趣味は読書。

気ままな読書記録と日々思うこと、備忘録

村上春樹さんに会いに

2013年05月10日 | 村上春樹
晴天の続いたゴールデンウィーク最終日の6日、京都にいました。

「村上春樹 公開インタビュー in 京都-魂を観る、魂を書く」のチケットが当たったのです。
とてもとてもうれしかったのですが、
当選を知ったのが、父の通夜の前日でした。
頭の中は大混乱の中にあり、とりあえず胸にしまっておきました。

ひと段落して自宅に戻ってきた時に、「さて、どうするか」と
考えました。

行くと決めても、GW最終日、新幹線のチケットは取れないし、
大混雑で帰って来れそうもないのです。

「さて、どうするか」
車なら何とかなりそうだという夫に頼み、前日5日から京都行きを決めました。

それから、中断していた『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』を
もう一度読み始めたのです。
読み始めると一気に読んでしまい、結局何度も読むこととなりました。
この時感じたものを忘れないように、メモして京都に向かいました。

6日の京都は気温が上って暑いくらいでした。
京都大学の中に入るのは初めてです。
時間が近付くにつれ、報道陣の数が増えていきました。
ホールの前でインタビューされている人も何人か見受けられました。
何故だか緊張してしまいます。

会場内はほぼ満席で、若い人の姿が多いと思いました。
私は中央ブロックの前から2列目で、とても見やすい席でした。
オペラグラスも持参したのですが、いらないくらいでした。
私の斜め前の席に、作家の小川洋子さんが座ってらっしゃいました。

時間どうりに始まり、5分の紹介の後、
拍手の中、村上春樹さんが登場されました。
濃い茶系のジャケットにオレンジ色のパンツ姿です。
初めて聞く肉声は、思っていたよりもずっとよく通るテノールだと思いました。

最初は少し緊張した雰囲気で、とてもシャイな印象を持ちました。
でもそれは、想像していた通りですが。
そして、人前に出ることを普通にイヤだと思う、普通の人だという印象を持ちました。

最初のスピーチは、河合隼雄さんへの敬愛の念がにじみ出た温かいものでした。
河合隼雄さんの口調を真似して、おやじギャグを披露されたり、
河合隼雄さんに逢うのを薦めたのは、河合さんのファンであった奥様である事、
初対面での、河合さんの怖かった眼差しについてなどと披露され、
エピソードに事欠かない感じがしました。


取り留めなく、長々書いてしまいました。
今日は、ここまで。。


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (okada)
2013-05-10 19:26:26
Pokeさん、こんばんは。

臨場感溢れるレポート、ありがとうございます。続きも楽しみにしています。

おまけに小川洋子さんまで、やっぱり羨まし過ぎます(^_^.)
Unknown (Poke)
2013-05-13 18:27:34
オカダさん、こんばんは。

一回で書き終わるつもりだったのに、気付いたら長々になっていました^^;
メモたくさんとって来たので、涙をのまれたファンのためにも頑張ってレポートしたいと思っています。
お楽しみに~

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