レイカとアキコとユカリは、大学近くのカフェ「すばる」で楽しくおしゃべりしていた。
「へえー。上品を絵に描いたようなレイカでも、恋に落ちるとそんな風になっちゃうんだー」
と、アキコが意外そうな表情でレイカに言う。
「でもさー、妄想ってするよねえー。その気持ち、わたし、よくわかるぅー」
と、ユカリも言葉にしてくれる。
「まさか、自分でも恋する相手のことばかり考えちゃったり、その恋の相手とのエッチな夢で・・・濡れちゃうなんて、思わなかったわ」
と、レイカは少しトーンを落として話している。
「ふふふ。レイカのそういう話って、ドキドキしちゃうわ・・・」
と、アキコが言う。
「そうね。上品で美人なレイカが・・・真昼間から、「濡れちゃう」なんて・・・大人ぁー」
と、レイカも多いにドキドキしている。
「でも、実際、そうなんだもん・・・自分でも驚いているわ。でも・・・それが当然のことのように、最近思えてきて・・・」
と、レイカは冷静に話している。
「毎日のように、濡れるのが当然なの・・・レイカ!」
と、アキコは驚くように言葉を出す。
「多分、彼と付き合いだしたら・・・だって、毎日のように抱かれるんだから・・・当然かなって」
と、レイカはポカンとした表情でアキコに言葉を出す。
「処女のわたしには、考えられないわあー。そういう話ってえー」
と、ユカリが少し顔を赤らめて言葉にする。
「まあ、そう言われればそうだけど・・・わたしもそういう経験がないから、ちょっと恥ずかしく感じるわ」
と、アキコも顔を赤らめている。
「お姉ちゃんに言われたのよ・・・あなた、恋人のモノを自分のヴァギナに受け入れることが出来るの?って・・・」
と、レイカは言葉にする。
「うわあ・・・マミカさん、さすがに大人の女性だけあるなー」
と、思わず笑ってしまうアキコだった。
「ほんと・・・ちょっと衝撃的ぃ!」
と、ユカリもびっくりしている。
「わたしはもちろん、覚悟はしているって、言ったけど・・・最近、ほんとに覚悟出来ているのかなって、思うようになって・・・」
と、レイカは言葉にしている。
「うーん、それは、言葉としては言えるけど・・・実際の覚悟は、ねー・・・だって、初めはものすごく痛いって言うじゃない?」
と、アキコが言葉にしている。
「うんうん。わたしもよく聞く・・・とっても痛いって・・・鼻からスイカ?・・・それは出産かあ・・・でも、それに近いって言ってるひと、いたよぉー」
と、ユカリが言葉にしている。
「出血するって、言うわよね・・・だから、わたしも、少し怖いの・・・でも・・・」
と、レイカは言葉を切る・・・。
「でも?」
と、アキコが聞く。
「恋する彼が・・・彼がそれで気持ちよくなれるなら・・・それは嬉しいことかなって、最近、思えるようになってきて・・・」
と、レイカが答える。
「農工大の水野さんかあ・・・確かに、彼、魅力的よね・・・」
と、アキコが言う。
「あのひと、おもしろーい。飲むとあんなに大人な男性になるのに・・・普段、あんなに真面目な・・・女性と口聞けない感じのひとになっちゃうだもん・・・」
と、ユカリも言う。
「彼って、今はほんとに小さくって、でも、多分、毎日一生懸命生きているひとなんだと思うの。それに会ってる時は、すごくわたしに気を使ってくれるの・・・」
と、レイカ。
「また、あの飲み会を体験出来たんだ・・・水野さん、相変わらずだった?」
と、アキコ。
「うん。すっごく相変わらずなの。飲みだすと、大人のオトコになっちゃうのよ。この間と同じだったわ」
と、レイカは機嫌良さそうに話す。
「あ、レイカ、恋しているいい笑顔ぉ・・・目が思い切り笑っているもーん」
と、ユカリが鋭く指摘する。
「うん。彼のことを思い描くと・・・つい笑顔になれるから・・・」
と、レイカは上機嫌で話している。
「でも・・・彼がわたしを抱いている夢を見た時・・・わたし、本当に嬉しかったの・・・涙が出るくらい・・・」
と、レイカは話す。
「だって、シラフに戻った彼は、本当に小さくて、女性を抱けるような頼りがいのある男性には、思えないから・・・」
と、レイカは話す。
「だから・・・無理なのかなって、思う時も正直あるわ・・・」
と、レイカは話す。
