蛇口屋

リフォーム業界のあれこれ

華麗にスルーしてきました

2011-04-30 20:08:02 | Weblog
GWに突入して早くも2日目ですね。
今日は若干風の強かったものの、お天気はよくて、そこそこ行楽日よりだったのではないかと思われますが、みなさんはいかがお過ごしでしょう。
蛇口屋はふつうに工事していましたよ。
そして夜は、「蛇口屋HP」でおすすめのトイレプランとか、各便器の価格とか作って楽しんでいました。

便器の種類もさることながら、壁紙とかも、せっかく4面の壁があるのですから、同じデザインで明度を変えて奥行きを作ってみたり、逆に浮いている種類の壁紙を選んでみたりも楽しいのではと思っています。

ちなみに便器のおすすめはやっぱり最近の節水型便器のTOTOのピュアレストQR、クロスはぐっと暗い柄とか良いですよね。

そんな蛇口屋は、今日は、トイレの工事をしていました。

蛇口屋のおすすめする、4、8リットル、節水型トイレで住宅エコポイント対象商品のTOTOピュアレストQRです。蛇口屋仕事ではないのが残念ですがね。

ちなみに色はパステルピンクでした。

良い色ですね。

A山の言うところの簡単な便器の交換は、給水工事とコンセント移設工事を伴っていて、割とというか、とてつもなく時間のかかる工事でした。

本当は早目に終わったら、ほかの現場に応援に駆けつけるところでしたが、今日うちの会社で動いている現場といえば、一件の塗装の現場くらいのもので、塗装のスキルの全くない蛇口屋としては、なるべく足を運びたくないのが現状で、ちょっと手間の増えてしまったトイレの現場を見て、ホッとしていました。

現場が終わらないんじゃあ、仕方ないですよね。

このところ、会社の仕事については、なににおいても消極的だったりします。

なんか、塗装とか、クロスとかっていう表具系のスキルは、蛇口屋には全く皆無ですからね。

下手に手を出して、取り返しの付かない事になったら一大事ですよ。
そして蛇口屋はそういう状況に陥りやすい体質を持っていますからね、自慢では無いですけど。

だから、蛇口屋が塗装の仕事に従事しないのは、会社の利益になっているって考えられるのです。まさに社員の鏡ですよね。

屁理屈みたいに聞こえるかもしれませんが、そうなんです。

今後、塗装の仕事があったら、積極的に距離をおこうと思っている蛇口屋でした。




春だと言うのに…

2011-04-29 19:22:29 | Weblog
もうすぐ5月にもなろうって言うのに、なかなか暖かくなりませんね、北海道。
蛇口屋も家の中の仕事がメインのくせに、なかなかヒートテックを脱ぐことができません。

しかも、中途半端に雨の天気です。
今日も浴室の天井に上げようとしていたグラスウールが危うく塗れかけてしまいました。

本来は断熱性以外にも、防音性も高いグラスウールですが水とか湿気に弱いですかあね。なんかアンパンマンみたいな弱点をもってますよね。

もしかしたら、案外、湿度の高くなる浴室の天井には向いていないのかもしれません。
もっとも、今のユニットバスの機密性は大変高いものになっていますので、その辺はきちんとフォローできているのかもしれませんけどね。
でも解体するときの浴室の壁天井のグラスウールが湿っていたことはありませんけどね。

でも黒ずんで、やせてしまっていることは多々あります。
浴室はたいてい家の隅にあることが多いので、わりと厳しい気温環境の中では、劣化が激しくなるのですかね?

こう言うことはいろんな現場で見て、よく覚えているんですよね。


さて、お風呂の工事が進行中です。今日で終わりですけどね。ちなみに、今日は会社はお休みで、蛇口屋だけお仕事をしています。

「今日は会社は全員休みだから、蛇口屋は一人でがんばってくれ」みたいな事を言われましたが、その言葉の真意には「蛇口屋が会社全員に含まれない」みたいな感じがして、寂しい限りです。

でも、まあ、基本的にひとりぼっちが好きな蛇口屋としては、こちらの方も願ったりかなったりで、いい感じというのが本音なんですけどね。

そのうち、会社という概念すら取り払うことができたのなら、蛇口屋にとってもきっと素敵な事になるのではないかと思ってはいます。

ある意味、一つの理想の形ですからね。

本当に早く独立したいものですよ。
何事も形から入ってゆく蛇口屋としては、もっと仕事が入って、ハイエースとかで回れたらもう、言うことも無いなあなんて願望を抱いたりしています。もう、妄想レベルといっても良いくらいですね。

