早上好2010

天池針灸院による日常生活から中医学(中国伝統医学)や中国針などの情報を提供します。

抱負 「上工」を目指す

2019年01月09日 | 癒し系

新年あけましておめでとうございます。

今年もよろしくお願いします。


4日から初仕事をしております、

週末のせいなのか、

一年ぶりのせいなのか

(年末から年始は年が変わりますね)

意外に治療院は暇でした。

それでも、事務系の仕事や

昨年残っていた掃除や

雪かき等々忙しかったです。

 

今年は天池針灸院が開設31年目であり

ホームページを開いて9年目になります。

振り返ってみますと

ここまで頑張ってこれたのは

すべて皆様のお陰です。

こころから感謝しており、

これまでの恩返しをする為、

もっと良い技術や温かい心を

提供しますので宜しくお願いします。


これからの抱負として、

「上工」を目指したいと思います。

「医」とは、伝統医学の「医者」を指し、

(西洋医学はドクターdoctorであります)

「上工」は「医者」の上級レベルを意味します。

『説文』酉部により:「医、治病工也。」

(訳す:医とは、病を治す職人)

伝統医学の元祖『霊枢』逆順により

「上工治未病」があります。

(直訳すれば、「上工」は

「未病」を治す、「未病」は病が

発生する前の段階を指す)


後世は「上工治未病」に対して

色々の解釈がありましたが

私の理解でまとめてみますと

「上工」は病の進行、変化を予想できる、

全面的な知識、優れた技術、豊富な経験

求められ、それに応じられる、

人間性が高く優秀である施術者です

人間性が高い人とは

他人に対する「思いやり」などの

道徳心が培われている事です。

つまり、「上工」は

高いレベルの医者の事です。

 

「上工」になるには

とても難しいと思いますが、

私の抱負として、残りの人生をかけて、

今年から目指していきます。

頑張りますので、応援して下さい。