第一章

はじめっからちょっと飛ばしすぎたわ。


第一章ははじまったばかりで、これじゃ最後まで持たんので、


当分の間のんきに行こう。



窓からのぞく蔦と、友達が描いてくれた壁が相まってリゾートっぽい昼下がり。

悲しい

ああ、悲しい。


父に少しでも長く生きてほしいと思えない自分が悲しい。


手術をするかしないかを選ばなければならず、ぼくはしないでいいと思っているのだけど。


手術をして、死ぬ瞬間が楽になるなら手術をしてもらうけど、がんって手術するしないにかかわらず、つらく死ぬ人もいればそれほどつらくなく死ぬ人もいる。


それは日頃の行いとかも関係なく、徳をつんだかつんでないかなども一切関係ない。


80代の父が数ヶ月、数年命が伸びたとして、楽に死ねる保証もないのに確実にしんどいことがわかってる手術を受けさせるのはどうしてもいやだったのに。



守りきれなかったらごめん。