まあ、そうなるべく、今日も蛇口屋HPとか
をいじり回して、改善に改善を重ねて、早く一人前のリフォーム屋の
HPにできる用意したいと思う、蛇口屋でした。



こんな所にも震災の影響が…

2011-04-28 20:24:53 | Weblog
昨日の続きで、お風呂の工事に入っているのですが、大工さんが思いの外、手こずっておられるので、その合間を縫って、昨日会社に届けられていたクレームを一件処理してきました。

お風呂の工事は明日もあるので、まあ、ちょっとは余裕もあるので、先にそのクレームを片づける事にしたのです。

クレームの内容は、ボイラーの配管上に取り付けられた安全弁から、常に水が吹き出しているというものでした。

蛇口屋は考えます。

これは、ふつうに安全弁の故障と考えていいのかどうかを悩みます。

なぜなら、減圧弁側が壊れても、水側なら、安全弁から水は吹き出ますからね。
安全弁は文字通り、安全を守る弁ですから、ボイラーの缶体を守る為に、減圧弁がなにかしらの故障の際に、減圧能力に問題が生じた場合にも、水の入り口である、減圧弁から一番管路の近いところからは水が吹き出し、圧力を一定圧力以下にします。
お湯の管系の安全弁からお湯が解放されてゆくのは、どこかで強い水圧がお湯の管に入って逆流しているか、単純に給湯の際にの膨張水を逃がしているのか、くらいです。

だから、この故障を直す為には、最低でも減圧弁一個と安全弁が一つ必要になってきます。

まあ、直すのは楽勝なんですけど、ここで一つ問題があります。

今、この震災の影響で、安全弁、減圧弁が各管材屋さんから姿を消しつつあります。

というのも、この減圧弁安全弁を作っている会社の工場こそ、今回の津波の被害者で、何でも、工場と、鋳造するときの金型が、波にさらわれてしまったそうです。

だから、どこも今在庫がなくて大変で、蛇口屋の会社もこの減圧弁と安全弁が無いというだけで、ボイラーの工事ができないでいます。

本当にいつまでこんな事が続くのでしょうかね。なんて言っていたら、現場で被災されて、今なお生活が困窮している方々に悪いですよね。

こっちの方は何とかなりますので、現地の復興を優先させてくださいね。

減圧弁が無くて、貯湯式のボイラーが取り付けられないなら、直圧の瞬間給湯式を取り付ければいいんです。

ずいぶん高い工事になってしまいますが、前向きにとらえれば性能は向上する訳ですから、お客さん的にも損はしいない訳で、四方八方丸く収まって良かった良かったですよね。

なんかボイラーは給湯のみ、直圧式のボイラーが余っているみたいですね。

メーカーも管材屋さんも在庫がなくなって良かった、よかったですよね。

ちょっとお金はかかりますが、なんか、グッドアイデアを思い浮かべられて、ホクホクな蛇口屋でした。

全開放型工事のススメ!

2011-04-27 20:10:05 | Weblog
今日からお風呂の工事をしています。

TOTOのユニットバスですね。
朝から組み立て屋さんが入って工事をしています。

その現場となっている家のご主人様は、興味津々で、その工事の様子を見ています。

組立屋さんもなれているのか、ご主人の熱い視線をものともせずに、工事を続けています。

こういう時代ですから、TOTOの組立屋さんも、きっとなれているのではと思われます。

そういえば、よくうちのエクステリアの人間から、「お客さんに見られていると、工事しにくくない?」って聞かれることがありますけど、よっぽど危険な工事以外は、どうぞご覧ください、って言う姿勢で工事をしています。

よく言われるのは、見られては不味いところとかもあるから、って言う方もいらっしゃるのですが、これって工事屋さんの悪しき習慣ですよね。

これから健全な工事屋さんを目指す蛇口屋としては、すべてにおいての工事の透明化を目指して行こうと思います。

心ある工事屋さんの中には、「別に見なくて良いところは見なくていいんだから、余計に見て、不安になられても可哀想」って言う意見も確かに正しいと思いますが、蛇口屋としては、住宅はその家に住んでいる方の持ち物なのですから、過去・今・未来と、修理前・修理中・修理後を、しっかり把握してもらった上で、納得していただきたいなあと思います。

