていても、同じ事であった。むしろ、愛知環状鉄道や名鉄の運賃を余分に払った事を考えると、そのままムーンライトながらに乗り続けていた方が賢明であった事になる。
さて、
１１時３０分頃になって、大垣始発の関ヶ原行きが間もなく入線するとのアナウンスが入る。
一瞬、乗車しようかという気になったのだが、いやいや、関ヶ原まで行ったところで何の意味もない。最悪、関ヶ原で動けなくなってしまったら、それそこ、本日中に帰る事が出来なくなるかも知れない。ここ、大垣なら、豊橋行きの新快速は、３０分に１本の割合で動いているので、名古屋方面へ引き返す事もできる。と思い留まった。
結構、多くの乗客が関ヶ原行きに乗車した様だが、彼らはその後、どうしたのか？
大垣駅のベンチで開通を待つのも、所在ないので、今度は、Viede Franceの隣りにあるドトールコーヒーに入る。ニコチン補給と合わせて、ホットドッグセットを注文する。食べて、飲んで、吸って、気を紛らわせる。
小生、それほど気が長い方ではない。先が読めない中、大垣駅で待ち続けるのが、苦痛になってきた。もう、これ以上待てない。１２時までに、米原行きが仕立てられない場合には、岐阜か名古屋に戻る事に決めた。
結局、１２を過ぎても、下り列車はやって来ない。
なので、１２時３０分頃に発車する、上りの豊橋行き新快速に乗車して、名古屋まで戻ることにした。
そこで、選択肢が２つある。
１．岐阜で降りて、名鉄で岐阜羽島まで出て、新幹線で京都へ出る。
２．名古屋まで戻り、近鉄で、鶴橋に出る。
もう、イヤだ、楽をして一刻も早く帰りたい。
答えは明らかだった。２を選択する。新快速の車中で、１３時発のアーバンライナーのＤＸシートを予約決済した。偶々、近鉄の株主優待乗車券も持っていなかったのは少し痛かったが。
新快速を名古屋で降りて、近鉄のホームへと急ぐ。
改札内の売店で、軽食と睡眠薬を購入して、アーバンライナーに乗り込む。幸い、近鉄はほぼ、ダイヤ通り運行されているらしい。
アーバンライナーは、１３時丁度に名古屋を出発。
ＤＸシートの２人席は、ガラガラであった。このアーバンライナーは、鶴橋まで止まらない。それで、車掌さんに断って、２
人席に移動して、ＤＸシートのボックスを作る。
足を伸ばすと、凄く快適。
アーバンライナーのファーストクラスである。
曇った景色を見ながら、先程購入したベーグルチキンサンドを食べながら、睡眠薬を服用する。暫くして、
復活した車内販売のワゴンがやってきたが、特にめぼしい物はなく、そのままアイマスクと耳栓を着用して、電動リクライニングシートをめいっぱい倒して、昼寝の体制に入る。
木曽川、長良川の鉄橋通過前には眠ってしまった様で、．．．鶴橋到着のアナウンスで目が覚めた。
かなり熟睡した様で、気分は爽快である。但し、大阪でも、雨足が強くなってきた。さっさと帰らなくては。
鶴橋から大阪環状線、阪和線を経由して、帰宅したのは１５時３０分頃。結局、昨夜八Ｏ子を立ってから、１９時間も経過している。
岡崎で足止めを喰らって、名鉄に逃げた所までは良かったが、勝手に期待して大垣まで行ってしまったのが、そもそも判断ミスであった。名古屋で降りて新幹線か近鉄に乗っておれば、１２時３０分頃には帰宅できたはず。
大垣～米原間、特に在来線は、天候に対して脆弱であることは充分承知していたはずなのに、なぜ、期待してしまったのか。恐らく、青春１８きっぷの有効活用ばかりに目がいっていたためだろう。
天候によるトラブル時には、確実な路をを選ぶ。この鉄則は知ってはいたのだが、．．．猛省である。
ムーンライトながらの予約が取れなかった時は、
夜行バスで移動。
楽天トラベルなら楽天スーパーポイントが１％貯まって、お得です。
楽天カードに入会して、楽天カードで決済すると、
合計２％も楽天ポイントが貯まるので、一層お得です。
復路：９月２５日（日） →関西空港 ：関空快速 関西空港 →羽田空港 ：ＪＡＬ１９２便 羽田空港 →京王八Ｏ子：空港バス 運賃：￥780＋￥1,700
当時は、今のスターフライヤーのカウンターの位置に、青と赤に挟まれて、黄色に彩られたスカイマークのカウンターがあった。
往路：９月２３日（金） 京王八Ｏ子→新宿 ：急行新宿行き 新宿 →なんば ：旅の散策バス なんば →天王寺 ：普通王子行き 天王寺 → ：阪和線快速 運賃：￥350＋￥6.600＋￥210
復路：９月１８日（日） →天王寺 ：関空紀州路快速 天王寺 →伊丹空港 ：空港バス 伊丹空港 →羽田空港 ：ＪＡＬ１３８便（Ｊ） 羽田空港 →調布 ：空港バス 調布 →京王八Ｏ子：急行京王八Ｏ子行き 運賃：￥210＋￥590＋￥1,400＋￥240
往路：９月１７日（土） 八Ｏ子 →東神奈川 ：横浜線普通 東神奈川 →川崎 ：京浜東北線 川崎 →京急蒲田 ：普通品川行き 京急蒲田 →羽田空港 ：急行羽田空港行き 羽田空港 →関西空港 ：ＪＡＬ１７７便（Ｊ） 関西空港 → ：関空快速 運賃：￥780＋￥360＋￥20,500÷２＋￥780
いつもなら、東神奈川駅から至近距離の京急仲木戸駅へ移動して、京急で羽田へ向かうところ、今朝は、気まぐれに、川崎で京急に乗り換えることにした。
翼はＪＡＬ１７７便関空行きである。
復路：９月１１日（日） →関西空港 ：関空快速 関西空港 →羽田空港 ：ＡＮＡ１５０便 羽田空港 →京王八Ｏ子：空港バス 運賃：￥780＋￥1,700
さて、いつもより一本遅い関空快速で、関空へ向かうが、珍しく南海のダイヤが乱れている様で、りんくうタウンでラピードβの到着を待って、先に通す。
因みに南海は、先日の台風の影響で、普通区間が発生しているらしく、改札付近に案内が掲示されている。
ちなみに、小生がSignetに出入りするようになって、パッケージが変わったのは、これで２度目。
いつもながら、執念で、前方のＣクラス開放席を確保できて、非常に快適。往路：９月９日（金） 八Ｏ子 →茅ヶ崎 ：相模線直通茅ヶ崎行き 茅ヶ崎 →小田原 ：普通小田原行き 小田原 →熱海 ：普通伊東行き 熱海 →静岡 ：普通静岡行き 静岡 →浜松 ：普通浜松行き 浜松 →米原 ：こだま６９３号 米原 →大阪 ：新快速網干行き 大阪 → ：関空/紀州路快速 運賃：青春１８きっぷ１回分＋￥2,410＋￥3,250＋￥500
復路：９月４日（日） →関西空港 ：関空快速 関西空港 →羽田空港 ：ＪＡＬ１９２便 羽田空港 →立川 ：空港バス 立川 →八Ｏ子 ：中央線高尾行き 運賃：￥780＋￥20,500÷２＋￥1,500＋￥160
今宵の翼はＪＡＬ１９２便である。
２３時発の八Ｏ子方面へ向かうバスは諦めて、２３時０５分の立川行きのバスに辛うじて間に合った。
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