さくらのワルツでお散歩

まだまだ知らないことがいっぱい!
いろいろ経験したことを残していきたいです。
美味しいお店楽しいお店も見つけます  

初めての万葉集

2013年07月27日 23時52分23秒 | その他
24日、水曜日 奈良県立万葉文化館に 「万葉集をよむ」という講座を聴きにでかけました。
私は 今まで 一度も万葉集の勉強したことがありません。
ですから 万葉集の講座が どんな風におこなわれるのか 全く想像ができませんでした。
故犬養毅先生が 朗々と歌を詠まれるのを 想像してみたり、恋の歌を読んで 昔の恋ってステキ!!とみんなで感激したりするのかな…と想像していました。
講座を聞こうと集まっていたのは オジサン、オバサンが100人くらいかな~?

講演の内容は 万葉集巻三「湯原王(ゆはらのおおきみ)の旅と宴」として 五首の解説をうけました。
そのうちの二首を 私なりに勉強したことを復習してみます。講師は 文化館の研究員の方でした。

:湯原王の宴席の歌二首:

あきづ羽の袖振る妹を玉くしげ奥に思ふを見たまへわが君   
 (トンボの羽のような袖を振って舞う女性を、私は大切に心の奥に思っておりますものを。さあ 御覧なさい、わが君よ)

青山の嶺の白雲朝に日に常に見れどもめづらしわが君
 (青々とした山にかかる白雲のように、朝となく昼となく見ていてもいつも愛らしい女性です。さあご覧なさい、わが君よ)

はじめの歌の「袖振る妹」は恋の対象でなく、宴席で舞っている人、玉くしげは 玉や櫛のことで今の時代の宝物の意味です。 二首目の「めづらし」という言葉、愛(め)でる→愛(め)づらしで→あいらしいの意味にもなるが、
珍しいの気持ちもあり、恋しているの意味ではなく、一首目と重ねて 客に推奨した意味にとれます。
また 両首に使われている「わが君」は 「愛しい人」の意味ではなく、わが君(賓客)への呼びかけの言葉ととれます。
というような講座内容でした。
他にも 色々お話を聴きましたが、私の知識では 書き記すのは大変難しいです。  
万葉集は 漢字も読みにくくて 取っつき憎いと思っていましたが、帰りに ミュージアムショップに寄って 
大岡信さんの少年少女向け「万葉集」を買ってしまいました。
また 来月8月28日(水曜日)2時から 講座があります。できれば 参加したいと思っています。
ちょっと楽しみです。
万葉文化館は 美しい建物で 広々としていて とてものんびり ゆったりした気持ちになれる所です。
窓から眺める庭園も 木々が季節ごとに美しく、飛鳥の村を借景にして のどかな雰囲気です。
野焼きの煙がゆらゆらと上がっていくような日本の懐かしい風景が広がります。
またこの所から日本最初の貨幣「富本銭」が発掘されています。
私たちは 喫茶室で明日香野菜を使ったカレーが食べたくて、講演の時間より 少し早めに行きました。
が 残念ながら お店が変わっていて、カレーはなく、天然酵母を使って焼いたパンのサンドウィチをたべました。
これも美味しいでしたが やはり明日香野菜のカレーを食べたいでした。     