全面的に任されるのもいいんですけど、そういった事の現状をわかっていただけると、工事もやりやすいですし、お客さんの為にもなると思うのです。

まあ、うちの会社でそんな事を言っているのって蛇口屋くらいのものですけどね。

結構、以前の工事で懐疑的なお客さんとかいますけどね。
そういうことで痛い目をみたお客さんは、なかなか蛇口屋の言うことにも耳を傾けようとはしません。「どうせ、こいつもうまいことばかり言って、俺をだますつもりなんだろう」って感じですね。

でもこういう風に頑なになっている人の方が実は優しい人だって事がありますね。
そういう人だから、つけ込まれていやな思いもされているんでしょうね。

もう今はそういう時代じゃあ無いって思うかもしれませんけど、今でもそういう工事屋さんって沢山います。

結局お客さんが用心するしか無いのかもしれません。
まあ、だから、というわけでもないんですけど、見られて安心するなら、是非どうぞ、というのが蛇口屋のスタイルで、オープンな工事です。

そんな蛇口屋も何回か見られたくないなって思う瞬間はありましたね。トイレの床下
あけたら、どういう訳か、数匹のモグラが芯でいたときとかですね。

衛生的にこっちで処理するから、奥さんは見ない方が良いですよ、って言ったんですけど、見て、悲鳴を上げて、二度と一階のトイレは使えなくなってしまったそうです。

トラウマですよね、あれは。

確かに見ない方が幸せな事もあるって事態も無くは無いですね。

ケースバイケースで、開放式工事の推進につとめようと思う蛇口屋でした。

祝! 蛇口屋.com開店!!!

2011-04-26 20:54:16 | Weblog
まずはお知らせです。と言うか告知です。って同じですね。

なんとか、一人で頑張りたくて、蛇口屋HPを作りました。
なんと、携帯サイトもあります。

仕事沢山来ると良いなあ、出来るだけ近場が良いなあ、でも基本的にはなるべくなら一日で往復出来る所が良いですけど、出来ないところもなるべくなら善処します。

まあ、気軽に遊びに行ってやってください。
道内の方は設備やら建築やらで困っている人が居たら紹介して下さいね。
人間性も並、仕事の腕も並、価格も多分並な、適当な人がいますよ。
水とお湯と灯油と600V以下の電圧ならお任せ下さい。特に電気保安協会の持ち物以外なら、活躍できる事請け合いです。

お仕事依頼のメール、待ってます。




さて、お昼間のお仕事の方は、平和に今日からお風呂の工事です。
ユニットバスからユニットバスへの工事でしたので、降り注ぐグラスウール製のブローイングで、体中チクチクな蛇口屋でした。
今さっき、お風呂に入ってホッとしたところです。
熱めのシャワーで毛穴を開いて、ミニマムなグラスウールの除去に成功したところです。

今回はTOTOのサザナです。ドーム型天井です。
魔法瓶浴槽です。

エコポイント対象商品ですね。
確か、トイレも節水型もそうですね。

蛇口屋でもやっていますよ。
ちなみにオススメはピュアレストのQRに自動洗浄機能付きアプリコットですね。お求め安い価格になっております。けど、まだHPには乗せていませんので、近日公開予定です。

ひとまず明日は、ユニットバスの組み立て工事です。

何事も無く無事に済めば良いなあと思う蛇口屋でした。


気をつけなきゃ、ね。

2011-04-25 20:46:26 | Weblog
今日は、先週くらいに取り付けに行った、ナショナル・・・ではなくてパナソニックの便器、アラウーノSのトイレに、震災の影響で、遅れて届いた、カウンター付き手洗いを取り付けに行ってきました。

