桂望実さんの新刊は、せつない物語でした。
でも、せつなさの中に、希望を持つ物語でした。
大輔と瑞穂夫婦は、児童養護施設に暮らす小学生のひなたを
週末だけ里親として預かることにする。
訳あり夫婦と親に捨てられた子どもが、それぞれ描く‘家族’というもの・・・。
年を重ねてくると、だんだんと常識とされているような事に
疑いの目を向けるようになるので、
この物語の中に描かれる事がそれほど特別な感じは受けませんでした。
離婚も増えて、子どもの環境は驚くほど変わってしまいました。
血のつながりというものが、どれほどのものなのか
なんだか怪しく思えます。
家族の形は、これからもっと変わっていくだろうと思います。
強く思ったことは、子どもの感性の正しさということ。
‘正しい’なんて最近では廃れてしまった、怪しい言葉ですが、
私は子どもの持つ感性の鋭さは、まず間違いないと思っています。
ただ、子ども達はそれと自覚しないのです。
たとえ気付いても、それを表現する術を持たない。
どんな形の家族であっても、それは問わないけれども、
少なくとも一緒にいる事が幸せに繋がるなら、きっとそれは正しいのだ。
できれば子どもが、もうこれ以上傷つかないですむように願ってやみません。。
でも、せつなさの中に、希望を持つ物語でした。
大輔と瑞穂夫婦は、児童養護施設に暮らす小学生のひなたを
週末だけ里親として預かることにする。
訳あり夫婦と親に捨てられた子どもが、それぞれ描く‘家族’というもの・・・。
年を重ねてくると、だんだんと常識とされているような事に
疑いの目を向けるようになるので、
この物語の中に描かれる事がそれほど特別な感じは受けませんでした。
離婚も増えて、子どもの環境は驚くほど変わってしまいました。
血のつながりというものが、どれほどのものなのか
なんだか怪しく思えます。
家族の形は、これからもっと変わっていくだろうと思います。
強く思ったことは、子どもの感性の正しさということ。
‘正しい’なんて最近では廃れてしまった、怪しい言葉ですが、
私は子どもの持つ感性の鋭さは、まず間違いないと思っています。
ただ、子ども達はそれと自覚しないのです。
たとえ気付いても、それを表現する術を持たない。
どんな形の家族であっても、それは問わないけれども、
少なくとも一緒にいる事が幸せに繋がるなら、きっとそれは正しいのだ。
できれば子どもが、もうこれ以上傷つかないですむように願ってやみません。。