「わたしは、恋には奥手だし、その経験もないけど・・・」
と、アキコが話す。
「アキコはファンが一杯いるじゃないぃー。東大の田中さんとかぁ、東大マスターの井上さんとかぁ・・・」
と、ユカリがツッコむ。
「わたし、勉強しか出来ないひとは、駄目なの・・・一緒にスポーツが出来たり、話していて自然に笑顔になれるひとでないと・・・」
と、アキコは話す。
「わたし、だから・・・水野さんって、とっても魅力的に見えたわ。もちろん、レイカにお似合いだと思うけど、惹かれたのは、確か」
と、アキコが話す。
「アキコ・・・」
と、レイカ。
「っでも、あれはぁー、反則ワザに近いんじゃなーいぃ。飲んであんなにおもしろくって、頼り甲斐出しちゃうひとは、それは女性に人気になるわよぉ・・・」
と、ユカリ。
「そうよね・・・反則ワザよね・・・でも、そこに惚れてしまったから・・・もう、どうしようもないの・・・」
と、レイカは言う。
「恋に落ちると・・・女性はどうしようもないのかー・・・・上品でエレガントで、いつも強気なレイカでさえ、メロメロになっちゃうのね・・・」
と、アキコが言う。
「わたし、姉に好きなオトコのモノを舐められるか?って聞かれたの・・・」
と、レイカは明かす。
「えーーーーー、そんなことまで、言われたのーーーーマミカさん、オトコマエー」
と、アキコがびっくりしている。
「うぇーーーーちょっとそれぇ、ぐろーいぃ」
と、ユカリはひっくりかえりそうになっている。
「でも、わたし・・・今のわたしなら、出来るの・・・というか、正直、舐めたい・・・そう、素直に思う、自分がいるの・・・」
と、レイカは少し顔を赤くしながら白状している。
「ほんとに、舐めたいの?レイカ・・・」
と、アキコがびっくりしながら聞いている。
レイカはコクリと頷いて・・・顔を赤らめる・・・。
「ふう~ん。恋って、ひとの気持ちまで、変えちゃうのかしらぁー。だって、学級委員みたいだった、上品なレイカが、こんなことを言うなんてぇ、考えられないぃー」
と、ユカリは正直な感想を言っている。
「でも、それが恋・・・なのかもしれない。レイカの気持ち、わたしだって、なんとなく、わかるもの・・・女性って、そういう生き物よね?」
と、アキコはわかってくれる。
「それに、彼がそれで気持ちよく感じてくれるなら・・・わたしで良ければ、いくらでもしてあげたいもの・・・彼を笑顔に出来るのなら、何度でも・・・」
と、レイカは笑顔で言う。
「レイカ、水野さんの顔を思い浮かべると、ほんとに目の笑った、いい笑顔をするんだから・・・わたしたちの負けね」
と、アキコ。
「わたしが裸になることで、彼が笑顔になれるのなら・・・いくらだって彼の前で裸になるわ・・・そんなことで良ければ・・・」
と、レイカ。
「レイカって、マミカさんに似て、オトコマエなのねぇ。なんか、好きなひとの為ならば、自分なんて、どうなったっていいって考えてるぅ~」
と、ユカリ。
「農工大の水野さんが・・・わたしを大人の女性に成長させてるの・・・彼へのわたしの恋ゴコロが・・・わたしを成長させてるの・・・」
と、レイカは言い切った。
アキコとユカリは顔を見合わせた。
「がんばってね、レイカ」「がんばるんだよぉー、レイカ」
と、二人は同時に言葉にした。
「うん。この恋に全力で、がんばるの・・・わたし」
と、レイカは言うと、目の笑ったとってもいい笑顔になるのだった。
「じゃあね」「じゃあね」
と、二人とカフェ「すばる」の入り口で別れたレイカは、なんとなく嬉しくなってスキップしてしまう。
「なんだか、心の中を正直に打ち明けたら・・・ココロが軽くなったみたい・・・」
と、レイカは嬉しそうに笑顔になる。
「よ!お姉ちゃん、いい笑顔をするんだなー。こっちまで、しあわせな気分になるわい。これ、特売の蜜柑だけど、一個やるから、家で食いな」
と、熊五郎みたいな、八百屋のおじさんが、いい笑顔で蜜柑を一個レイカの手のひらに乗せてくれる。
「ありがとう、おじさん!」
と、もう一度いい笑顔になったレイカは、スキップしながら、家路を帰っていった。
(つづく)
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→「バレンタインまでにすべき10の事」初回へ
