精神のバランスを崩します。
それは、14年前に癌で死んだ伴侶・東由多加が、
この時期に余命1週間と宣告され、
4月20日に死んでしまったからなのですが……
精神だけではなく、毎年体調を崩すし、経済的にも困窮するし、
いいことが全くないのです、桜の時期は――。
じゃあ、どうすればいいのかというと、
仕事に没頭するしかないわけですよ。
書く――。
書くという行為には、抜け道も逃げ道も近道もありません。
ただ、書きつづけるしかないのです。
わたしの場合、書きつづけるためには、走ることが不可欠です。
というわけで、今日、ほぼ1ヶ月ぶりに走りました。
体重は、1年前から12kg増、今年の元日から3kg増という体たらくで、
こんな体重で長距離を走れば膝や腰を壊すのが関の山なので、
今日は、30分だけ走りました。
毎日30分を1週間続けられれば、40分、50分、1時間、と徐々に走る時間と距離を伸ばしていけるので、
この1週間が勝負です。
4月1日と3日は、3月19日に刊行した『JR上野駅公園口』のために、
都内の16書店を訪問します。
朝7時半頃、鎌倉の自宅を出発して、帰宅するのは22時頃だろうから……
でも、帰宅してすぐにランニングウェアに着替えて、走るか……
桜の季節を、走って、書いて、乗り切ります。
そして、4月20日の命日は、静かに過ごしたい。
今年も、長崎のお墓には行けません。
来年は、きっと……