がんに克つ

父のがんを治すためにがんを研究しました。がんは意外と簡単に治ることを知ってもらえたら、亡き父も喜んでくれると思います。

大根の効能

2021-02-26 13:35:14 | 健康・病気

東洋経済ONLINEに掲載された『死亡者数が少ない「日本のコロナ対策」のスゴさ』というニューズウィーク日本版の記事によると、厚生労働省が2020年2月24日に高齢者施設の面会制限を指示し、これによって日本では医療崩壊を防ぐことができたそうです。

実際、私が知っている介護付き老人ホームでも2020年2月26日から面会禁止となったので、事前に構築されていた高齢者施設の感染症対策がうまく機能したのは間違いないでしょう。

ただし、本ブログの「呼吸器病」という記事でもご紹介したように、感染症対策で最も重要なのは、瘀血(おけつ=古くなった不要な血液)と水毒(体内の水分が過剰な状態)の量を減らすよう体質改善に取り組むことです。

そこで、今回は、瘀血の改善に有効だと思われる大根の効能をご紹介しましょう。

『薬になる食物と病人の食物』(伊藤尚賢:著、実業之日本社:1919年刊)という本には、大根の効能が次のように書かれています。

「それから大根は、血行(ちのめぐり)を熾(さかん)にいたさせますものでありますから、冷え症の人とか風邪を惹(ひ)きましたとき、ないしは寒い時分などには、風呂吹きを拵(こしら)へて食しますのがよろしうございます、これはスコブル温かで工合(ぐあい)のよろしいものであります。」

また、同じ著者が書いた『薬になる食物と薬用植物』(実業之日本社:1926年刊)という本には、『本草綱目』に書かれている大根の効能が次のように紹介されています。

「煮て食へば痰を化(け)し消導す。・・・瘀血(ふるち)を散ず甚だ効あり。」

これに関連して、『保健長寿漢方治療 皇漢医話』(久米嵒:著、下田文栄堂医学書店:1930年刊)という本には、著者の久米氏がとある古老から聞いた次のような話が紹介されています。

昔、越中の某名医が、夜中に歌を歌いながら通る人の声を聞いて、この者は可哀そうに三日間の生命であると独り言を言ったそうですが、夜がふけてその人が再び歌いながら帰っていく声を聞いて、声が生きてきたのを不思議に思い、自宅に招き入れて何を食べたか尋ねたそうです。

すると、その人は「友人の許(もと)にて不老富貴(ふろうふき)のご馳走に預かった。」と語ったそうです。

「不老富貴」とは風呂吹き大根のことで、やはり煮込んだ大根には体質を改善する効果が想像以上にあるようです。

この時期、大根は旬の食べ物ですから、風呂吹き大根を大いに食べて、体質改善に取り組んでいただきたいと思います。

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