柳美里の今日のできごと

福島県南相馬市小高区で、
「フルハウス」「Rain Theatre」を営む
小説家・柳美里の動揺する確信の日々

14日に常磐線は全線開通! 20日にフルハウスはオープン!

2020年03月12日 07時53分00秒 | 日記

WHO事務局長が、新型コロナウイルスが世界的な流行を意味する「パンデミック」になったと発表した翌日ではあるけれど、わたしは今日から仙台・東京に出張(打ち合わせとラジオ出演)です。

旧「警戒区域」で居住人口が3663人(東日本大震災・東京電力福島第一原発事故前は1万2834人)の福島県南相馬市から、1400万人目前の大都市東京に行って帰ってくるのは、かなり勇気が要るし、緊張します。

わたしが、コロナウイルスを南相馬に持ち帰るわけにはいかないからな……

帰りは、14日の夜です。
14日は、常磐線が9年ぶりに全線開通する歴史的な日です。
コロナウイルス感染拡大がなかったら、もっと大喜びして、「みんな常磐線に乗ってフルハウスに来て!」と騒いでいたのですが……
常磐線ひたち号の中で独り静かに喜びを噛みしめます。
(と書いて、いま、ひたち号の切符を自宅に忘れたことに気づき、あわててLINEしました。速達でホテルに送ってもらえば、間に合うはず……)

https://odaka-fullhouse.jp/2020/03/01/post-5286/

ブックカフェ・フルハウスは、予定通り3月20日にオープンします。

14日、東京からの常磐線の中で、わたしはたぶん、泣くと思います。

小高、浪江、大熊、双葉、富岡の9年間を想って……
(それは、自分自身の9年間の歩みでもあるから……)

小高駅で覆いが取れた駅名を見上げるだけで、泣けてくる。

双葉、大野、夜ノ森……

 




(常磐線の津波と原発事故による不通区間は、9年かけて少しずつ再開通しました。この方のブログの図が解りやすいので、添付します。
 
 

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愛するということ

2020年03月11日 07時05分00秒 | 日記
自分の魂が愛するひとの心に住まい、‬
‪愛するひとの魂が自分の心に住まい、
日々の暮らしの中で愛が息づいていることを感じるーー、それ以上の幸せなどあるだろうか?

どんなに遠く離れていても、
たとえ、死が二人を分け隔てようと、
そのひとへの愛が変わらないのであれば、愛するひとの魂が自分の心から立ち去ることはない。

わたしの魂は、
あなたの魂は、
互いの魂と一つになって、
時間と空間を超えて、
此岸と彼岸を行き来して、
存在しつづける。

2019年3月11日の朝の光の中で、
そんなことを考えました。


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激歯痛

2020年03月07日 23時58分00秒 | 日記
歯痛。
歯を食い縛り過ぎ、だと思う。
悪夢ばかり見るから、だと思う。
かかりつけの歯科医は土日休みなので、
とりあえずイブクイックをのんだ。

今夜は歯痛に支配されて仕事にならないので、明日から本気出します。



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今夜、テレビで、

2020年03月07日 21時48分00秒 | 日記
NHK SWITCHインタビュー 達人達(たつじんたち)「柳美里×栗林慧」

本日の夜中(日付変わって、0時半〜午前1時半)の再放送です。

土曜日は夜更かしするという方は、是非リアルタイムで見てください。

早寝早起きの方は、録画して。

今より10kg肥っていた昨年4月の映像なので、自分的には、うわーヤバいという感じですが、現在暮らしている福島県南相馬市の小高や、本屋フルハウスや、昆虫や、演劇への思いを語っているので、見てもらえると、うれしいです)






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マニキュア

2020年03月03日 10時45分00秒 | 日記
昨夜、小高に帰って、久しぶりにマニキュアを塗った。
(マニキュアを塗ったのは、午前3時頃)

2011年3月11日以前は、たくさんの色のマニキュアを持っていた。

20色はあったんじゃないかな。

キーボードやタッチキーボードを高速で打たなければならないので、若い頃から一度も爪を伸ばしたことはない。
ネイルアート的な塗り方も、したことがない。

でも、指先に色彩があるのは、きれいだな、と思う。

自分の視界が華やぐ。

だから、手の短い爪や、足の爪に塗っていた。

これは、京都の創業260余年の老舗絵具屋・上羽絵惣(うえばえそう)のマニキュア。
古代岱赭(こだいたいしゃ)という色で、なんでも、中国の代州(山西省)から良質の赭土が採取され「代州岱赭」として知られていた頃、その顔料名が「岱赭」と呼ばれていたそうな。


(「ある晴れた日に」小高公演の時に、観に来てくださった方からいただきました。ありがとうございます。昨夜、開封しました)

上羽絵惣のマニキュアの原材料はホタテ貝殻の微粉末なので、爪が傷まない。
除光液ではなく、消毒用のアルコールできれいに落とせる。

通販で、5色ぐらい買おうっと





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日帰り出張

2020年03月02日 09時01分00秒 | 日記
東京へ行って、帰ってきます。

常磐線って、よく遅れるんですよ。
常磐線が遅延すると当然、仙台からの新幹線にも乗り遅れます。
結局、東京到着が1時間以上遅れることになってしまいました。

いま、常磐線の車内(次は岩沼)で待ち合わせ時間をズラしてもらうお願いメールを書いて、送っています。

小高駅から常磐線に乗って、原ノ町駅で仙台行に乗り換えたら、自分が座るボックスシートの窓枠を除菌シートで拭いている老婦人がいたけれど、移動する場所で手指に触れそうなもの全てを除菌シートで消毒して、どれくらいリスクが下がるんだろうか?

