東京-大阪 単身赴任 旅物語

2003年10月1日から2012年9月30日まで経験した単身赴任。帰省旅行の思い出と、お得情報を綴っています。

豚男のおかげで睡眠不足

2006-03-03 23:40:00 | ムーンライトながら
往路:3月3日(金)
八王子→東京 :中央線快速
東京 →大垣 :ムーンライトながら
大垣 →米原 :快速網干行
米原 →大阪 :新快速姫路行
大阪 →天王寺:大阪環状線
運賃:¥690+青春18きっぷ1回分+¥510

東京駅10番ホームクラスJで優雅に帰郷した翌週は、ちょうど、青春18きっぷシーズンに突入した。再び、貧乏紀行に戻る。

今宵の宿は、ムーンライトながらである。

約1ヶ月前、えきネットのシステム更新の混乱に乗じて予約したためか、久しぶりに名古屋までの指定が取れた。

珍しく、ホームラインの中央線もトラブルことなく、無事東京駅に到着。そして、これまた珍しく、ムーンライトながらは東京駅入線中から検札が開始される。

ムーンライトながらの検札風景ムーンライトながらの検札は、本当に大変な作業だと思う。みんながみんな、青春18きっぷを持っているわけではない。また、定期券(ムーンライトながらは定期券では乗車不可)やSUICAで入って、横浜までの運賃を精算しようとする者もいる。普通の検札の10倍以上もの時間が掛かるのも無理はない。

この車両で小田原までしか指定をとっていない乗客がいた。車掌は小田原からのお席は保証できませんよと言い放っているが、そんなアドバイスもしないといけない。いやはや、重労働である。

今宵は早々と安眠できそうなので、品川出発後、口のマスクと耳栓とアイマスクを着用し、膝かけをまとい、眠りの体制に入る。と思い気や、そうは問屋がおろさなかった。

横浜で、肩を叩く輩がいる。当方の姿は、恐らく最も声を掛けにくい姿のはずである。だれも、顔の前面がマスク・マスクで覆われている中年男に声を掛けたいとは思わないであろう。それを押して肩をたたくのは、よほど、重大な事情でもあるのか?

マスク・マスクを外し、眼鏡を掛けると、見知らぬ豚男が横にいる。そして、そこは自分の席だと言う。豚男の指定券を見ると、確かに、私の座っている席番である。発券ミスか? いやそんなはずは無い。よくよく見ると、日付が3月3日・横浜→名古屋となっている。

つまり、豚男が所持しているのは昨日の指定券である。ムーンライトながらは横浜で日付を越えるので、横浜からだと3月4日の日付でなくてはならない。

あんた、これ、昨日の指定券やで、今日は3月4日や!と、寝入り端を起こされ、機嫌が非常に悪いので、自分でもびっくりするくらいガラの悪そうな関西弁ですごむ。

豚男は、だって、これはJRで買った。と訳の分からないことを言って譲らない。

何言うとんのや、今日は3月4日や、3月3日のきっぷでは、乗られへんで! 空いていても途中から乗ってくるで。と再び切り返すと、

JRに言ってくる。と、これまた訳のわからん事を言って、消えていった。後から思ったのだが、横浜という場所柄、日本人ではなかった可能性もある。

ホント、まともに切符を買えない輩は、ムーンライトながらには乗るな!!と言いたい。迷惑なことこの上ない。

その後、安眠モードに入ろうとしても、寝入り端を起こされた上に、このようなトラブルに巻き込まれては、熟睡などできようはずがない。

結局、記憶を失ったのは、静岡を過ぎてからである。豊橋出発後に再開された放送で一度目覚めたが、その後名古屋到着まで再び眠る。

名古屋からは、全車自由席となるので、すかさず通路側に移る。大垣バトルに備えるためである。昨夜は、余り眠れなかったこともあって、名古屋出発後もできるだけ眠ろうとするが、完全に目が覚めてしまったようである。

大垣の手前、穂積出発後に席を立ち、デッキ付近の人混に加わる。これは準備運動も兼ねている。

意外と空いているムーンライトながらからの乗換列車大垣到着、扉が開くと、一勢にエスカレータに人が群がるが、いつもに比べて、昇るスピードが遅い。イライラするが、前が遣えているのでどうしようもない。人を掻き分け通路をジグザグに走り、急いで階段を降りて、最後尾の車両までダッシュし、無事着席。年甲斐もなく、よくやると、自分でも呆れる。

まぁ、以前と違って、乗換えの網干行きは221系6両編成なので、シーズン初めは、それほどの混雑しない。数名の立客を除いて全員着席できている。6両で到着するムーンライトながらの乗客が、同じクロスシート6両編成の快速に乗り移る訳だから、ムーンライトながらの混雑度合を見れば、網干行きの混雑度合も大方予測できる。

新快速を待つ米原駅例によって米原で新快速に乗り替え、大阪に向かう。能登川あたりから新大阪まで、うつらうつらしていたのだが、新快速で眠る方法を忘れてしまったためか、どうも熟睡できていない。

つまらないトラブルで春の青春18きっぷシーズン最初の週末は、睡眠不足となってしまった。水色の環状線外回りで天王寺へ

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