『創』編集部
篠田博之さま
最初に、『創』編集部も校了日が近づいてきていますし、
わたしも3年半をかけている『警戒区域』を11月6日までに書きあげなければならず、非常に切迫しています。
本来、支払いが済んでいるはずの稿料の件で、篠田さんと延々とやりとりするのは苦痛以外のなにものでもありません。
仕事に支障をきたしているのです。
篠田さんは、「柳さん、全てのケースにおいて400字詰め何枚という言い方をするということ今は常識ではないと思います。特に文芸誌以外では原稿用紙に原稿を書く人はほぼ皆無で、400字云々という言い方自体、あまりしなくなっています」(10月21日20:24のメール)と仰いましたが、『創』で原稿を書いて、2008年に篠田さんから「(400字詰め原稿用紙)1枚4000円で計35000円でした。税引きの額を振り込んであります」というメールをもらったフリーライターが存在します。
篠田さんがよく知っている人です→ http://plaza.rakuten.co.jp/siefuji/
『創』編集部で7年間編集者として働いていた過去を持つ、フリーライターの荒井香織氏によると、『創』編集部は、1枚4千円の原稿料を最低稿料として設定していた。
わたしに2007年6月に連載依頼をした「原稿用紙3枚で5万円」の条件とはかけ離れますが、百歩(千歩かも)譲って、『創』内規の1枚4000円で妥協します。
しかし、篠田さんが昨夜のメールでわたしに提示した返済額「計152万円(税込)」では、1枚4000円を下回ってしまい、他の執筆者より原稿単価が安いということになり、到底納得できません。
稿料未払いの原稿は、 155,098字、400字詰原稿用紙387.7枚です。
1枚4000円と計算すると、1,550,800円になります。
それに、対談2本分(1本3万円)6万円を加えた、計1,610,800円を返済してください。
(未払金の明細は、添付ファイルをご覧ください)
対談集『沈黙より軽い言葉を発するなかれ』印税の過払い金が数万円あり、「著者献本分で印税と相殺というのが3~4万円ある」というご主張ですが、その分はきちんと明細を出していただいた上で、返済額の1,610,800円から差し引いてください。
次に、返済方法について。
「11月初めから基本的に毎月10万円ずつ返済しますが、もちろんそれ以上払える月はそうして、早めに完済できるようにします」と、篠田さんは昨夜メールで伝えてきました。
しかし、「基本的に」という言葉が気にかかります。「基本的に毎月10万円返済することにするが、10万円を支払えない月もあるかもしれない」と読めるのです。
篠田さんは、既に連載稿料を何年も未払いにしているという「現状」をお忘れなのではないでしょうか?
篠田さんは、何年もわたしとの約束(著者との契約)を反故にしつづけたのです。
「基本的に」という曖昧な文言での約束は、もはや成立しません。金額と振込日時とを明記した未払い金完済までのスケジュール(覚書)を作成し、署名捺印の上、2通送付してください。署名捺印の上、『創』編集部に返送いたします。
そして、総額が150万円を超えるわけですから、毎月10万円だと完済までに1年以上を要します。わたしは既に何年も稿料の支払いを待っているのです。返済金額の算出方法も、原稿用紙1枚4000円という最低ラインで譲歩しました。本来であれば一括返済して欲しいのですが、毎月30万円で6カ月以内に完済するという条件で覚書を作成していただきたい。
篠田さんは9月2日22:19のメールで「近々振込は行う」「10月頃には何とかできる」と伝えてきています。
こちらも困窮しています。
初回の返済は、10月末日にしてください。
柳 美里
本来、支払いが済んでいるはずの稿料の件で、篠田さんと延々とやりとりするのは苦痛以外のなにものでもありません。
仕事に支障をきたしているのです。
篠田さんは、「柳さん、全てのケースにおいて400字詰め何枚という言い方をするということ今は常識ではないと思います。特に文芸誌以外では原稿用紙に原稿を書く人はほぼ皆無で、400字云々という言い方自体、あまりしなくなっています」(10月21日20:24のメール)と仰いましたが、『創』で原稿を書いて、2008年に篠田さんから「(400字詰め原稿用紙)1枚4000円で計35000円でした。税引きの額を振り込んであります」というメールをもらったフリーライターが存在します。
篠田さんがよく知っている人です→ http://plaza.rakuten.co.jp/siefuji/
『創』編集部で7年間編集者として働いていた過去を持つ、フリーライターの荒井香織氏によると、『創』編集部は、1枚4千円の原稿料を最低稿料として設定していた。
わたしに2007年6月に連載依頼をした「原稿用紙3枚で5万円」の条件とはかけ離れますが、百歩(千歩かも)譲って、『創』内規の1枚4000円で妥協します。
しかし、篠田さんが昨夜のメールでわたしに提示した返済額「計152万円(税込)」では、1枚4000円を下回ってしまい、他の執筆者より原稿単価が安いということになり、到底納得できません。
稿料未払いの原稿は、 155,098字、400字詰原稿用紙387.7枚です。
1枚4000円と計算すると、1,550,800円になります。
それに、対談2本分(1本3万円)6万円を加えた、計1,610,800円を返済してください。
(未払金の明細は、添付ファイルをご覧ください)
対談集『沈黙より軽い言葉を発するなかれ』印税の過払い金が数万円あり、「著者献本分で印税と相殺というのが3~4万円ある」というご主張ですが、その分はきちんと明細を出していただいた上で、返済額の1,610,800円から差し引いてください。
次に、返済方法について。
「11月初めから基本的に毎月10万円ずつ返済しますが、もちろんそれ以上払える月はそうして、早めに完済できるようにします」と、篠田さんは昨夜メールで伝えてきました。
しかし、「基本的に」という言葉が気にかかります。「基本的に毎月10万円返済することにするが、10万円を支払えない月もあるかもしれない」と読めるのです。
篠田さんは、既に連載稿料を何年も未払いにしているという「現状」をお忘れなのではないでしょうか?
篠田さんは、何年もわたしとの約束(著者との契約)を反故にしつづけたのです。
「基本的に」という曖昧な文言での約束は、もはや成立しません。金額と振込日時とを明記した未払い金完済までのスケジュール(覚書)を作成し、署名捺印の上、2通送付してください。署名捺印の上、『創』編集部に返送いたします。
そして、総額が150万円を超えるわけですから、毎月10万円だと完済までに1年以上を要します。わたしは既に何年も稿料の支払いを待っているのです。返済金額の算出方法も、原稿用紙1枚4000円という最低ラインで譲歩しました。本来であれば一括返済して欲しいのですが、毎月30万円で6カ月以内に完済するという条件で覚書を作成していただきたい。
篠田さんは9月2日22:19のメールで「近々振込は行う」「10月頃には何とかできる」と伝えてきています。
こちらも困窮しています。
初回の返済は、10月末日にしてください。
柳 美里