→「ラブ・クリスマス!」初回へ
「へえー。上品を絵に描いたようなレイカでも、恋に落ちるとそんな風になっちゃうんだー」
と、アキコが意外そうな表情でレイカに言う。
「でもさー、妄想ってするよねえー。その気持ち、わたし、よくわかるぅー」
と、ユカリも言葉にしてくれる。
「まさか、自分でも恋する相手のことばかり考えちゃったり、その恋の相手とのエッチな夢で・・・濡れちゃうなんて、思わなかったわ」
と、レイカは少しトーンを落として話している。
「ふふふ。レイカのそういう話って、ドキドキしちゃうわ・・・」
と、アキコが言う。
「そうね。上品で美人なレイカが・・・真昼間から、「濡れちゃう」なんて・・・大人ぁー」
と、レイカも多いにドキドキしている。
「でも、実際、そうなんだもん・・・自分でも驚いているわ。でも・・・それが当然のことのように、最近思えてきて・・・」
と、レイカは冷静に話している。
「毎日のように、濡れるのが当然なの・・・レイカ!」
と、アキコは驚くように言葉を出す。
「多分、彼と付き合いだしたら・・・だって、毎日のように抱かれるんだから・・・当然かなって」
と、レイカはポカンとした表情でアキコに言葉を出す。
「処女のわたしには、考えられないわあー。そういう話ってえー」
と、ユカリが少し顔を赤らめて言葉にする。
「まあ、そう言われればそうだけど・・・わたしもそういう経験がないから、ちょっと恥ずかしく感じるわ」
と、アキコも顔を赤らめている。
「お姉ちゃんに言われたのよ・・・あなた、恋人のモノを自分のヴァギナに受け入れることが出来るの?って・・・」
と、レイカは言葉にする。
「うわあ・・・マミカさん、さすがに大人の女性だけあるなー」
と、思わず笑ってしまうアキコだった。
「ほんと・・・ちょっと衝撃的ぃ!」
と、ユカリもびっくりしている。
「わたしはもちろん、覚悟はしているって、言ったけど・・・最近、ほんとに覚悟出来ているのかなって、思うようになって・・・」
と、レイカは言葉にしている。
「うーん、それは、言葉としては言えるけど・・・実際の覚悟は、ねー・・・だって、初めはものすごく痛いって言うじゃない?」
と、アキコが言葉にしている。
「うんうん。わたしもよく聞く・・・とっても痛いって・・・鼻からスイカ?・・・それは出産かあ・・・でも、それに近いって言ってるひと、いたよぉー」
と、ユカリが言葉にしている。
「出血するって、言うわよね・・・だから、わたしも、少し怖いの・・・でも・・・」
と、レイカは言葉を切る・・・。
「でも?」
と、アキコが聞く。
「恋する彼が・・・彼がそれで気持ちよくなれるなら・・・それは嬉しいことかなって、最近、思えるようになってきて・・・」
と、レイカが答える。
「農工大の水野さんかあ・・・確かに、彼、魅力的よね・・・」
と、アキコが言う。
「あのひと、おもしろーい。飲むとあんなに大人な男性になるのに・・・普段、あんなに真面目な・・・女性と口聞けない感じのひとになっちゃうだもん・・・」
と、ユカリも言う。
「彼って、今はほんとに小さくって、でも、多分、毎日一生懸命生きているひとなんだと思うの。それに会ってる時は、すごくわたしに気を使ってくれるの・・・」
と、レイカ。
「また、あの飲み会を体験出来たんだ・・・水野さん、相変わらずだった?」
と、アキコ。
「うん。すっごく相変わらずなの。飲みだすと、大人のオトコになっちゃうのよ。この間と同じだったわ」
と、レイカは機嫌良さそうに話す。
「あ、レイカ、恋しているいい笑顔ぉ・・・目が思い切り笑っているもーん」
と、ユカリが鋭く指摘する。
「うん。彼のことを思い描くと・・・つい笑顔になれるから・・・」
と、レイカは上機嫌で話している。
「でも・・・彼がわたしを抱いている夢を見た時・・・わたし、本当に嬉しかったの・・・涙が出るくらい・・・」
と、レイカは話す。
「だって、シラフに戻った彼は、本当に小さくて、女性を抱けるような頼りがいのある男性には、思えないから・・・」
と、レイカは話す。
「だから・・・無理なのかなって、思う時も正直あるわ・・・」
と、レイカは話す。
