唐招提寺から薬師寺へ
9月21日、薬師寺にいつものまほろば塾の講演を聴きに 行きました。
今回は一人だったので いつもは 薬師寺の駐車場に車を止めるのですが 唐招提寺の駐車場に車をとめて
唐招提寺から薬師寺まで 築地塀に沿って フウラフウラと気楽にのんびり歩きました。
道沿いにはススキや彼岸花が咲いていました。
講演も面白いでした。まずは山田管長から「佛陀のことば」についてお話がありました。
お話を聞いているときは良いお話だなぁ!!と思っていたのですが、聞き慣れない言葉が出てきたりして
私の力では上手くまとめられません。
なんとなくわかったのが、佛陀が お釈迦様の全身である雪山童子に述べられた言葉。
諸行無常 (もの皆とこしえなるはなし)
是生滅法 (そは生滅のものなればぞ)
生滅滅己 (生を滅え己るとき)
寂滅為楽 (寂滅をば楽しみとなす)
この4句が 私たちの知ってる日本の
いろはにほへとちりぬるを
わかよたれそつねならむ
うゐのおくやまけふこえて
あさきゆめみしゑひもせすん
と なったそうなのです。
管長さんはこれを覚えるのに黒田節にのせると覚え易いと口ずさんでくださいましたが、
今の子供達には 黒田節は余計に難しいかも~ですね。
次は (株)小西美術工芸社という美術工芸品や文化財の漆塗りの修理修復などをする会社の会長兼社長さんの講演でした。
この人は 41才のイギリス人男性 デービット・アトキンソンさん。
どうして 日本の美術芸術工芸品の会社の社長が 外人?と思いますよね。
オクスフォード大学で皇太子様と同級生だったり、卒業後コンサルティングや証券会社へ就職、
それらの会社の取締役を経て、日本語が話せるというので日本へ。
銀行アナリストになり、その後 無職でぶらぶら。
ぶらぶらの間に、別荘が隣だった工芸社の小西社長に頼まれて経営を診たところから小西工芸社との関係が始まったそうです。
小西工芸社は日光東照宮と共に出来た会社!と言っても良いくらいだそうで、仕事の70パーセントは東照宮の修復らしいです。
設立後370年の間で 太平洋戦争の最後の年 一年間だけしか休んでいない会社らしいです。
他には、伊勢神宮や霧島神宮、伏見稲荷、住吉大社などの仕事もあるそうです。
社長がいわれるのに、その日本の文化財を修理するのに、日本の漆を使わずに中国の漆を70パーセント使っている。
日本の漆を使うように申請しても予算のことや日本のは塗りにくい、技術者がいない…
などを理由になかなか許可が下りなかったそうです。
京漆器や輪島塗といっているものも 生地も日本の木を使っていないし 漆も日本のを使っていないのが多いとか。
食品の偽装表示と同じだ!と怒っておられました。
今の下村文部科学大臣になって文化庁に掛け合い やっと日本の漆を使う許可が出た! と。
この人は日本の国を愛してくださっているのだな…と感じました。
職人の事、賃金の事、世代交代の事など、問題点を分析してよく考えて下さっていました。
二条城のことも、もっと観光客に親切に解説したら興味深くなって、外人観光客も増える。
単に襖や絵を見せるたけでなく、大政奉還のあった所でその意味を説明したり、当時を実演をしてみせるとよいのに~とか、
美術館でも、千利休が死の間際に作った最後の「泪の茶杓」が展示してある説明も「利休、茶杓」だけ。
これでは 興味を持てない。ちゃんと説明をつけると見ていても楽しい!