宅配夕食弁当

2013年07月15日 13時02分09秒 | その他
先週、右手首骨折のギブスが とれました。とれた瞬間 どんなにすっきり解放されるのかと とてもとても期待していました。がとれてみると もっと痛い! 骨折した箇所だけでなく、今までギブスで守られていた打撲箇所、ギブスで固められていた手首関節、ギブスの角があたっていた親指付け根等々、痛さがはっきりしてきました。骨折より気鬱です。
でも ギブスが濡れることを気にせずにお水が使えるようになりました。ので やっとお料理を始めました。
突然の怪我だったので、骨折して始めの2週間は 買い込んでいた食材もあって 夫が台所で頑張って作ってくれました。
あとの1週間は買い込んだ物もなくなってきたし、こんな時に試してみようと ならコープ宅配夕食弁当を頼みました。
生協お弁当の申し込みは、まず生協の会員であること、精算は銀行引き落とし、月曜日から金曜日の5日単位で、前週の火曜日までに申し込むことでした。 私の希望は、5日だけだったので商品と引き換えにお払いする方が楽だったのですが…。毎月19日に口座から引き落とされます。
お弁当のコースには、ご飯のついているお弁当コース5日分2625円、ご飯なしのお惣菜6種類のおかずコース5日分2940円、お惣菜8種類の彩菜コース53465円 のコースがあり、我が家は夕食にご飯を食べないので 品数の少し多い彩菜コースをお願いしました。
一日目急に留守をすることになり、お弁当はどうなっているかな~?と心配しましたが、ちゃんと断熱ケースの中に保冷剤と一緒に入れて決めたところにおいて下さっていました。二日目からは手渡しで受け取ることができました。
どんな惣菜が入っているのかな? 嫌いなものは? 美味しいのかな?と 始めは不安でした。
20センチ四方のかわいいお弁当ケースに少しずつ色々入っていました。
私の母は今87才ですが、母には次の日のお昼にも食べられるくらいの量でしたが、ご飯を食べない私たち夫婦には少し足りなくて、お昼の惣菜も兼ねて 1、2品お腹の足しになるものを作りました。
がお弁当にはほぼ満足でしたし、今日のが終わると、明日はどんなメニューかな…? と楽しみになっていました。
家では嫌いで絶対に作らない鰺のフライ野菜餡掛けも食べられましたし、里芋のずんだ和えのような初めてのメニューも知りました。お味は 美味しくて やや薄味で 母は 大変気に入っていました。 ただ価格が決まっていますから ちょっと美味しい牛肉とかは期待できません。仕方ないですね。
でもいざ困ったときは お願いできることがわかり安心しました。
それになんと・・・私は少し痩せました。一食が 野菜を多く使っていて だいたい500キロカロリー前後でした。
普段 食べ過ぎなのがよくわかりました。 お願いして本当によかったと思います。
生協のスタッフの皆さん 御馳走様でした
参考までに 「ワタミの宅食」を調べてみました。 ワタミは 前週水曜日までに申込み、やはり 月曜日から金曜日の5日単位、 ご飯付きのまごころ御膳が 5日ぶん2850円、まごころおかず(ご飯なし惣菜6種類)が 3350円、まごころ万葉(惣菜8種類) 3350円です。 ワタミは 前金制で 水曜日までにスタッフが集金にこられるそうです。
体調を悪くしたとき、老人を残して留守をするとき、介護が必要となったとき 助けてもらえることがわかりました。          -->

ブラームスとベートーベン

2013年07月02日 13時43分28秒 | その他
                    
6月29日(土) 母の付き添いで シンフォニーホールにいきました。
母は クラシックオーケストラの大ファンで 20年で 250回以上コンサートに行っています。
が 87才になった今は 足元に自信がなくなったので 夜のコンサートには行けない、お昼は一人では行く自信がない ということで、私が 付き添いで行くようになりました。
今回は ドレスデンフィルハーモニー管弦楽団の演奏、ミヒャエル・ザンデンリングさんの指揮で ベートーベンの交響曲第7番、ブラームスの交響曲第1番、アンコール曲は ブラームスのハンガリー舞曲でした。
母は ベートーベンの曲は 元気が出るのでと好んでチケットを買います。
今回もベートーベンの曲は 重厚で心に深くしみ込んでくるようで 母は大変感動していました が 私は ブラームスの曲の方が美しくて優しく甘く感じました。
指揮者は ハンサムな格好良い人で、元気な指揮者でしたし、コンサートマスターはどれだけ素晴らしいバイオリンを持っているのかな・・・と思わせるくらいとても上手で 素晴らしいバイオリンの音が響いてきました。
またバイオリン演奏のパートが 一器の楽器でしているのかな~と思うほどに 美しく出だしが揃っていましたし 終わりはきれいに音が消えていきました。
途中ソロのフルート演奏があるのですが それはそれは美しい音色でした。演奏が終わってフルート奏者に拍手するときには よくぞあんなに美しい音色を聴かせてくれた~と涙が出そうになりました。
指揮者の故朝比奈隆さんが 「同じ技量のオーケストラなら ベートーベンの方が技術だけ言えば取り組みやすく、ブラームスのは あの音色にならないと、音のクオリティがないと あの美しさが出ません」と対談の記事で言っておられたのを読んだことがあります。あのバイオリン、フルートの音色を聴くと本当にそうだな・・・と思います。
ブラームスといえば 太っていて顔半分がヒゲの顔写真を思い浮かべますが 若い頃は 綺麗な若者で美少年だったそうです。
大変ロマンチックだったらしく、自分の先生シューマンの奥様で大ピアニストのクララ・シューマンを生涯想い続けたそうです。
ブラームスは 勉強家でもあり ベートーベンを大変尊敬していて、作曲の手法も大変影響をうけていたとか…。
ベートーベンの曲は 堅く難しい感じですが ブラームスの曲は 影響受けながらも 優しい美しい曲のようです。
ブラームスの子守歌 思い出してみてください。
渋々母に付き添っていったコンサートでしたが 終わってみれば 心地よい気持ちになった一日でした。


                                      

                    コンサート前のシンフォニーホール
                    パイプオルガンが見えます