また便器をはずして、取り付けですね。

アラウーノの真後ろから手洗いから来る排水を接続するユニットを取り付けないといけませんからね。

まあ、午後から行ってもすぐに終わるでしょう、と思って会社を出ようとすると、A山に呼び止められて、仕事が増えて行く増えて行く。

棚を付けるとか、タオル掛けをつけるとか、次から次へと5個ほど仕事が増えてしまいました。

全部サービス工事だったら、A山はヤキだなあ、ちゃんとお金を取っているのかよ、って聞いたら、「うん、1000円」って言われました。

まあ、価格がある事が大きな進歩ですよね。A山の場合、社長がその会話を横で聞いていてぶち切れていましたけどね。

「蛇口屋にそんな仕事をさせて1000円というのはどういう事だ!」
って言われて、「でも僕がやるときはタダですよ」って言ってまた怒られて、本当にバカじゃあないのかなあ、って、相手をしていてもばからしいので、さっさと現場に向かいました。

ちなみに午前中は、会社のみんなで足場を組んでいました。


今年からは、塗装もうちの会社で、うちの社員でやるそうで、今、塗装の社員を集めているところで、数名集まった新しい社員とで足場を組んで行きました。

ということは今年は足場を手の空いている社員でやるって事ですよね。

これはがんばらないと、体をこわしてしまいますね、
ちょっとやる気を出さないといけないなあ、と思う蛇口屋でした。
この種の仕事って疲れたり、なれたり、気を抜いたりしたときに思わぬ怪我をすることがあります。蛇口屋も過去を振り返って見ると、そういうときに大きな怪我とかしていますね。

靱帯を切ってしまったのも、年末のお休み直前でしたものね。

うちの塗装屋さんでも、足場から落ちている人がいますからね。
その辺を考えると,なれているはずの塗装屋さんでも足場から落ちるのですから、気をつけてお手伝いとかしないといけませんね。

そっか、今年から本格的な塗装屋さんになって行くんですね。
基本、外での仕事を好まない蛇口屋にとって、ただでさえ少ない会社の魅力が激減して行きます。

やっぱり工事は家の中が良いですよね。

これから先、この隔たりが大きくなって行くのが、心配なような、期待しているよな、自分でも気持ちが良くわからない蛇口屋でした。


キャットボール他

2011-04-24 18:07:44 | Weblog
今日は天気予報では雨の予想でしたが、ちょっと肌寒い物の、午後も全般はお天気良く、久しぶり陽気に誘われて、長男と一緒に近くの公園でサッカーなんぞに興じて来ました。

長男の作って呪い共呼べるルールはとても適当で、しかも凶悪で、気がついたら、父である蛇口屋は10対0の大差で負けていました。

ちなみに蛇口屋の実家の方は割とサッカーとかが激しくて、蛇口屋くらいの年齢ともなると、そこそこサッカーとかできます。だから、子供にも教えて上げられるんですよね、ボールの蹴り方とか。

勝った長男の方が、バテバテで細い息を激しくしながら、今日はこの辺で許してくれるそうなので、その後、初グラブでもって、キャッチボールをしました。

息子と、休日の午後に近くの公園でキャッチボールって、なんか男親の理想ですよね。
まあ、今回はグラブの使い方、ボールの投げ方がメインになって、ご納得の行かない長男は、「キャッチボールってつまんない」って言ってましたが、大丈夫。まだキャッチボールにすらなってないですから、この辺はノンビリ行きましょう。

小一時間も遊んでいると、近くに住む長男の小学校の友人が遊びに来て、父親なんてそっちのけで、あれよあれよと集まってくる子供達で、友達の友達で友達だよね、なんて言いながら大きな烏合の衆になって、そこそこ広い公園を、所狭しと駆け回っていました。

鬼ごっこって、同級生でやると、こんなに盛り上がるんですね。
そうですよね、子供って、友達を場所さえあれば、ほとんど永遠とも言えるくらい遊べますよね。蛇口屋も缶蹴りとか、馬跳びとか、結構、小学校高学年になっても遊んでいましたもの。

もう、土埃を上げて、駆け回って大騒ぎでした。

それでも遅めの昼食のために、一時、文句を言う長男を回収して家に帰って、ご飯を食べたらまた公園に行くと言う長男は、お腹がふくれると、そのまま昼寝に突入して、今日は、そのまま家に居たようでした。

その後、目覚めた長男に、「寝てないけど、どうして起こしてくれなかったの?」って涙目に怒られたので、「寝てなんなら、起こさなくても良いじゃん」って言ったら太ももあたりを叩かれました。