(電車の吊革、手摺、トイレドアの取手、トイレ洗浄ボタン、エスカレーターの手摺、エレベーターの昇降ボタンetc.

東京出張ね、
コロナウイルスのリスクがないわけではないけれど、
この世の中はあらゆるリスクで満ち溢れているんですよ。

マスクしてても感染るときは感染るらしいから、それを引き当てるがどうかは運不運
だと思います。








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走った!

2020年03月01日 18時58分26秒 | 日記
クラッシックバレエを約3時間やった後に、
走れるかどうか未知の領域だったけれど、帰宅してすぐにランニングウエアに着替え、走ってみた。

昨日は平均6分10秒/kmで走れたのに、
今日は6分29秒/kmが限界だった。

やっぱり、脚が重かった。

その代わり、距離を少しだけ延ばした。

心が苦しい時は、体を追い込みたい。

もっと、もっと、追い込みたい。

限界の先の先まで体を追い込めば、心をなだめることができるかもしれない。

魂がわたしから抜け出して、体の先導をしてくれるところまで、体を追い詰めてみたい。

わたしが求めていることは、修行に近いのかもしれない。

(山岳耐久レースにも復帰したいので、体内年齢は30歳くらいにしてみます。体脂肪率をもっと低く、筋肉量をもっと多くすれば、いけるはず)









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今日は日曜日

2020年03月01日 16時35分00秒 | 日記
日曜日は、ミサとバレエの日なんです。

2週間ぶりのバレエ。
13時〜16時まで、2レッスンを受けました。

このあいだ、仙台のチャコットで買ったレッグウォーマー(足首から太腿まで覆われる)で、ちょっと気分が上がりました。

レオタードは、バレエを再開して初めて、紫ではなくピンクのレオタードを着ました。

もうちょいうまくなったら、
レオタードとスカートとボレロを新しく買おうかな。

今年の秋ぐらい目標だな。








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洗礼志願式

2020年03月01日 12時07分00秒 | 日記
今日は、カトリック原町教会で、洗礼志願式が執り行われました。

わたしは、4月11日の復活徹夜祭のミサの中で洗礼を受けるのです。

洗礼名も決まりました。

(洗礼後に、明らかにします)

洗礼志願式の後半、解放を求める祈りの後に、幸田和生司教から救いの油を授けていただきました。

「救いの油を受けなさい」

と、額に十字の塗油を受けました。

そして、ミサ終了後に、灰の水曜日に受けられなかった、灰の十字も額に受けました。

「あなたは塵、塵にかえる」

今日は三・一独立運動の日でもあります。

わたしにとって、特別な日になりました。

(ふたば未来学園高校、小高産業技術高校の卒業式には列席できませんでした。ごめんなさい)






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新刊が出ました。

2020年03月01日 01時11分00秒 | 日記
新刊『南相馬メドレー』の表紙には、
わたしがスマホで撮った写真が使われています。

装丁の鈴木成一さんが、わたしのブログの写真から選んだそうなんですが、正直、え? これ?と驚きました。

写真にうつっているのは、わたしが窓辺に生けた花です。でも、ずいぶん盛りを過ぎている……

季節にもよりますが、わたし、いただきものの花束を1ヶ月以上持たせる名人なんですよ。茎を切断され命を断たれて花束にされたわけだから、なるべく長くきれいに咲かせてあげたい。
切り花は、水に浸かった茎の切断面や葉っぱから傷んでいきます。傷んだところは切っていって、花瓶の水は毎日換えて、最後は、大丈夫な花だけ抜き取って一輪挿しに移して窓辺に並べるんですがーー、まさに、その写真なんです。

う〜ん、これかぁ、と思ったけれど、長年装丁をお願いしている鈴木成一さんですからね。鈴木さんが、これって言うんだから、これなんだろうと思って、これで行きましょう、と担当編集者の朝川桂子さんに伝えました。

出来上がった本を手に取って、
力が抜けた感じが美しい、と思いました。
本屋の平台に並んだ新刊を見ると、どの表紙もみなこれでもかというくらい気合が入っている。気合のおしくらまんじゅうの中で、ふっと鼻歌を耳にするような感じに仕上がったのではないか、とーー。

『南相馬メドレー』、いい本です。

朝川さん、色紙遅くなりました。
明日の月曜日に発送します。











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