東京-大阪 単身赴任 旅物語

2003年10月1日から2012年9月30日まで経験した単身赴任。帰省旅行の思い出と、お得情報を綴っています。

神戸空港から

2006-02-26 21:25:00 | ANA
復路:2月26日(日)
大阪  →三ノ宮 :新快速
三ノ宮 →神戸空港:ポートライナー
神戸空港→羽田空港:ANA414便
羽田空港→浜松町 :東京モノレール
浜松町 →東京  :京浜東北線
東京  →八王子 :中央線快速
運賃:¥290(昼特きっぷ)+¥320+¥8,550(超割)+¥960

せっかくの日曜日だが、生憎、会議のため在阪の事業所に出社。こんなことだと、何のために帰郷したのか分からなくなる。土曜日、一日ゆっくりできたので、これで良しとするしかない。

三ノ宮駅ホーム会議終了後、飛行機で直接、東京に戻る。今宵は久々にANAを利用する。もちろん、超割である。ANAの超割はJALのバーゲンチケットよりはるかに競争率が高いのだが、偶々、JALが×でANAが取れた。ただし、神戸空港発である。

堺の自宅からだと、90分もの距離があるが、幸か不幸か、仕事先からだと約60分で行ける。仕事で潰れた休日、せめて、開港間もない神戸空港見物と洒落込みたい。

三ノ宮駅中央改札新快速を三ノ宮で下車。深夜、サンライズ瀬戸に乗り込むためにしばしば訪れる駅であるが、日曜の夕刻、ここに降り立ったのは遙か遠い昔のことである。実は、ポートライナーも初体験であった。

搭乗まで、かなり時間があるため、三ノ宮駅周辺をぶらつく。そして、ファーストフード店で夕食とする。






いよいよ、ポートライナーに乗車、神戸空港への一歩を踏み出す。何となく、関空のウィングシャトルに似てないこともない。ここから20分弱乗車する必要があるので、三ノ宮駅が空港の一部と見るのは無理があるが、乗り換えも便利であり、大阪三空港の中では一番立地条件は良いのは確かである。

駅標識が緑色で、一瞬、JR東日本を思い出したが、実は、発車音もJR東日本と同じであった。ちなみに、三ノ宮駅や大阪駅で聞こえる接近メロディーは、JR西日本独特であり、この音を聞く度に、あぁー帰ってきたんや。と、帰郷の嬉しさがこみ上げてくるのであるが、ここでは、関西では決して聞こえるはずのないメロディーに違和感を禁じ得ない。

ポートライナーから神戸空港をのぞむ
空港の遠景を右手に望み、大きくカーブすると終点神戸空港駅に到着する。ポートライナーを降りると、目の前が神戸空港の入り口である。右にJALSKY、左にANAのカウンターがある。







神戸空港ターミナルビルの第1印象は、...幕張メッセインテックス大阪といった展示会場を彷彿とさせる。そして航空会社のカウンターは、出典企業のブースのように映る。垂れ幕もそれらしい雰囲気を醸し出している。率直に言って、少し、失望した。安っぽい感じが免れない。神戸らしさがまるでないのである。

開港から日が浅いため、見学者も多数訪れているようであるが、搭乗もしないのに、見学だけのためだけにわざわざ訪れる値打ちのある場所とは思い難い。話題の神戸スイーツの店舗も入っているが、それなら三ノ宮市街にもある。










4階に昇る。屋上庭園や階段付近は、まだ工事が完了しておらず、所々にバイロンが立てられている。なんとか開港日に間に合わせました。と言う様子がありありと伺える。昼間天気が良ければ、眺めも良いのかも知れないが、夜景は期待しない方が良い。遠くの方に市街地の明かりが連なっているだけである。素晴らしい夜景を望むなら六甲山にでも登った方が余程ましである。






見るべき物もあまりなく、程々に切り上げて、手荷物検査ゲートを潜る。ゲート内ロビーも地方空港然としている。何度も言うが、神戸らしさがまるで感じられないのである。

そういえば、一つだけ関空や伊丹に無いメリットがあった。空港が小さくポートライナーが隣接しているので、荷物を抱えて移動する距離が関空や伊丹に比べて遙かに短くて済む。ポートライナーなら渋滞の心配は無いので、三ノ宮駅を降りてから搭乗するまで、30分もあれば何とかなりそうである。そう考えると、確かに都心に一番近い空港といえる。それなら、三ノ宮駅にチェックインカウンターがあっても良さそうなものだが、そんな物など無い。

搭乗まで時間をもて余していたので、ベンチに腰掛けて小一時間眠る。固いベンチなので寝覚めは悪い。





今宵の翼は神戸空港21時00分発ANA414便である。

暫くすると、関東地方悪天候のため、羽田空港管制官より当便の出発時刻を21時35分とする指示があったことが、アナウンスされた。定時運行のANAであっても、管制官指示には逆らえまい。

21時05分、ようやく搭乗開始となり、21時25分に出発。B767-300機は、満員の乗客-中央3人掛席も詰まっている-を乗せて羽田へと飛び立つ。



羽田には、遅れに遅れて22時45分到着。久々に第2ターミナルを通り抜けてモノレール駅に急ぐ。始発から乗車できたおかげで、なんとか着席できたものの、第1ターミナル駅では多数の乗客が乗り込み、ラッシュアワー並の混雑度で浜松町に到着。

東京駅で中央線に乗り換えるが、接続が非常に悪く、東京宅到着は25時頃となった。仕事帰りということもあって、疲労困憊、そのまま沈没する。

さて、当の神戸空港、今のところ、JALANA、SKYが競って開港記念運賃を設定しているため、わざわざ遠回りしてでも利用する値打ちはあるが、定常状態になったとき、どれほどの魅力を保つことができるか甚だ疑問に思われる。悪く言えば、突貫工事でなんとか作り上げた一地方空港という感が拭えないのである。

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