極上のアイスヴァイン

10年ぶりに我が家にデザートワイン・ブームがやってきた。
それもこの本格派アイスヴァイン 「エルンスト・ブレッツ（Ernst Bretz）」 と出会ってしまったからである。

ソーテルヌやトカイのような貴腐ワインより飲み口がスッキリめで、甘さと酸味のバランスが絶妙。飲み終わるのが悲しくなってしまうほど、体いっぱいに幸せが広がるデザートワインだ。

ハーフで4,200円と値段もなかなかだが、地元スーパーのドイツワイン・フェアで見つけたので、今後も定期的に仕入れてもらうために毎週せっせと購入している。

スリムなボトルもグー！

ノヴェッロ解禁

5年ほど前から楽しんでいるイタリアの新酒 「ノヴェッロ」。
そのフルーティな味わいを今年も早速堪能した。

品揃えの豊富さで有名なワインショップに行ってみたが、意外にもノヴェッロはこの１種類しか置いてなかった。
スピネッリ社（アブルッツオ州）のモンテプルチアーノ種を使った「ノヴェッロ・ニンニ（Novello Ninni）」。
お手頃価格。

今まで飲んできた赤ワインの中では最も紫色に近く、モンテプルチアーノ独特の芳醇なアロマが特徴。やや甘めなので個人的には好きなタイプとはちょっと違うが、熟したぶどうをそのまま口に運んでいる感じがするほど自然に近いワインだ。飲み進めるにつれて強い香りや甘さも空気に触れて調和され気にならなくなってくる。

料理を選ばずに楽しめるのもノヴェッロのいいところかな。

夢への思い

何度見てもシビレるね、松井のホームラン。そしてあのほころんだ笑顔！

悲願のワールドチャンピオンと日本人初のMVP獲得という偉業を成し遂げ、「この瞬間のためにヤンキースに来たわけですから」 と心から嬉しそうに語る姿には、もはや以前の怪物のイメージはなく、苦難を乗り越えてようやく長年の夢が叶った喜びを素直に噛みしめている一人の人間を感じた。

マルチネスから打った２階席のスタンドに飛び込む特大アーチはフルカウントからの８球目だったが、あの打席を初球から放送してくれるスポーツニュースが少なくホームランを打った瞬間ばかりが流されているのはちょっと残念。もっとも、初球からの映像を見るたびに 「（ファウルのあと）よーし、いいぞ、粘れ、次だ！・・・やったぁーーっ!!!」 と何度も同じリアクションを繰り返す自分も不思議だが（笑）。
でも、あの１打に込められた強い思いにはどれだけ勇気をもらったかわからない。

スタンドからのMVPコールや、背番号55のユニホームを着て 「マッツゥイ！マッツゥイ！」 と大喜びしている現地のヤンキースファンを見ると、是非NYでもうひと花咲かせて欲しいと願わずにはいられない。

これからの楽しみ

晴天率が高いと言われる文化の日だけあって、朝起きて窓を開けると快晴の日本晴れ。

我が家の裏バルコニーから望む富士の山は、空気がひんやりとし始めるこの季節の楽しみのひとつだ。

ここに住み始めた頃はまだ手前のマンションもなくて、もっと素晴らしい景色が楽しめたのに、ここ数年でずい分障害物が多くなったもんだ。

どうか、これ以上この眺めを遮るものが建ちませんように！