武蔵國日記(むさしのくににっき)

土佐日記にあやかって、「女もすなる日記といふものを、中年男もしてみむとてするなり」

他国の味方なんて

2011-08-09 16:42:39 | 随筆
歴史的円高は、滅びへの入り口のアダ花だろう。
むしろいまを境に一気に日本経済が衰退すれば、逆に有り得ないくらいの円安に振れるだろう。
そうしたときには、日本の産業はとっくに空洞化しており、
荒れ果てた荒野には老人だけが佇むことになるだろう。

G7蔵相会議は、多分にセレモニー的要素が大きい。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110808-00000013-mai-bus_all
そんなものに日本経済の活路を見出そうなんて考えるのが甘い。
どの国も、自国の利益を第一に考えたパワーゲームを行なっているだろうに、
正義の味方が、日本経済を救ってくれる意見を出してくれるだなんて考えていたのだろうか?

企業増税を課することは企業の海外移転を助長し
ますます国内雇用が減る。
福祉予算のつけを直接税にのみ課することは、
ますます勤労意欲が減る。

働かなくても心地よい生活が送れることを知った人間は改めない。


コメントを投稿