まあ、この小さい身体であれだけ走り回れば疲れもしますよね。

よく遊び、良く休んで、余った時間で勉強とかもしてくださいね。

ひとまず、何のかんのと言いながら、自分の時間はしっかりと取れた蛇口屋でした。

停電時はバケツを持って用を足す便器でした

2011-04-23 20:44:54 | Weblog
今日は二世帯住宅でトイレを二台の工事でした。

一階と二階で同じトイレです。

依然は同じく一階と二階でボイラーの工事をしてくれたお客さんでした。いわゆる一つのリピーターですね。
ありがたいことです。

外は風と雨がひどかったので、今日は一日、中の工事で良かったなあと胸をなで下ろしています。

まあ、このくらいの雨なら塗れたら塗れたで開き直れるからいいんですけどね。
それでも結局、夜には手伝いに行ったので同じ事ですけど、雨に塗れて感じたんですが、今日の雨は温かったですね。

春も遠くないってことでしょうね。でも温い雨と言ってもさすがに体温よりはかなり低いので、鼻水なんてすすっていましたけどね。

まだ体に悪い雨って事ですね。油断は禁物のようです。

今日のトイレは今年出た新型のようで、長く続いたシリーズのZ1便器がなくなって、ZJシリーズになってしまったようです。形は前のよりもよりトイレらしく、そして、洗浄水も少なくなって、縁なしトルネードは健在と言った便器です。

ただ、昔のZ1には、緊急時のため、つまり電気が止まってしまったり、部品が壊れてしまった時の為の手動で流す為のレバーがタンク横の扉の中に隠れていましたが、今回のZJ1にはそれがついてなくて、取説を読むと、たった一行「6リットルを見安に、便器の中心をめがけてバケツで水を流してください」と書いてありました。

ある意味、男らしいほどの放任な説明ですよね。
「そんときゃあ、しかり頼むぜ、ユーザーさんよ」って感じです。

会社に帰ると、今日の土砂降りの雨よりも酷い罵声を社長から浴び去られているA山がいました。

何でも、ガレージの寸法を間違えてあげく、既存のガレージが乗っている基礎が、全くあわないということでした。ですから、朝から仕事にならなかったと、社長はかなり切れてA山を怒鳴りつけていました。

こういう怒られ方を見ていると、酷い社長だな、って思われますが、今の社長にA山を回する気などは毛頭なくて、今のままのスタイルで行きたいと考えてると思われます。正しく言うなら、社長の愛情表現の裏返しなのです。

今のA山のさんさんたる仕事っぷりを見ていたら、ふつうは首を切ってしまうでしょう。
現場あわせは適当、ものを発注し忘れる、見積もりに不備があるまま、金額を適当に出す。
本当にこんなミスは毎日、最低3回は繰り返してして、そばで見ている蛇口屋、まるでデジャブでも見ている様で、たまに余りに同じの繰り返しのA山に曜日の感覚とか忘れる始末です。

でも、社長は、どんなに苦労しても、現状維持、つまりは少なくとも今年はこのスタイルで行こうと思っているようです。

なにがいったいそうさせるのか、どうしてA山にそれほどにこだわるのか、全くわからない蛇口やでした。

意外に身近な物なんですね、ツンデレって…

2011-04-22 19:55:57 | Weblog
今日はボイラーを一台取り替えに行ってきました。排気トップを隣の部屋から持って来なくてはならなくて、一部屋を貫通して取り付けるボイラーは結局一日かかってしまいました。本気で多めに盛ってきた80πのスライド管でしたが、丁度良い塩梅で無くなりました。A山の言うことを信じられない事を信じているので、かなり多めに持って来たのに、流石、A山と言った所ですね。

そんな、A山は昨日のトイレの仕事にならなかったことについて、朝から社長に怒られていました。

どうしてちゃんと見ない、確認してから発注しない、と、いつもの様にいつもの如く地球誕生から、幾兆回、幾京回も登ったであろう、太陽の様に、変る事無く繰り返される日常なのです。

お互い進歩しないですよね。

その辺でA山に進歩を求めるのは、カタツムリに空を飛んでみせろと言うくらい、酷な話だと、10年以上つきあってきた蛇口屋は思うのです。

それに、なんだかんだ言っても社長はA山の事を好きみたいですからね。好きって言っても、信頼を寄せている方の好きですけど、ともかく、気軽に命令できて、気軽に罵れて、ぶち切れても仕事をやめないA山は多分うちの会社の社長にとっては理想みたいなものです。