「わたしは、恋には奥手だし、その経験もないけど・・・」
と、アキコが話す。
「アキコはファンが一杯いるじゃないぃー。東大の田中さんとかぁ、東大マスターの井上さんとかぁ・・・」
と、ユカリがツッコむ。
「わたし、勉強しか出来ないひとは、駄目なの・・・一緒にスポーツが出来たり、話していて自然に笑顔になれるひとでないと・・・」
と、アキコは話す。
「わたし、だから・・・水野さんって、とっても魅力的に見えたわ。もちろん、レイカにお似合いだと思うけど、惹かれたのは、確か」
と、アキコが話す。
「アキコ・・・」
と、レイカ。
「っでも、あれはぁー、反則ワザに近いんじゃなーいぃ。飲んであんなにおもしろくって、頼り甲斐出しちゃうひとは、それは女性に人気になるわよぉ・・・」
と、ユカリ。
「そうよね・・・反則ワザよね・・・でも、そこに惚れてしまったから・・・もう、どうしようもないの・・・」
と、レイカは言う。
「恋に落ちると・・・女性はどうしようもないのかー・・・・上品でエレガントで、いつも強気なレイカでさえ、メロメロになっちゃうのね・・・」
と、アキコが言う。
「わたし、姉に好きなオトコのモノを舐められるか?って聞かれたの・・・」
と、レイカは明かす。
「えーーーーー、そんなことまで、言われたのーーーーマミカさん、オトコマエー」
と、アキコがびっくりしている。
「うぇーーーーちょっとそれぇ、ぐろーいぃ」
と、ユカリはひっくりかえりそうになっている。
「でも、わたし・・・今のわたしなら、出来るの・・・というか、正直、舐めたい・・・そう、素直に思う、自分がいるの・・・」
と、レイカは少し顔を赤くしながら白状している。
「ほんとに、舐めたいの?レイカ・・・」
と、アキコがびっくりしながら聞いている。
レイカはコクリと頷いて・・・顔を赤らめる・・・。
「ふう~ん。恋って、ひとの気持ちまで、変えちゃうのかしらぁー。だって、学級委員みたいだった、上品なレイカが、こんなことを言うなんてぇ、考えられないぃー」
と、ユカリは正直な感想を言っている。
「でも、それが恋・・・なのかもしれない。レイカの気持ち、わたしだって、なんとなく、わかるもの・・・女性って、そういう生き物よね?」
と、アキコはわかってくれる。
「それに、彼がそれで気持ちよく感じてくれるなら・・・わたしで良ければ、いくらでもしてあげたいもの・・・彼を笑顔に出来るのなら、何度でも・・・」
と、レイカは笑顔で言う。
「レイカ、水野さんの顔を思い浮かべると、ほんとに目の笑った、いい笑顔をするんだから・・・わたしたちの負けね」
と、アキコ。
「わたしが裸になることで、彼が笑顔になれるのなら・・・いくらだって彼の前で裸になるわ・・・そんなことで良ければ・・・」
と、レイカ。
「レイカって、マミカさんに似て、オトコマエなのねぇ。なんか、好きなひとの為ならば、自分なんて、どうなったっていいって考えてるぅ~」
と、ユカリ。
「農工大の水野さんが・・・わたしを大人の女性に成長させてるの・・・彼へのわたしの恋ゴコロが・・・わたしを成長させてるの・・・」
と、レイカは言い切った。
アキコとユカリは顔を見合わせた。
「がんばってね、レイカ」「がんばるんだよぉー、レイカ」
と、二人は同時に言葉にした。
「うん。この恋に全力で、がんばるの・・・わたし」
と、レイカは言うと、目の笑ったとってもいい笑顔になるのだった。
「じゃあね」「じゃあね」
と、二人とカフェ「すばる」の入り口で別れたレイカは、なんとなく嬉しくなってスキップしてしまう。
「なんだか、心の中を正直に打ち明けたら・・・ココロが軽くなったみたい・・・」
と、レイカは嬉しそうに笑顔になる。
「よ!お姉ちゃん、いい笑顔をするんだなー。こっちまで、しあわせな気分になるわい。これ、特売の蜜柑だけど、一個やるから、家で食いな」
と、熊五郎みたいな、八百屋のおじさんが、いい笑顔で蜜柑を一個レイカの手のひらに乗せてくれる。
「ありがとう、おじさん!」
と、もう一度いい笑顔になったレイカは、スキップしながら、家路を帰っていった。
(つづく)
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