など興味深い話がいっぱいでした。
講演の間で 休憩があり デューク更家氏の弟子の伊達さんが 少し肩こり運動を入れて下さいます。
その時 若返りの秘訣は「笑い」。
イライラしている時は 口角をキュッと上げると 脳に笑っているよと伝えられて イライラが 消えるそうですよ。
やってみてください。
彼岸花
9月21日、薬師寺にいつものまほろば塾の講演を聴きに 行きました。
今回は一人だったので いつもは 薬師寺の駐車場に車を止めるのですが 唐招提寺の駐車場に車をとめて
唐招提寺から薬師寺まで 築地塀に沿って フウラフウラと気楽にのんびり歩きました。
道沿いにはススキや彼岸花が咲いていました。
講演も面白いでした。まずは山田管長から「佛陀のことば」についてお話がありました。
お話を聞いているときは良いお話だなぁ!!と思っていたのですが、聞き慣れない言葉が出てきたりして
私の力では上手くまとめられません。
なんとなくわかったのが、佛陀が お釈迦様の全身である雪山童子に述べられた言葉。
諸行無常 (もの皆とこしえなるはなし)
是生滅法 (そは生滅のものなればぞ)
生滅滅己 (生を滅え己るとき)
寂滅為楽 (寂滅をば楽しみとなす)
この4句が 私たちの知ってる日本の
いろはにほへとちりぬるを
わかよたれそつねならむ
うゐのおくやまけふこえて
あさきゆめみしゑひもせすん
と なったそうなのです。
管長さんはこれを覚えるのに黒田節にのせると覚え易いと口ずさんでくださいましたが、
今の子供達には 黒田節は余計に難しいかも~ですね。
次は (株)小西美術工芸社という美術工芸品や文化財の漆塗りの修理修復などをする会社の会長兼社長さんの講演でした。
この人は 41才のイギリス人男性 デービット・アトキンソンさん。
どうして 日本の美術芸術工芸品の会社の社長が 外人?と思いますよね。
オクスフォード大学で皇太子様と同級生だったり、卒業後コンサルティングや証券会社へ就職、
それらの会社の取締役を経て、日本語が話せるというので日本へ。
銀行アナリストになり、その後 無職でぶらぶら。
ぶらぶらの間に、別荘が隣だった工芸社の小西社長に頼まれて経営を診たところから小西工芸社との関係が始まったそうです。
小西工芸社は日光東照宮と共に出来た会社!と言っても良いくらいだそうで、仕事の70パーセントは東照宮の修復らしいです。
設立後370年の間で 太平洋戦争の最後の年 一年間だけしか休んでいない会社らしいです。
他には、伊勢神宮や霧島神宮、伏見稲荷、住吉大社などの仕事もあるそうです。
社長がいわれるのに、その日本の文化財を修理するのに、日本の漆を使わずに中国の漆を70パーセント使っている。
日本の漆を使うように申請しても予算のことや日本のは塗りにくい、技術者がいない…
などを理由になかなか許可が下りなかったそうです。
京漆器や輪島塗といっているものも 生地も日本の木を使っていないし 漆も日本のを使っていないのが多いとか。
食品の偽装表示と同じだ!と怒っておられました。
今の下村文部科学大臣になって文化庁に掛け合い やっと日本の漆を使う許可が出た! と。
この人は日本の国を愛してくださっているのだな…と感じました。
職人の事、賃金の事、世代交代の事など、問題点を分析してよく考えて下さっていました。
二条城のことも、もっと観光客に親切に解説したら興味深くなって、外人観光客も増える。
単に襖や絵を見せるたけでなく、大政奉還のあった所でその意味を説明したり、当時を実演をしてみせるとよいのに~とか、
美術館でも、千利休が死の間際に作った最後の「泪の茶杓」が展示してある説明も「利休、茶杓」だけ。
これでは 興味を持てない。ちゃんと説明をつけると見ていても楽しい!
など興味深い話がいっぱいでした。
講演の間で 休憩があり デューク更家氏の弟子の伊達さんが 少し肩こり運動を入れて下さいます。
その時 若返りの秘訣は「笑い」。
イライラしている時は 口角をキュッと上げると 脳に笑っているよと伝えられて イライラが 消えるそうですよ。
やってみてください。
彼岸花