だから、なんのかんの言っても、A山が行わないA山の体調管理とか、生活習慣に口を出してはA山から煙たがられています。
夜更かしするな、寝酒はやめろ、たばこを吸いすぎるな、爪はちゃんと切れ、帰ったら手を洗ってうがいしろ、って小学生の子供みたいに注意を促されています。

本当に、A山が大切なんだなあ、口ではなんのかんの言ってもね。

はは~ん、そうか、これが世に言うツンデレという奴なんですね。

「別にあんたのためにしている訳じゃあないんだからね、会社のためなんだから!」

って平野綾あたりの声で社長の言葉を吹き変えていただけたら、それはそれで素敵な会社ですけどね。当の本人たちを見ていると気持ち悪いだけですけどね。

まあ、面白いのはいいんですけど、こういうラブコメにつきあっているわき役の方はたまったものじゃあないですよね。

社長がA山で満足しているっていうことは、事実上うちの会社の営業力はA山の能力で頭打ちって事ですよ。

A山が頭の良い仕事のできる男なら良いですが、頭の方はバンドウイルカよりちょっと良いくらいですし、仕事の方は、ほぼ全滅なので、彼らにつきあって行く蛇口屋の方はたまったもんじゃあありません。

不思議と居心地の良かった会社ですが、うちの坊ちゃんたちにもそこそこな教育を施して行きたいので、A山という会社の限界が見えたところでは、正直、これ以上の長居も考えられないなあ、と思っているというかそろそろ決断しないとなあ、と思います。

ひとまず不安はありますが、自分の道は自分で切り開くをモットーにいろいろと考えている今日この頃の蛇口屋でした。

工事になりませんでした。」

2011-04-21 19:55:06 | Weblog
昨日の話なのですが、今日の工事の説明をA山に受けていた蛇口屋だったんですが、平たく話を聞いていて、いくつか仕事における事項を質問してみたところ、そのA山からの回答に、正直に言って、その現場は工事にならないのでは、という話をしていた、昨日の蛇口屋でした。

内容をかいつまんで説明しますと、今回の住宅は、鉄筋コンクリート住宅で、床もふつうにスラブで、しかも磁器タイルの床で、付いてた既存のトイレは、あの有名なイナックスのカスカディーナ、しかも1型で、背負い式で便器の上に乗っているタンクが、メタボってるがごとく丸い奴です。

どのメーカーの洗浄便座(俗にウォシュレット)も適合しませんし、排水芯は120
ミリという、どこまで行っても孤独な便器です。

その便器を取って、取り付け仕様としている便器は、TOTOのZC-1でした。
排水芯が200。この微妙な8センチの違いが、両者を交わることなく分けて隔てているんですよね。
結局床工事をしないと収まらないです。

でも、今回の住宅は鉄筋コンクリート構造なので、床を砕かないとできません。
A山は、必要最小限の床を砕いて、床下に潜って排水管をずらして、その後モルタルで補修して、便器を乗っける、という施工方法を進言してきました。

まあできなくは無い工事ですが、床下に入れなかったら、その場でおしまいです。

A山に、床下に入れそうかどうか訪ねたところ、「わかんない」という、奴らしい回答をいた
だきました。

仕方なく、現場で、さんざん調べた蛇口屋は、結論的に、この現場は床下に入れないと言う結論に達して、工事をお断りして、戻ってきました。

社長に、そのことをはなすと、なんで最初の段階でわからなかったのか、と訪ねられましたが、それは、蛇口屋ではなくA山に言って欲しいですよ、提案させていただきました。

ふつうに考えれば、ここはTOTOの便器ではなくて、イナックスのアメージュVのリモデルを取り付けを進めるだろうと、思いましたが、A山の頭にはそんなことが思い浮かぶはずもなく、たぶん、うちの会社のチラシに書いてある通りの内容しか言えないのでしょうね。

工夫も創意もなく、こういう仕事をただ淡々と面白くも楽しくも無く続けるA山は、蛇口屋からみると、不思議な生き物を見ている気分です。たぶんシーラカンスとかを見ている目とあまり変わっていないと思われます。

まあ、ひとまず進められるものは全部進めてきたので、後はお客さんの判断です。その家、その現場に合った工事を、もっと考えてやりたいモンだと思う蛇口屋でした。